CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< June 2020 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
南会津へ行く 2 ( あやうたの家 3 )
 
泊まる宿は本家亀屋といい、
300年ほど前に建った曲り屋を宿にしたものです。
屋根はもともと茅葺でした。




当主は13代目。星さんという方で、
この辺りはその名字の方がたくさんいて、お互い屋号と名前で呼ぶそうです。
先代より民宿を始められたとか。

囲炉裏のある吹き抜け。



吹き抜けの上の
屋根裏ではかつては蚕を飼っていたそうです。

右手の大黒柱は栗でした。
よく見るとあちこちの柱が栗です。
この土地の材なのですね。

この部屋はもとは客用の座敷で
日々の部屋はその右手にあり、そちらにも囲炉裏があったとか。
さらに奥が土間になっていて、そこには
かつて馬が飼われていたそうです。柱に馬のかじった跡もありました。

山菜や岩魚など美味しい山の幸を頂きました。

もともと静かで鄙びた温泉地だったようですが、
原発事故の風評被害で訪れる人はずいぶん減ったそうです。
問題のない数値のようですが、なんともやりきれないことでしょう。


早朝。



清々しい空気と水が集落の中を流れています。



茅葺の曲り屋。



祠のふもとにある共同浴場。
ここも大切につかわれて、気持ちの良いお湯でした。

ここのお湯は透明に澄んでいて、
そのままで入れる温度の、
国内でも数少ない温泉だそうです。
とてもいい湯でした。

山の奥、
澄んだ水の流れる
純度の高い、澄んだ湯の湧く土地




こころしずまる場所。
また機会があれば行ってみたいところです。



材木屋さんに向かい、材選びに。



栗の大黒柱を選びます。
仕上がり6寸になる良い材がありました。



栗の丸太。こちらは床板になります。




色々な樹種の材が見られて面白い場所でした。













| 『木を植える (あやうたの家)』 | 11:46 | - | - |
南会津へ行く 1 ( あやうたの家 2 )
 
臼杵さんの自邸で使うための
栗の柱を、南会津の材木屋へ
臼杵さんと一緒に見に行くことにしました。

南会津から東北には広葉樹が沢山あります。
こちらではなかなか見つからないような材もあります。
クリやナラ、桜、ケヤキ、ナシなど・・・。
そしてまた未知の土地に興味は尽きません。

臼杵さんと京都駅を朝7時半に出て
日本海側から高速を北上して南会津へ向かいます。
およそ10時間走ります。距離を実感。

山道の土砂崩れなどからコース変更をしながら、
高速を降りてからも
山の中へどんどん進んでようやく到着。

まず 材木屋のオグラさんへ下見。



森の中の静かな環境です。
小雨降る中、
周囲ではハルゼミの微かに震えるような音が
幾重にもこだまするように響いています。







製材した材を保管して乾燥させる倉庫。
様々な材が積まれていて面白いです。

周囲の山をよく見ると、今ちょうど栗の黄色い花が咲いていました。
あちこちで見かけますから、
栗はこちらでは、縄文の昔以来、ずっと身近な存在なのでしょう。



さらに奥へ入り、
湯の花温泉に泊まります。

澄んだ水の川が流れる鄙びた温泉。
静かです。



木製の橋を渡ると・・・



川べりに共同浴場の小屋が。



いしゆ と呼ばれています。

昔々、大きな石の脇に湯が沸いていたのを
見つけて、使ううちにこうして
屋根を掛けたのでしょう。
集落の人たちに大切に手入れされています。
簡素で清らかな場所。

透明な少し熱めのお湯がこんこんと湧いています。
湯の中でからだが芯からほぐれていきました。




見上げると、簡素な小屋組み。
余計なものが何もないのが清々しいのでしょうか。
できあがりを誇るようなものもなく、
飾るようなものもなく、
そこに沿うように、きれいに、
出来る限りのやり方で囲う。

こんな小屋に来るといつも、
その場所に、
人が初めて出会って、
うれしく思い、
そこをありがたく使わせてもらおう、
と決めたときの
人の素直な気持ちを感じます。

それに似た初々しいものをまた、
いえづくりの神事の際にも感じます。

そしてそのこころもちが
何か日本のたてものにはずっと流れてきていて、
たちあらわれるかたちの中に、
実は息づいているような気がします。
見えにくくなっていることも沢山ありますが・・・。

ここではその初々しい感動は
日々のくらしの中に生きて、響いていて
それがここを大切に、
気持ちよくつかうことにあらわれているのだろうと
感じます。












| 『木を植える (あやうたの家)』 | 11:45 | - | - |
木を植える ( あやうたの家 1 )
 

漆の木。




今ちょうど花が咲きかけています。
植えてからこれで7年経っています。
あと3年すれば、漆がとれるようになるそうです。




植えたのは臼杵さん。

北向きですが日当たりのよい斜面です。
風がよく通りそうです。
植えた年は少しずつ違いますが
全部で200本植えたのだそうです。

臼杵さんが漆かきを学んだ、
岩手・浄法寺の漆かき職人さんは
1日大体50本の漆をかくそうです。
一度漆をかいたら少し休ませて、次にかけるのは4日後。
(⇒漆かきの様子

200本は一人の職人さんが
ずっと連続してシーズンの間、
漆をかける本数ということですね。

漆の間にかつて植わっていたすももや
柿が所々に残っています。
かつては果樹の畑だったそうです。




眺めの良いところです。
ここは四国、讃岐の国。
いつもお世話になっている
木工家の臼杵さんの生まれ育った場所です。

讃岐は平野が広く、
湿り気の少ない、温暖で
風通しのよい土地、という感じです。
讃岐うどんの本場。
黄金色に色づいた小麦畑もあちこちで見かけました。
湿度が少ないので昔は木工も盛んだったそうです。
漆も使っていたとか。


この周囲は、かつてはよく手入れされた田畑だったそうですが、
人が減ってその田畑が少しずつ自然に戻りかけています。
今、日本中の地方で見かける光景です。



臼杵さん、
ここに新しいアトリエと住まいを計画しています。
今日はその相談で下見にやってきました。



何だか素敵な印象の場所です。

ここなら自分の植えた漆をかいて、
そこで木工もできます。
合間に田畑を耕し、そこで暮らす。

臼杵さんの制作には理想的な環境かもしれません。

そのベースになる住まいを
設計させてもらうことになりました。
楽しみです。


臼杵さんとの話の端々から、にじみ出るように感じること・・。

こうして漆を植えて、制作の環境をつくっていくこと・・

それがなんだか、今想像しているより
大きな何かに育っていくような気がします・・。


木が育っていくうちに
思いもよらないような実や、
木陰や鳥の巣や、
周囲に環境をつくっていくように。



臼杵さんが
漆 や 木工 や ものづくり や 生きること に
純粋に抱いている 熱さ

と、いう 木 を
今ここに植えているのだな、と

感じました。












  臼杵さんのブログ












































| 『木を植える (あやうたの家)』 | 21:16 | - | - |
<< | 2/2PAGES |