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新しい浴室棟
28日の朝の様子。静かな光。






昨日、設備のベテラン西田さんが配管工事をしてくれたので
今日は次の左官工事の工程に移れる。



ここは右からトイレ、洗面器、洗濯機が並ぶ。



正面突き当たりはバスルームの中のシャワー水栓のつくところ。
まだどういう場所になるのか、影も形もわからない、
と言ったところ。


一夜明けて、今朝の現場。



コンクリートブロックが積まれ、
壁が立ち上がって
新しい浴室棟の形が見えてきた。
左官の宮部さん曰く、
『がんばりました』。そうですね、ホントに早かったな〜。
早いだけでなく、宮部さんは研究熱心で腕の立つ左官屋さんで
壁を塗ってもよい雰囲気で仕上げてくれる。
・・この家でも1階の和室周りは
宮部さんが土壁を塗ってくれるので楽しみにしている。



床がかさ上げされるので埋め戻しをしてある。
仕上げモルタルの割れ止めのワイヤーメッシュが敷かれている。



昨日はよく分からなかったが、
こうなるとここが浴室のシャワーの場所となんとなく分かってくる。



浴室棟は母家と躯体を切り離した造りになっていて、
母家の木造部分とはクリアランスをとってある。
これで母家側躯体の足元は通気が確保されると思う。
通気があれば、湿気からくる木部の腐朽や蟻害は防げるだろう。

又、浴室棟自体も躯体が
コンクリートブロックで出来ているので
木造のように腐ることが無い。
コンクリート基礎を高くして浴室の下の方の壁をつくるというのは
木造住宅では馴染みのつくり方だけど
脱衣室も含めて、独立した別棟にしてブロック壁で造ると又違った印象だ。



この造りなら年数を経ても、
解体時にみたようなことにはならないだろう。
母家の為にもよかったと思う。



既存のブロック塀を利用して浴室棟を造っている。
新しく立てた間仕切り壁は
その補強の為の控え壁にもなって一石二鳥。
以前は増築した工場の一部だったところで、
土間コンクリートも、一番奥のブロック壁も
そのまま取り込んで利用することが出来た。



ブロックの上は木で窓や屋根を造る。



浴槽を据えるためのレンガを設置したところ。
浴槽はちょっと奮発して、高野槙の浴槽を入れることに。
今製作中。やってくるのが楽しみ。














| 『改装中』 | 21:48 | - | - |
設備工事


現場は設備の配管工事が始まった。
元の増築工場のコンクリート土間を割って配管を行っているところ。
ここに新しく浴室などの水周りが納まる。



排水は既存の桝でレベルが決まってしまうが、
既存の土間の上に浴室などが納まる高さで床レベルが決められた。
そこに合うように配管を設置する。
これは浴室の土間排水になるところ。



大工工事は順調に進んでいる。
壁の下地が出来上がり、
床板の下地になる大引きが施工されるところ。
家の中には檜のよい香りが漂っていた。



| 『改装中』 | 06:45 | - | - |
新しい軸組


暗くなったが現場での作業は続いている。
今日は南側の新しい外壁の骨組みに当たる部分が
出来つつある。
昨日根継ぎした柱の周囲が出来上がっていく。



昨日根継ぎした柱には既に足固めがついている。



櫛谷さんが差鴨居を加工している。
さっきまではただの角材だった
木材が大工さんの手によって刻まれ、
全体の中で役割を果たす形に変わっていくさまを
普段現場であたりまえのように見ているが、
普段と少し違った立場であらためて見てみると、
これは素晴らしい技術だと、
素直に驚嘆する。
木と木がそれによって結び合わされていき、
新たな場が立ち上がっていく。
古びた家が新たな部材で甦っていく。
刻み込むノミの一打ちごとに、
家の気が新たになっていくように感じる。

設計は現場のこういう技術がなければ成立しない。
あらためてこういう人たちと一緒に仕事をしていること、
仕事をしてもらっていることに
喜びと感謝の念が起こってくる。



今日は今年一番の冷え込みだったらしい。
寒い中での仕事で申し訳ないようだった。
ご苦労様でした。有難うございます。




| 『改装中』 | 22:40 | - | - |
根継ぎ


浴室棟は基礎まで解体が終わり、いまや痕跡をとどめていない。
ずいぶんすっきりした。



もう数十年見ることの無かった景色が
空き地になった庭から見える。



解体の終わった浴室棟と接していた母家の柱と土台。
モルタルの中に埋まり、水を受けていたので
木にとってはかなり厳しい環境。
虫に喰われ、腐ってしまっても仕方がない。

今回の改装では
なるべく躯体の木部がそのような状況にならないようにしたいと思う。
現場で櫛谷さんと話しながら、
具体的な形や納まりを検討した。
土台は設置せず、足固めで柱をつないで
床下の通気も確保する方針。
昔ながらの伝統工法のやりかたで
室内の増築部分もそのような形になっている。

残す柱の腐った根元を交換する、
根継ぎを行う。



傷んだ部分を切り落とし、
根継ぎするための接合部の加工をする。
立ったままの柱への作業はしにくいだろう。



立っている柱の加工と
新たに継ぎ足す部分の加工が並行して進んでいく。





新しい部材が組み合わさったところ。
『金輪継ぎ』という継ぎ手。
複雑な形状で、継ぎ手としての強度も高い。
一見、どうやって継いであるか分からないと思う。



新たな形が出来つつある。

| 『改装中』 | 00:17 | - | - |
今日も解体は続く 


昨日に引き続き、解体工事進行中。
残っていた木部の躯体も解かれて、レンガ積みの基礎を残すのみ。



浴室が既存の排水桝の上に造られていたことがわかって
よく問題が出なかったと皆感心(?)する。
もし詰まったりしていれば直しようが無かった。



鉄管の水道管は腐ってしまって破裂寸前。
塩ビ管は地中などにあって紫外線にあたらなければ
ほとんど劣化しない・・。
こうして解体していくと、40年ほど前の工事が明らかになる。
時間が経っても、
当時の工事の際の判断や諸々が見えてくるものだ。
何か生々しい感じ。
ちょっと遺跡の発掘の様でもある・・。

もちろん、こういうことは現場の人のほうがよく知っているので、
その話を聞いていて分かることが沢山ある。
なかなか面白い話が聞けたりもするものだ。
櫛谷建築の設備Nさんはベテランだけあって、
経験も弁舌も豊かなので
古い話も色々知っていて面白い。
(ま、ここだけの話、ちょっと話が長いときもある(笑)が、
聞いておいて損はない。
経験から出た言葉はやはり面白いものだ。)

皆さん、ご苦労様です。有難うございます。



| 『改装中』 | 19:58 | - | - |
解体
大寒の今日、増築部分の解体が始まる。
朝、解体前の姿。



左の方が浴室などの並ぶ元からの増築部分。
母家と離して浴室、便所を並べるのは町家ではよくある形式。
夕べは風呂の入り納めもした。
右の方は前の住まい手が増築した工場部分。



織り機の設置上、高さが必要だったのだろう。
屋根のかけ方に無理があり、
それが原因の雨水の侵入も見られる。
普通はこんな増築しないよな・・。家の中も暗くなるし、
生活の場としての家、という考えは無かったのだろうか。
たとえ仕事の為とはいえ、
こんな風に家や生活を粗末に扱っては、勿体ない。


屋根の上から見たところ。



赤い鉄板屋根が工場増築部。
屋根が母家の瓦屋根に被さっているため、
雨樋がどうしても室内に入ってしまう。
左の瓦屋根は浴室便所棟。右はお隣の増築部。



工事の一段落した母家室内側。
よく馴染んで納まっている。
・・・これから始まる解体を前に
家にはなんとなく静かな緊張感が漂っている。
解体とはいえ、
これは治療不可能な虫歯か腫瘍をとるような内容で
家自体にとっては悪いことではない。
先述のように、工場部分は屋根に無理があるし、その為雨仕舞もよくない。
浴室棟は水が床下から土台へ回っているだろうから
傷んだ部分を纏めてごっそりとってしまうことになる。
そのことによって、傷みが母家部分に波及するのを防ぐことが出来る。

解体が始まった。





浴室棟の壁がほぼ無くなり、工場部分の屋根が落とされていく。
数十年ぶりに光が差し込む。
家の中が明るさを増した。



浴室棟。解体された壁とタイルの残骸。



浴槽のあった横の壁内部。
柱も内部の木部も完全に腐っている。



木摺下地の上にモルタルタイル貼りの浴室壁。
手前の土台は腐ってなくなっている。
タイルや浴槽から考えると、
この風呂にしてから30年くらい経っているだろうか。



トイレのあった部分。
ここも柱も土台も腐っている。



このようなつくりの古い家では必ずといっていいほど
水周りの柱や土台は傷んでしまっているという。
櫛谷さんの話では
水が回っていなくても腐っていることが多いそうだ。
大壁の中で木が蒸れてしまうのか、
いずれにせよどうしても湿気が多くなる場所だから
腐朽菌やシロアリにとって好環境になってしまうのだろう。

その造りからして腐朽は避けられないのかもしれないが、
そういう意味ではこのように母家から切り離して
別棟にしてあるというのはとても理に適っている。
適当な時期が来れば、
このように解体して修理することが出来るからだ。
そのことで母家の構造部を傷めずに修理して
家をもたせていく事が出来る。先人の智恵。





工場の屋根が完全に取り払われた。
変なテンションがかかっていたのが無くなってすっきりした。
解体と共に、そこに残っていた思いも消える。



再び屋根の上から。



工場屋根が無くなり、浴室棟の瓦が下ろされたところ。
中国の四合院の中庭のようだ。
周囲への影響も含めて、ずいぶん雰囲気が変わる。



大工さんたちが埃まみれになりながら解体してくれた。
お疲れ様です。有難うございます。

ただ、見方によっては古いものを解体するのは
つくり手にとってはいい勉強になるかもしれない。
つくるものが時間を経たときにどういう状態になるのか、
原因と結果を実際に目にすることが出来るからだ。
身体を使って解体することで、
例えば腐った柱の強度や板のたわみ具合など、
様々な情報が身体感覚として記憶されていくに違いない。
・・現場で見ていて、そんなことを思った。




母家の屋根の瓦製のトップライト。
今は作っていないのだろうか。なかなか面白いのだけど。


| 『改装中』 | 23:50 | - | - |
進行中
着々と進んでいる家の改装。
寒い中、ご苦労様です。
段々出来上がってくると、
改装した部分が元の家によく馴染んでいるのがわかる。



これはこの家の雨戸板を腰張りにしたところ。
木目の柔らかい部分が長年の風雨でやせて削れ落ち、
凹凸のある表面になって美しい表情を見せている。
きっと出来上がると元からこうだったと
思うような仕上がりになるだろう。
櫛谷さん、いい提案でしたね、ありがとう。家も喜んでます。
うちの設計の考え方をよく分かってもらっていて、
私もうれしいです。



どこかで使えると思ってずいぶん前に購入したタイの古い扉が
ようやく日の目を見た。
これは久美の提案でここに使うことに。
横は大きな白壁になるので、この扉はきっとポイントになると思う。
長年寝かせた甲斐あって(?)、相応しい場所が見つかってよかった。
よい見立てでした。
これは料理教室に来た人へのクローゼット。

大工のだいちゃんが塗っているのはわびすけという塗料。
紅柄や松煙墨、油を混ぜ合わせて塗る古来の塗料の既調合のもの。
町家の改装などではいつも大活躍する。

掃除もされて、
修理と改装が進んでくると、
この家が持っていた魅力が見え始めてきた。
冷えてこわばっていた表情がほぐれて
笑みが戻ってきたような印象。


家は掃除や修理といったお手入れが大切です。
住む人の体と意識の延長でもあるから。
お手入れした分は住む人にもきっと戻ってきます。
双方の間にはエネルギーが循環しているのです。

そういうことを
こういう改装の現場ではあらためて実感するものです。


| 『改装中』 | 00:31 | - | - |
大工工事再開
我が家の改装は今日から再び大工工事が再開。
櫛谷建築の皆さんは親方以下、皆誠実な仕事ぶり。
櫛谷さんがいなければ完成できなかっただろう数々の仕事がある。
それを思い起こしつつ、昨日に引き続き、感謝。



朝のうちに家の図面をまとめて打ち合わせ。
掃除をしていても感じたが、
だんだん形が出来てくると、よい家になる気配がしてきた。
家が生きるように要らない部分と要る部分の整理整頓。



古家が生き返りつつある。


| 『改装中』 | 01:42 | - | - |
そして今日も作業は続く
残り少なくなってきた正月休み。
終日の作業が出来るのは今日が最後なので
家の埃落としに夫婦二人して朝から励む。



漆喰壁の埃の様子。
築70年余、多分一度も埃落としされていないと思う。



アップにするとこんな具合。
漆喰の糊成分が効かなくなって浮いてきたらしい。
そこに埃がのって、こういう状態になっている。
手で触ってもぼろぼろと粉状になって落ちてしまうので、
このままでは上から仕上げをすることが出来ない。



で、それを下地の土壁部分が見えるまで剥がすのだが、
こそげると粉状になって舞い上がってしまうので、
このように完全防備が必要。
防塵マスクもしているがそれでもかなり吸い込んでしまう。

外壁側は湿気の影響が大きかったのか内壁と比べて
漆喰の浮きが大きい(付着力が弱くなっている)。
落とす道具は色々試して、
ここはデッキブラシでこすり落とすのが一番効果的。



ほぼ落とせたところ。
土壁が見えてきて、梁や柱の軸組みもしっかり見えてきた。



舞い上がる埃、射しこむ光。
息苦しいが、美しい・・。



家がそれまで見せなかった姿を見せ始める。
・・なかなかよい雰囲気。
作業しながら二人で、フランスの馬小屋のようだとか
古い教会みたいとか、フランチェスコの壁画の壁のようだとか
感じるままに好きなイメージを当てはめて言い合うのが楽しい。
見上げるような吹き抜けの土間空間なので、
出てくるイメージが西洋のものになるのだろうか。

現代の生活様式や感覚は、
和室ばかりの空間ではもはや生活が成立しないだろう。
が、たまには和室に身を置いて
姿勢を正して座る、ということもしたいので
今回の改装では和室も一室残しておくことにしている。



この家も光が美しくなりそうだ。





前の住人が庭に増築した部分は今回解体する。
仕事場のスペースを広げたのだろうが、
トイレやお風呂のある部分の屋根に無理やり載せたような
増築になっていて、ちょっと痛々しい。よく今までもったなあと思う。
家はきっとうれしくなかっただろう。
トイレや風呂のある部分も
風呂からの水が漏れているので、
主家側の土台や柱の構造部に影響を及ぼす前に
解体して新しく造り直す。



大変な作業だけど、
その間に様々なことが見えてくるし、
アイデアも思いつくし、愛着も湧く。
家はやはり住む人が手入れしてこそ、だと思う。
やってみると案外、そこにしかない楽しさや
終わった後の充実感があるのです。











| 『改装中』 | 22:50 | - | - |
改装中
1年寝かせた(?)自宅の改装工事中。
忙しくて自分の家のことは後回しになっていたが
紆余曲折あって、ようやく着手できた。
縁あって、上門前の家の改装も手がけてくれた櫛谷建築に
工事をしてもらえることになった。




事務所の上門前の家より大掛かりな改装工事になる。
2階の部屋の増築部の構造部。
柱と足固めでしっかりしてくると、家もしゃきっとしてきたようだ。





かなり姿が変わることになるが
家のためには今よりきっといい形になると思う。



| 『改装中』 | 02:28 | - | - |
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