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京都・岡崎の家 2

 

現場の方は

各所で作業が進んでいます。

 

 

縁側周りは

開口高さが上げられて、以前より開放感が出てきました。

 

 

1階主室は

天井下地が出来上がり、

電気の配線工事進んでいます。

 

 

ハイサイドライトと

光を導く天井。

姿が感じられるようになってきました。

 

 

階段には

新たな天窓から

新たな光

 

 

この光は

障子越しに

2階の室内にも導きいれられます。

 

 

現しになった丸太梁と

勾配の付いた天井の

新たな関係

 

2階の部屋は

印象を一新して

のびやかな空間に

生まれ変わりつつあります。

 

 

2階東向きの円窓

 

引き分けの内障子だけでは

雨風はしのげなかったでしょう・・

かなり傷んでいました。
 

 

下地の篠竹と蔦の編みこみは

材料を新しくして復元。

雨風が入らぬように

スチールでFIX窓を設置しました。

 

 

いい空間になっていく兆しが

そこここに感じられてわくわくしてきます・・・

現場に身を置いていると、

その兆しがまた仕上げに向けた

新しいアイデアや方向付けを教えてくれます。

 

 

交錯する勾配天井

主室と厨房の間には垂れ壁ができるので

奥の下屋根の流れが続いて見えるのは

今だけの光景 

 

 

ハイサイドライトからは

下へ向けた光、

そして登り梁の上にできる壁が抱きになって

入る光を反射で増幅してくれるでしょう。

 

 

奥へと繋がっていく主室

差鴨居で柱間が補強されています。

 

 

こつこつと確実な作業で

現場は仕上がってきています。

現場の皆さん、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回<  >つづく

 

 

 

 

 

 

 

(→ スタッフ募集中です  )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 京都・岡崎の家 』 | 12:57 | - | - |
秦町の家 4

 

年が明けました。

 

家の方はおかげさまで

暮れに無事に引渡しも終わり、

住まい始められています。

先日、残工事の最終確認も終わりました。

 

それまでの現場の様子をもう少し・・

 

 

外部仕上作業が完了して無事に足場も取れました。

 

古材の造作の様子・・

 

 

玄関の式台は

杉古材板と栗の曲がった古材柱を框にしました。

(これは仮に板を当てて色合わせをしているところ)

 

新しい部材でできた中にあって、

柔らかい部分が磨り減って浮き上がった木目や

枯れた木の表情は

落ち着いた風情をもたらしてくれます。

主に玄関や和室周りに使いました。

 

キッチン周り

 

 

タイルが貼れて、造作のシンクなども設置完了。

 

2階の南面する窓は最終的に

計画時のサイズにまで大きくなり・・

 

 

軽く腰掛けられるような手すりをつけました。

 

外に大きな木が植わって

この窓から梢が見えたりすると

素敵な眺めになりそうです。

手の届くあたりの枝に果物などを刺しておけば

野鳥がやってきたりするでしょう。

お向かいの家との緩衝にもなります。

庭がたっぷりあるので植えるスペースは十分ありますね。

先の楽しみです。

 

 

内部が仕上がっていくのに伴い、

外構も進んでいきます。

 

エントランスポーチの周りには

現場から掘り出された石を並べて段を造ることに。

 

 

ポーチの柱石も同じ掘り出された石を

加工したもの。花崗岩です。

だいぶ風化も進んでいそうですが・・。

 

 

こんな大きなものもあって、

これは縁側からの靴脱ぎ石に利用することに。

 

 

前面道路の道路後退があって

縁石を新たに据えています。

 

道が狭いので車の通り抜けが無いのは

住まいの環境としてはよいのですが・・

とはいえ、

この先の古い家が全部建て変わって

道幅が全部広くなるまでにはまだまだかかりそうです、

・・幸いなことに。

 

 

西に面した窓前に

植栽ができるようにブロックで囲って

土のスペースを造ります。

 

道の際には

何か大きくなるシンボルツリーを植えたいですね、と

ずっと話していました。

実のなるジューンベリーとか・・

近くに保育園があるので

そこの子達の楽しみになりそうだとか

色々想像して話しました。

・・・あとはお施主さまのお楽しみに・・

 

 

そうして迎えた引渡しの日・・

 

 

エントランスポーチも仕上がっています。

柱は栗の古材。

 

玄関から入った1階の主室と和室

 

 

 

和室は腰掛けて二部屋続きでも使えるように1段あげました。

足固めに入っているのは松の古材梁。

 

主室の西端にあるキッチン 

 

 

シンク下には

後から古建具で両開き扉をつけました。

 

和室

壁は手すき和紙貼り

 

 

収納は古建具目板戸を丈を縮めて設置

下は古材の地板(クス)に

これも古建具の引き込み小障子付き、

夏場寝たときの通風に、また地板への採光もきれいです。

 

左手主室との境には

4枚引き違いの古建具の入子障子付筬格子戸

入子障子を外せば遮りながら夏季の通風に。

巾がほとんどぴったりだったので

ここに来るべき縁があったのでしょうね・・

 

 

入子障子越しの光。

筬格子が濾過する光が美しいです。

 

和室の外には

 

 

縁側のような小さな小部屋

高さを絞った太鼓張り障子の開口があります。

 

ここには・・・

 

 

玄関からもダイレクトに入れます。

 

 

2階の方は・・

 

 

開放感のある多目的なスペース

右手は階段ですが、

手すり壁沿いにデスクなどを置けるようになっています。

正面は鉄格子の入った古建具引き込み戸。

なかなかめずらしい造りです。

 

この左手は・・・

 

 

ガラス屋根のあるユーティリティ。

正面の古建具の目板格子戸を閉めて

外出中も通風しておけるようになっています。

 

 

2階の掃きだし窓には

3枚引き込みの太鼓張り障子も入りました。

落ち着いた光、たたずまいになります。

ここに緑陰が映るさまもきっときれいでしょうね・・

 

 

という感じで

無事に完成、お引渡しを経て、

残りの工事が完了したのを、先日確認してきました。

もう住まい始められて幾日か経っています・・。

 

 

多少不便でも

当面は合う家具を色々探していきます、と

どこか楽しげなこの家のあるじ、

家族を迎えて、

家もどこか落ち着いたような感じ・・

 

もう少し言えば、

工事だけでは成し得ない、

いのちが家に宿ったのを

現場監督の木村工務店の篠田さんともども

見届けた日、になりました。

ようやく、ほっとしたような、よろこび・・・

 

 

 

木村工務店の皆さま、

あれこれなかなか手のかかる仕事になりましたが

最後まできちんと丁寧に対応していただき、

どうもありがとうございました。

ごくろうさまでした。

 

 

 

 

 

ここでの暮らしが

どうぞ喜びに満ちたものになりますように

 

 

 

 

 

 

森田建築設計事務所     森田 徹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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| 『 秦町の家 』 | 16:44 | - | - |
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