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立つ

ここ数日、腰が据わって自分ひとりで
うつぶせ状態から座れるようになった息子、門。
最初ゆっくりと、ずりばいのうつぶせから
ひざをそろえるようにして正座のように脚を曲げ
その上に腰を乗せて、手をついて反った背骨を起こしていきながら、
腰を直立させ、曲げた脚を片方ずつ伸ばし・・
とゆっくり動きを確かめるように一人で座った。
で、ニコニコ笑ってくる。
すごいな〜、よかったな〜と感動。本人もうれしげ。

目線の高さや位置が変わると
世界の見え方も捉え方も変わってくるだろう。
例えば基本的に水平にしか動かない犬と
立体的に動ける猫では世界の見え方が違うために
状況把握もその後の行為も違ってくるのが
うちの犬猫たちを見ているとよくわかる。
同じことは人でも言えるのではないかな・・。

2日もすると慣れてするすると座るようになった。
正座状態なしで開脚状態からでも座れるようになったなと思っていたら、
数日たった昨日、ベビーベッドの柵につかまり立ちするようになった。
急速な進歩に驚く。そして又そのときの
得意げなほこらしげな表情、といったら・・
こちらも喜びがあふれてくる。 新しい世界のはじまり。

首が据わって縦の世界を知ったときにも
外から見ていても印象が変わったけれど、
こうして自分の力で座り、立ち上がれるようになるのも
また印象が変わった感じがある。

子どもの成長をそばで見ているのはそのまま
人間の経てきた進化を見ているような感動もあって、
人間という存在の素晴らしさをもまた
あらためて教えられるような日々。


しかし、そのようなことに思い至る前に、
子どもの初めての行為に立ち会えた瞬間、
親として素直にとてもとてもうれしいのです。
















 
| - | 10:43 | - | - |
竹小舞と開口部工事(にろうの家6)

春を思わせるような
あたたかく晴れた気持ちのよい日。
現場の近辺では名産のイチゴの直売所が開き始めています。




現場では引き続き
竹小舞を編む作業と開口部周りなどの大工工事が進んでいます。




母屋の方は
ほぼ小舞が編み終わりました。




内外とも基本的には小舞下地の壁が周っています。
この状態もいつ見ても美しいなと思います。

今日は暖かいとはいえ、
まだまだ夜間は零下まで冷え込む日が続くので、
塗った土の凍結を避けるために
壁土をつける作業はお彼岸明けくらいまでひかえる予定です。




筋交い越しの小窓。
縁側から向こうの景色が見えます。
引き込み障子が入ります。




外から見たところ。
外側にはガラス戸と網戸が入ります。
外壁は土壁の上にさらに断熱と下地をつけて
板張りの壁になります。


離れも竹小舞がだいぶ進みました。




こちらは竹小舞と柱の際に小板を打ち付け、
そこに穴あけして
間渡し(えつり)竹を差し込んでいます。




柱や土壁が乾いて縮んだときに
必ず出きる柱とのすきまを防ぐためのものです。
古い家ではよくその細い隙間から外の光が射し込むのが見えます。
収縮は防ぎようがありませんが、
隙間がまっすぐ通らなければ
風の吹き込みなどはかなりましだろうと思います。

この部材を辺付(へんつけ)というそうです。

桂離宮の古書院の土壁下地が
このようになっているそうです。
よいアイデアだと思います。

縁側周り・・




低くて深い軒の生み出す気持ちよい場。


壁付けの腰窓は大体内障子がつき、



何ヶ所かは出窓になります。



庇を受ける出桁下の腕木に
出窓が納まるようにしましたが、
造るのに手のかかる場所ですね。ごくろうさまです。



離れも着々と進行中。



相談中の棟梁と親方。

土壁の付くまでに納める仕事が済むとしばらく
現場はお休みになります。





















 
| 『 にろうの家 』 | 20:55 | - | - |
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