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『 ゆるり 』 5

ちょうど一週間前の現場、
天窓のシートが外れたところ。




天窓は三つに分かれています。



垂木から上の垂れ壁の長さがわかります。
ここが光の抱きになり、この間で光が反射しながら
室内に射し込んできます。




とても明るくなりました。



今日の現場の様子。
脚立の上で作業するひろくん。
垂れ壁の大きさがよくわかります。




天窓と反対側の垂木側は
天井下地が出来上がっています。




天井、床、壁がおおよそ出来上がってきました。
仕上げに向かっていきます。



















 
| 『 ゆるり 』 | 20:36 | - | - |
新しい風景


竣工しておよそ1年半ほど経過。

小道側の塀には
塀上に設けられた木製パーゴラに
ムベやテイカカズラ、トケイソウなどが絡んで茂り、
足元の笹も順調に育ってきました。
右側の川沿いの土手も
新しく入れた紫陽花などの植栽が根付いて
明るい印象になってきました。

元は植物がぼうぼうに茂って、
落ち葉で埋まった暗い印象の小道だったのです。




塀の内側の庭が変わって、
塀や土手も整えられて、場の印象が一新しました。

建築物が植物と一体になりながら
新しい風景を生み出しつつあります。

道路のアスファルトが
マサ土舗装や石敷にでも変わると
さらにいい雰囲気になりそうですが・・。
管理が行政では
そこまで気の利いたことはできないでしょうね。






















 
| 『 O project (桜鹿荘)』 | 23:43 | - | - |
新生

午前中、
仕事に行く前になんちゃんが上門前の家に
二つの花束を届けてくれた。
一つは
3日前にこちらにやってきた、
スタッフのくりくりとともこさんの赤ちゃんと
親になった二人のために。
もう一つは、
3年前の今日、
旅立っていったリラのために。
今日の午後、久美と門と僕、
そしてくりくりと一緒に、ともこさんと赤ちゃんに
逢いに行くことになっている。
去年の今頃、なんちゃんと久美といっしょに
リラの海へ行った時には、
一年後にこんな状況になっているとは
想像もつかなかった。
でもタイミングよく届いた
百合(天)と薔薇(地)の花束は、
見えないけれど確かに巡っている、
いのちの循環を暗示し、
思い出させるようでもあった。
なんちゃん、ありがとう。・・・リラ、見ている、ね?

母親になったともこさんは
余計なものがことごとく落ちて、
野性と母性が目覚めたようにきらきらと存在していた。
生まれたばかりの赤ちゃんは、とにかくかわいい。
まだどこかに胎児の印象を残しながらも
この世界に慣れていこうと必死な様子に胸を打たれる。
生まれて3ヶ月経った門と並んでいると、
その間にどれだけの成長と変化があったか、
その大きさに驚く。
全力で生まれて来て、全力で育っていく・・。
門が生まれた日から今日までのことを、
新しくやって来た赤ちゃんを見ながら、
僕も久美も想い起こして振り返っていた。

お母さんによく似た赤ちゃんは
しっかりしてどことなく愛嬌のある面白そうな人のように見えた。
お父さんになったくりくりに抱かれている様子を見ていると
この二人の元へこの子がやって来たことに
とても納得がいく。喜ばしいこと。
そしてそれはどの子と親の間にもあることなんだと思う。
大人になるにつれて忘れてしまうけれど、
全ての人はそうした理由をわかって生まれてくるのだろう。

写真を撮るために、
赤ちゃんを抱いたお母さん二人に並んでもらった。
そこにはなんともいいようのない、
平和と愛と幸せが溢れ出ていた。
こんなに素敵で平和な光景があるんだ。
今日、逢いに来れてよかった。
どうもありがとう。
ようこそ、この世界へ。どうぞよろしく。























 
| - | 23:44 | - | - |
『 ゆるり 』 4

現場は大工工事が進んできました。
天井が張られつつあります。




一段上がった和室側の方は
板張りで仕上がってきています。




天窓が設けられた吹き抜けを見上げたところ。



両側の壁は白の大壁になります。

既存垂木の下に、新しい化粧垂木がかかって
その上に立ち上がる壁の下地が出来てきています。




その壁は
天窓を受ける垂木を支えつつ、
射し込んでくる光を受ける抱きになります。
壁が高く伸びあがっていくさまはなかなかのものです。
この吹き抜け周り、作業は手のかかりそうな箇所です。
ご苦労さまです。




入口側への見返り。
これまでなかった場が生まれつつあります。


























 
| 『 ゆるり 』 | 12:19 | - | - |

6月の最終日に家に網戸がついた。

猫のソレイユが来て以来、彼が出ないように
窓を開けることが無くなって、
家の中を風が抜けることも絶えて久しい。
門のことを思うと、
夏場の風通しがある方がよいので
表のミセノマの腰窓と
奥の吹き抜け側の掃き出し窓に
網戸をつけることにした。

櫛谷さんにお願いした工事は一日で終わって、
窓を開けて網戸をたてていると、
家の中を風がほのかに動いていく。
空気が動くのって
こんなに気持ちよかったかな、と思えるほど
新鮮な印象。
止まっていた何かが動き出したような、
家が呼吸しているような。
ささやかな工事だったけれど、
もたらされた変化はとっても大きい。

そういえば
6月はうちに新しい風が吹いた月だったなあ、と思う。
縁あって、ずっと以前から夫婦で夢見ていた茶色のピアノを
譲ってもらった。(それでまたチェコの農園にも縁が出来た!)
ピアノの調律にも来てもらった。
気功協会のおめでとう総会が上門前の家であって、
老若男女集ってそれぞれのおめでとうを
皆で共有し合う至福の時があった。
門のお宮参りがあって、
初めて今宮神社の本殿の前に入った。
お参りの間中、心地よい風がずっと吹いていて、
家族皆晴れやかな気持ち、心がからりと澄んだようだった。
風の歌・京都の2回目のワークショップがあって、
意識の筋トレ体験、そしてハーモニーの精妙な風を味わった。
新しいお客さんに出逢い、新しい現場にも出逢った。
赤ちゃんの如き木彫の慈母観音にも出逢った。
(その横に寄り添う、懐かしい白磁の壷にも出逢った。)
誠実に感じるまま、心の中に、
誰もが歩める見えない道を開拓していた人にもあった。
友人の画家が絵を描く行為と心のいとなみのつながりを言葉にしてくれた。
門と過ごす毎日は初めての新しいことの連続だ。
彼にとっても、僕らにとっても。

どの体験も総じて
風を感じるような、
そして、新しい始まりを感じるような出来事。

この日の網戸越しの風に
そのことを無意識のうちに感じていた。
そのまとめのようにやってきた網戸。


風は見えないけれど、
確かに吹いていて、変化を起こしていく。








































 
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