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NOT PILLAR HOUSE 1

陽当たりのよくないリビングを何とかし、
こどもたちの場所をつくりたい、
という話から始まった、
友人宅のリノベーション。




木造2階建の既存の家は、
手前にカーポートがあり、
1階の居間が奥まって光が届きにくい状態。
全体としても各部屋が
うまく関係づけられていられない感じでした。
幸い駐車場は別に確保できるので、
そこへの増築と内部の改装で
この家全体の光や空気や人の動線まで含めた流れを
再編して新しいいとなみの場をつくることに。


・・工事が始まりました。
数年前にリフォームした壁をめくると
中から木舞下地土壁が出てきました。
40年位前まではごく普通の仕様だったようです。




2階も天井も撤去して
壁と床下地までの状態にまで戻します。




・・・それからしばらくして



増築部が立ち上がってきました。



増築部は2階まで続く吹き抜けに。
天窓を設けて光を家の中に導きます。
そして、今までなかったのびやかな空間が
生まれてきました。




吹き抜けを介して1,2階がつながり、
空気と光が上と下を行き来するようになります。



うわ〜、なんだか明るい〜と
現場で盛り上がる施主のかつらさん一家。
ご主人は週末のみオープンの書店()を開き、
奥さんは麹づくりと綿花栽培→糸紡ぎに邁進する、
元気で明るいふたりのお子達のいる、
アクティブな家族にぴったりな家になることと思います!




















 
| NOT PILLAR HOUSE | 15:03 | - | - |
はるきたる

桜の下で微笑む妻、久美。
臨月。桜も咲き始めて
いよいよカウントダウンに入っています〜。




いつ来るのかな、と思いながらも
気分はもう既に一緒にいる感じがあります。
日本ではかつては数え年で
生まれた時に1歳と数えましたが、
その感覚の方が自然に感じられます。

お腹の中で赤ちゃんが体験している
成長の驚異的な速度や変化、母親の変化、
それをすぐそばで見ているこの数ヶ月は、
直接的な体験ではないにせよ、
生命の不思議をひしひしと身近に感じる貴重で
又幸福な時間を過ごしてきたように感じます。

母子が安心して出産出来るような環境をつくることが
父親の出来ること、と師匠の天野先生の言葉にもありましたし、
何が出来るかな〜と。その一環としてうちでは
出産後もいつでも食べられるように
最近、おむすびを毎朝つくってます。やるとこれもなかなか面白い。
今年の田植えはおむすび隊かもしれません(笑)、よろしく〜。


そんな感じで
今は機が熟すのを、ともども待っています。














 
| - | 01:05 | - | - |
かばたの家 9

現場は進行しています。



冬がようやく終わったところで、
外部仕上もほぼ完了してきました。


玄関入口部分。



沓摺石に古石を使っています。
よく馴染んだ表情です。


内部では・・



各場所で工事が進行中。
居間をはさんで西側に厨房が出来つつあり、




東側はかつての縁側までを
部屋としてとりこんでいます。




東室の天井は吹き抜けになって2階を
覆うように立ち上がり、
そこから上と下を光と空気が廻ります。




桐板の天井は光を下へと導いてきます。



低く抑えられた天井が
ここから見るときには場に距離感をもたらします。




北側に出来た吹抜は
仏間へ光を導き、
同時に南北の通風を確保します。




2階への階段。
かつてと逆方向へ架け直されました。




2階でも作業が進行中。



新しく出来た吹抜の外側が
新たな窓になり、内側には障子が入ります。




エイ油を塗った松梁。しっとりとして木が蘇ったようです。
板張の天井も完成しています。




1階の寝室で天井の確認。
ここには寝台の天蓋のような天井がかけられます。


全面的に手を入れられて
新たな家、新たな場が生まれていきます。
それもこの家が潜在的に持っていた可能性なのですが・・。

ここに住まいする
石津さんたちもお米づくりを通じて
代々続いて来た
農業や土地との関わり、くらしを引き継ぎつつも
潜在している様々な可能性を
新しく拓いていこうとしているように見えます。

この家もそのような姿勢を現すようなものでも
あるようにと想って、設計してきました。


玄関が出来上がりました。




既存のベンガラ塗りの軒桁がポイントに。
かつての姿を偲ばせながらも、
板張りで新しくなった玄関。
息子さんが笑顔でポーズ。



縁技建の皆さん、
ごくろうさまです。
もうひとがんばり、よろしくお願いいたします。























 
| 『かばたの家』 | 15:41 | - | - |
こども園ほしのこ

ねごろの家の現場の帰り、
近所に住むごとうさんが
素敵な場所に案内してくれました。

車道から田んぼの間をぬって
少し山の方へ上がったところ、
田畑の中にある、古い家。
どうぞ、と招かれたのは・・・




木造平屋瓦葺の立派な家、



ここは4月に開園する『こども園ほしのこ』です。

今、そのときに向け、ごとうさんをはじめ、西先生や
たくさんの人たちが準備の作業を進めています。
室内もみんなの手によって
壁紙が貼られたり、布をかけられたり、
と色々設え、整えられて、
明るくやわらかであたたかな雰囲気に
変わっていっているように見えました。
家自体のかつての暗くかたく冷えていた印象が和らぎ、
次第にゆるんできているような感じ。

こどもたちが、
人間としてもって生まれてきた命の可能性を
のびのびと開いていけるような場所をつくろうという
皆の夢と希望がはたらきかけているのですから、
変わらないわけがないな、という気がします。




『こども園ほしのこ』という名前に
込められた想いの大きさと豊かさと尽きぬ希望を感じます。

こども、地球の宝。

生まれてきてくれてありがとう。


開園までもう少し。
応援しています。

















  



 
| - | 16:06 | - | - |
ねごろの家 9

こちらの現場も外構が整うと全体が整います。
二軒の家の周りを巡って、それぞれの場所をどうするか
皆で話し合いました。




そうして見えてきた庭や外構が
出来上がったところを想像してみると、
見違えるような場所になりそうです。
楽しげで美しくて素敵な場所、
どこか子供の頃に夢想したような・・・
そんな場所になりそうな気がします。



大分さかのぼって、
元の母屋の内部改修の様子。
和室二部屋だった場所を再構築します。




天井を外して梁をあらわしにしています。



新設の天窓からの光。



広縁までが一続きの空間に。



新設天井面を確認中。
既存の梁と新設天井の取り合いを現場で検討しました。

数日後・・・




化粧垂木が架かった新設天井が出来ています。



天窓の部分。
開口からの抱きが出来て、光が反射します。




アンティーク・ステンドグラスからの光。
母屋も改修を経て、
新しいいとなみの為の場所に変わりました。















 
| 『 ねごろの家 』 | 00:31 | - | - |
土の中に光を見る ( ましこの家 1)

今日は栃木県の益子に
ある土地を見に来ました。

益子らしいおだやかな姿の山々の間をぬって、
のどかに田畑の続く道から
少し山の方へ入ったところにある
かつての梅畑。




果樹園としては手入れされなくなったここに
ずっと以前からの友人である陶芸家の郡司夫妻が
住まいと仕事場を建てることになり、
その設計を委ねられました。




工事を手がけるのは
彼らと同じくらい以前からの友人である高田くん。
一緒に土地の状況を確認していきます。

梅畑ゆえか、何か清々しい印象があります。
三方を斜面に囲われていますが、
残る一方は広く開けており、
よどみなく、気持ちのよい風が抜けていきます。
東と西からの光は充分に射しそうで、南正面には檜林をひかえますが
敷地の北寄りには光が届いて明るい場所をつくっています。




敷地の中に、
既に計画していた建物のアウトラインを想定の位置に描いてみて
場所との関係を確かめます。何本かの梅は残せそうです。
一番古そうな梅が仕事場のすぐ横で、印象的な姿で絵になりそうですし、
道からのアプローチなどで活かせそうなものもありました。
全部伐るのはしのびなかったので​ほっとしました。

梅の樹々にそのことを伝えます。
冬枯れの枝に春の芽をつけ始めた梅も、どこか
こわばらせていた梢の緊張が少しゆるんだようでした。

益子では懐かしい人たちとの再会もあり、
又、明るい高台の上にある高田家で
あたたかなもてなしを受けながら、打ち合わせをしました。
慎ましやかで愛のある家族の暮らしぶりに
代え難いあたたかさを感じます。どうもありがとう。


その夜、
足尾にある、今の郡司夫妻の住まいとアトリエに向います。
数年、彼らが暮らして仕事をしてきた場所のたたずまいを
もう一度、確かめておきたかったのです。

足尾はまだ雪の中にありました。





凍った雪の下を川が流れています。



愛犬チヨと朝の散歩。
鹿が雪の斜面を駆けていきました。
他に歩く人のない雪道の上には
彼らが日々歩いたあとだけが点々と残っています。


朝の彼らの仕事場には
澄んで静かな光が満ちていました。




同時にここには静かな熱がありました。
それは物理的なものだけではない、
あたたかさだったと後から気がつきました。

彼らがここで、
日々土と向き合いながら、ものをうみだしていくのは
土の中に光を、
少しずつ、ひたむきに見出して、
結晶化していくような時間だったのではないでしょうか。
足尾はそれに相応しい場所だったように感じられます。
そのとき、彼らが見ていた光と、
感じていた熱がここには息づいているようです。
お祖父さんの代にここで始まった、陶芸の仕事が
彼らの中で熟されていったような・・。

所を変えて、
その光と熱が豊かに広がり、
梅が梢にたわわに
花を咲かせていくように、実をつけてゆくように。
そのための場所として、
彼らのあたらしい住まいと仕事場が生まれてくる、
そんな流れを感じています。




























 
| 『 ましこの家 』 | 20:22 | - | - |
『URBAN RESEARCH DOORS くずはモール店』 現場レポート4

オープンにむけて共用部から他の区画の工事もほぼ終わりです。



什器も入って全体がほぼ完成しました。



スチール棚の修正中。



古材の扉。なかなか存在感があります。



スチール+古材のスツール。
無垢から削り出した大谷石の曲面。




古材を支える大谷石持ち送りのついたカウンター。



ファサード中央。

工事が終了して、
URBAN RESEARCH DOORS くずはモール店​
いよいよ3/12グランドオープンです。
















 
| 『URBAN RESEARCH DOORS くずはモール店』 | 20:01 | - | - |
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