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言語造形に関して・・森鴎外のこと
 




今回、言語造形で
森鴎外の『高瀬舟』に取り組むことになって
あらためて、少しばかりですが、森鴎外を読んでみました。

そこで感じたことは、
鴎外の意識が想像以上に現代人に近い、という印象でした。
あの時代では最先端だったのかもしれません・・・。
どこか現代人のプロトタイプのように、
目覚めた自我がそこにはある。
ですから違和感なく、こちらの意識に入ってくる。

彼が紡ぎ出した物語は
それ以降の近代人が現代までに経る精神遍歴を
どこか先取りするようなものがあったのかもしれません・・。


しかし、
そこにとどまることなく、
彼の無意識は遠望した先をどこかで捉えていて、
それがこの物語の中に刻印されて、
密かに息づいている。

それは現代の私たちが
鴎外の当時よりもう少し明らかなものとして、
意識のうちに感じ始めているもの・・・・。

諏訪先生と私は潜在しているそれらを
次第に、確かに感じつつ、
そこに姿を与えていくような、
作業をしてきたような気がします。


言語造形は語り聴かせですが、
聴く方にとっては、一つの体験です。
ある意味、とてもリアルな。


『高瀬舟』の公演では
密かに息づいているものの顕れを
体感する・・・
そんな体験があるのではないでしょうか・・・。


⇒詳細はこちら











| 言語造形 | 17:31 | - | - |
上門前の家からおしらせです。ー言語造形による語り聴かせー


 
上門前の家から 春の企画第一弾 おしらせです。



     「高瀬舟」 森鴎外作
     言語造形による語り聴かせ

      言語造形 諏訪耕志
      音楽・演奏 森田徹


   2013年4月20日(土曜日)

   場所 上門前の家 森田建築設計事務所内
         京都市北区紫野上門前町5

   時間
   午前の部 開場 pm1:30  開演 pm2:00
   ※午前の部 お席一杯になりました。


   午後の部 開場 pm6:00  開演 pm6:30
   
※午後の部 お席一杯になりました。
   ありがとうございました。
   公演会のご予約は一杯になりましたので、
   予約受付終了いたします。

   参加費 2500円


「高瀬舟 森鴎外作 〜言語造形による語り聴かせ〜」 語り 諏訪耕志


ことばの一語一語、音韻のひとつひとつが、

舟の舳先にさかれる水の囁きのよう

に、聴く人のこころの深みに響いていく・・・。

その内なる響きに耳を傾けていくとき、

京都の春の夜の向こう側にわたしたちは

何を見ることができるでしょうか。

言語造形による語り。

ヴァイオリン。

ふたつの声の交響する世界。

どうぞごゆっくりとお楽しみください。



_______________________________


   言語造形 諏訪耕志先生のワークショップ開催

   2013年4月21日(日曜日)
   場所 上門前の家 森田建築設計事務所内
   京都市北区紫野上門前町5

   時間 開場1:30 
      はじまり2:00〜4:00

   参加費 2500円
          ※ワークショップ お席が満席になりました。ありがとうございます。

   
   諏訪先生を囲んでお食事会をしませんか。
   上門前の家にて ワークショップのあと、諏訪先生を
   かこんでみなさん一緒に食事をしたいと思います。
   食事付きの参加希望の方は プラス1500円になります。
   料理:料理教室森田 森田久美
   
   参加費 1500円
※語り聴かせ、ワークショップ参加された方のみ。
   4:30〜6:00



絵本の読み聞かせ〜言語造形の観点から〜」


シュタイナー教育においては、絵本ではなく、語りで、

子どもたちに物語を伝えることの大切さが説かれています。

それは、子どもがことばのみを受け取ることによって内側に絵姿を

自由に繰り広げつつ、ことばの世界、物語の世界にファンタジーを

持って生きることの重要性を知っているからです。


しかし、その他多数の教育現場、もしくは家庭においては、

素話をするよりも、絵本を通しての読み聞かせが、

大人にとってやはりより近づきやすく、親しみやすいと言えるでしょう。


今回のワークショップでは、絵本を通して、どう、

ことばを発していくかに挑戦していきましょう。

聴き手の内なるファンタジーをより豊かに繊細に育んでいくことに、

きっと繋がっていきます。


人から人への声のプレゼント。

より多くの人たち、子どもたちがそんなプレゼントを

日々受け取ることができることを願って。



   

   席数に限りがありますので、事前予約とさせていただきます。
   メールにてご連絡下さい。
   午前の部 午後の部 ワークショップ 食事付き
   ご希望をご記入の上 お名前 ご連絡先を
   下記のメールアドレスへ

   morita-tkl@rio.odn.ne.jp  森田宛

   ※お席に限りがありますので、満席になり次第
   受付を終了させていただきます。
   ご了承ください。
   また 子どもさんの参加はお断りしています。
   ご理解下さい。
   ※お越しいただく方へ 自転車置き場がございません。
   公共の乗り物、お車の方は近くの
   コインパーキングをご利用ください。





1964年大阪市出身。1994年より新宿の

ルードルフ・シュタイナー・ハウスにて言語造形家・鈴木一博氏に師事。

2004年より「ことばの家」として関西を中心に自身の活動を始める。

言語造形の舞台、ワークショップ、

アントロポゾフィーの講義、大人と子どものための

演劇塾などを通して活動中。



・森田 徹 プロフィール

ヴァイオリンによるクラシックから中世古楽、民俗音楽、即興、

ジャンベや舞踏などとのコラボレーションなどの演奏活動、CD制作など。

森田建築設計事務所主宰。












| 言語造形 | 19:36 | - | - |
進化
 
最近、久しぶりに司馬遼太郎さんの著作を読んでいる。
『坂の上の雲』で、とても面白い。
日清から日露戦争のころの日本と世界の話で、
明治の頃の人々の考え方や感じ方を見ていると、
時間と経験を経て、
人間の認識や考え方が進化している、ということをひしひしと感じる。

ちょうどこのくらい今と時間が離れると
遠すぎず近すぎずで
その変化が見えやすいのだろうけれど、
実際はその変化は今現在も日々刻々と進行しているのだと思う。
その渦中にいると、気が付きにくいのかもしれないが。
全体的な大きな流れの中に、私たちはある。

以前は、その流れを
人間が生み出しているような気がしていたけれど、
実際のところ、
それよりももっと大きないのちの流れのようなものがあって、
そこからの作用の方が大きいのではないか、というように
考えが変わってきた。
それは、ここ数年、経験してきたことによって、
そのように見ることの方がより自然で、
より腑に落ちて納得できることが沢山あったから、ということもある。

時代時代で
人は自分自身を、人というものはこういうものだ、
と認識し、枠組みを規定することによって、
そのような存在として生きていたといえるように思うが、
今はまた既定の枠組が解体され、更新されつつあるのだろう。

枠組を離れて、
いのちの流れの中で
人間という、ひとまとまりの存在として生きているということに
想いを馳せると、そのことは本当に奇跡的なことのように思える。
どうしてこのようなひとまとまりでいることができるのか・・・。

この存在形態を通して、
体験することで、認識が生まれる。
意識できなかったことが、無意識の中から意識化されていく。
その積み重ねが認識を進化させていく。

私たちの存在と進化は
私たちのためのものではなく、
もっと大きないのちの流れの必然なのだろうと思う。


そういうところからものごとを見て
生きることができると、面白いと思う。














| - | 15:27 | - | - |
『 URBAN RESEARCH DOORS ららぽーと横浜店 』 2
 
現場は什器も入り、ほぼ仕上がりました。
あと少し残りと修正があります。



レディース側。
シリンダー照明が空間の奥行と高さを示します。

ここはほぼ正方形に近い区画なので
天蓋のある中央部分をはさんで、
左右対称にゾーン分けしています。



スチールとガラスの天蓋に覆われた中央部分。
古材扉と大谷石組のカウンター。

漆喰で塗られた柱コーナーの曲面を光が廻りこみます。
やわらかく、途切れずに続いてゆく印象から
心地よく流れるような感覚を受け取るようです。




大谷石積と古材天板のレジカウンター。
白い漆喰壁面に黒皮鉄板の棚。




スチールの円柱と漆喰と大谷石積の取り合い。

無垢の素材からは
内側からの充実感を印象として受け取ります。


例のごとく、それらを扱うのに
手のかかる仕事が多かったのですが、
今回の工事も木村工務店さんに手掛けていただきました。
遠方で泊まり込み仕事になりましたが、
一緒に仕事をやってきた積み重ねが生きていると思います。
ご苦労さまでした。


もう少し調整などを行って、
いよいよ3/20にオープンです。








| 『 URBAN RESEARCH DOORS ららぽーと横浜店 』 | 13:56 | - | - |
『 URBAN RESEARCH DOORS オトカリテ千里中央店 』 1

オトカリテ千里中央にて工事が進行中。

スチールの造作が立ち上がっています。

 



ペアで並んだスチールの円柱。

スチール・フレームが
この空間に
新しい場の秩序を生み出しつつあります。






| 『 URBAN RESEARCH DOORS オトカリテ千里中央店 』  | 14:47 | - | - |
『L'atelier de céramiste 』 8
 
工事がようやく終わり、今日は引渡しです。
春らしい、気持ちの良いあたたかな日になりました。



古建具と古板と土壁は既存部分と
よく馴染んでいて、
新しくつくったように見えませんね(笑)。



轆轤場。
ケヤキの蹴轆轤(けろくろ)が据えられ、
古材で出来た轆轤場は
既に何年も使われてきたような風情を醸し出しています・・。
壁の腰板はケヤキの古材を使いました。
先人たちの仕事の跡が
きっと制作を支え、鼓舞してくれるでしょう。




デスク側。
こちらもゆったりとして作業がしやすいことでしょう。
自由に想を練り、筆を執り、土をこねる・・・。
窓を開ければ庭の緑が見えます。


アトリエ全体の床を下げて、
元の縁側までを一体の空間としたことで
随分場の印象が変わりました。



陶芸の白土を塗った壁がきれいに仕上がっています。
塗りたてなので、
まだ乾いていないところもありますが・・。



色合いとマチエールがいい感じです。
左官匠宮部さん、配合ありがとうございました。




壁が塗り上がって、光が美しく見えます。

アトリエが造りなおされて、
奥の生活の場にも、光と風が流れるようになり、
全体の繋がりがあらためて生まれました。

こうして
くらしと仕事の場が整ったとき、
しみず家に新しい家族がやってきました。
おめでとうございます!




なんて素敵なタイミングでしょう。

そして、彼女がこの世にやってくる予定日だった日が
ちょうど今日で、
その日が新しい『おうちの誕生日』になりました。

紆余曲折あって、
話が始まってからここまで至るのにずいぶん時間が経ったのですが、
そんな事実に出逢うと、
このタイミングが本当に予定されていた時機だったのかな、と思います。
あらためて振り返ってみると、
ここまでの時間や様々な過程が
必要なものだったのだ、と
いうことが見えてきて、
腑に落ちていきます。


この日はまたずっと先でも思い出す、
記憶に残る日になるのかもしれません・・・・。




櫛谷建築さん、
工事、どうもありがとうございました。ご苦労さまでした。























| 『L'atelier de céramiste』 | 20:34 | - | - |
『 URBAN RESEARCH DOORS ららぽーと横浜店 』 1

ららぽーと横浜で工事が進行中の
URBAN RESEARCH DOORS新店舗。

 


鉄骨の造作が立ち上がっています。



左官工事中。



加工を待つ古材。
大谷石積みでカウンターが組まれています。




鉄骨円柱と大谷石積みの組み合わせ。


今月20日のオープンに向け、工事が進んでいます。

























| 『 URBAN RESEARCH DOORS ららぽーと横浜店 』 | 15:32 | - | - |
木舞下地の竹をつくる ( あやうたの家 6 )
 
すっかり春めいた日。
久しぶりに讃岐の敷地にやってきました。

臼杵さんは2月から何度かこちらに滞在して、
土壁の竹木舞下地に使う竹を準備しています。



上の青い竹が今月伐ったもの。
白くなっているのは2月に伐ったもの。

竹木舞に使う竹はマダケが良いそうです。
古くから弓、定規、扇子、籠、茶道具などに用いられてきた竹で
煤竹と呼ばれる民家の小屋裏で使われ、
囲炉裏の煙で燻されたようなものもマダケです。



これは破竹。似ているけどあまり使わないようです。



これはすずたけとかしのたけと呼ばれているもの
(だと思います。どちらかというと笹の種類ですね)。
細くて径が一定のまま長いので、
竹木舞の中では軸組に取りつく主要な骨組みであるエツリ竹()として
この辺りでは利用していたそうです。
今回は伐り旬を逃したので、割竹をエツリに使います。



マダケを割っているところ。
円形の金物を押し当てて、四つ割にします。



私も割ってみました。思ったより軽く割れます。
伐ってから間が空いて、竹が乾いてしまわなければ、
それほど力をかけなくてもすっと割れるようです。

3月に伐ったものは中から水が出てきました。
2月は出なかったそうで、
季節が変わって竹が活動を再開したもよう。つまり、伐り旬を少し過ぎたようです。
ひょっとするとこちらは夏場に虫がつくかもしれません。



割って開いたところ。節が残っていますので・・・



こんな風に鉈で飛ばしていきます。
臼杵さんのお母さんですが、若いころ、家を建てるときに
竹木舞を編んだり作ったりしたことがあると話されていました。

この2月3月で臼杵さんはご家族で木舞竹を1000本くらい作りました()。
手間さえいとわなければ、
家のそばにある材料で、壁の下地ができるのですね。
昔はそれがあたりまえだったのかもしれませんが・・・。


今日は実際に家の建つ位置をおおよそ確認してみます。

クスノキの古木を基準に、
邪魔にならないようにしながら、日当たりよくなるように
大体決めてあった位置を確認していきます。




竹を立てて、およその大きさと位置を確認。
東西の軸に合わせています。




かつて建っていた母屋より少し大きくなります。



東の窓からは少し下がっている敷地の東側が見えます。
テラスが出来て、
今植わっている梅や桃の花が楽しめるでしょう。

冬の間に竹の準備が完了したので、
確認申請を済ませたら
基礎工事、そして
軸組が出来上がってくるのを待ちます。







| 『木を植える (あやうたの家)』 | 12:12 | - | - |
 
気功の学校に行く。
今日からステップアップ講座の始まりで
ひなまつりの日。

今日は活元運動をしっかりできた。
何だか見えないところで盛んに動いている
春の動きを体感したような気がする。
終わりかけの寒さの奥で、
土の下や
植物の茎の中や葉の中や
目を覚ましてきた虫たちや
さまざまな生き物たちの内部で
動いているいのちのうごきと
体がシンクロしているような感じがあって
ちょっと楽しかった。

・・・この一週間、
出逢ったことで季節とシンクロしていると思ったこと。

これから芽を出し、
大きく育っていこうとする、希望に満ちている
若い人の船出の
ご縁をつなぐお手伝いをしたとき。

季節の中で今感じる流れと
その人の人生の中での流れとが
シンクロしているように感じられた。

空気の色合いが変わってきたような
春の気配の立ち込める日の光が
今の彼にぴったりに思えた。











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