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『L'atelier de céramiste 』 5

現場では荒壁塗りが終わっています。

 

竹木舞だけのときから雰囲気が変わりましたね。



冬場なので壁の乾燥の補助にストーブを炊いています。
夜間は電気ヒーターをつけて、
土壁内の水分が凍結しないように。

塗り始めは先週の木舞が編み上がった午後からなので
ちょうど1週間少し経ちました。


前の土曜日、壁を塗っているときの様子です。




土は長い間寝かせて、
発酵と熟成が進んだ様子、粘りがあってかなりよさそうな土です。





片側から荒壁をつけて、
木舞に土が食い込んでいる様子がよくわかります。








冬場なので、
乾燥時間を少しでも長くとるために
裏側からの荒壁付けも引き続き行いました。


それから、1週間。



ゆっくりと乾燥が進んでいます。
夏場ならもう少し早く乾くのですが・・・。
貫の上には割れ止めにメッシュを塗りこんでいます。




土のせいか、
場の空気が落ち着いて、静かになったようです。
壁で囲われたから、というだけではない、
不思議な安心感のようなものを感じます。無垢の土の力・・・。




乾くと土が収縮して、表面に割れが生じてきます。



その間に造作工事が進んでいきます。
只今、天井の下地を施工中。














| 『L'atelier de céramiste』 | 22:59 | - | - |
『L'atelier de céramiste 』 4

現場では
予定より1日早く、竹木舞が編み上がりました。




竹が縦横に編まれて網状になっています。
きれいです。



竹で編まれた面が出来て
空間のかたちが見えてきました。



全体がえつり竹とほぼ同じ大きさの竹で編まれています。
丈夫な壁になりそうです。
竹は麻紐で結わえています。




光を透かす感じは
このまま仕上げたいと思う美しい表情があります。



まるで竹籠の中にいるよう・・・そして、何か清々しい。

どこかアジア的な雰囲気も漂います。
実際、タイやフィリピン、中国南部などでは
竹を編んで作った壁の民家もあります。



古い木舞に不足分を付け足しています。
古い家の天井内など、見えないところでは
こんな風に土壁が途切れて下地の竹木舞もないことがよくあります。


新しく設置された足固めと竹木舞の様子。
床のレベルを元より下げて
内部空間のボリュームを大きくしています。



施主のしみずさんが集めてきた古材の板を
壁に当ててみます。
陶芸のさん板で、長く使い込まれていい表情です。
沢山集めてもらったおかげで、
この板があちこちに使える事が分かったので
外部に面する土壁の腰部分を板張りにすることにしました。
雨がかりへの土壁の保護になります。
元からある外のベンチ(?)に腰掛けた時の背もたれにもなります。
そして、土壁とこの板の組み合わせは
なかなか雰囲気のある仕上がりになりそうです。


竹木舞が編み上がって、
出来上がったときの風情が見えてきました。
とてもいいアトリエになりそうな予感がします。











| 『L'atelier de céramiste』 | 22:51 | - | - |
『L'atelier de céramiste 』 3
 
現場では
柱と貫の設置が完了して
土壁の下地になる竹木舞を編み始めました。



ここでは左官屋さんが木舞をかいています。



柱梁にあけた穴に縦横のえつり竹を差し込んでいき、
まず大きな升目をつくります。
貫には竹を釘で止め、裏から折り曲げます。



作業の様子を眺める施主のしみずさん。
この作業を手伝いたいと、現場に来られました。




一部には古い木舞を残しています。
木舞竹の幅が細かいですし、不揃いです。




今日は臼杵さんも
竹木舞作業の見学に現場にやってきました。


今計画中の自邸()では、
竹木舞下地の土壁を考えているのですが、
その竹を
自力で敷地内の竹藪から伐り出し、
自力で細かく割り、
自力で木舞もかいてしまおう、
という目論見。
昔はそれが普通だったのかもしれませんが・・・。
農村部では木舞かきや荒壁付けは
近所の人も手伝って皆でやったという話もききます。
材料も常日頃から生活の中で身近に使っていたようなものばかりだったので、
そうした作業もその延長上のことだったのだろう、と想像します。

テキパキ仕事を進める職人さんの様子に
自邸ではどれくらい時間がかかるかなと臼杵さん、
想像をめぐらせます。
竹を割り出して、使える状態にまでこしらえるのも
結構時間がかかりそうです。


陶芸家と木工家というものづくり同士、
関われるところは自分の手でつくってみたい、という
気持ちに共感し合う二人。



これだけの壁を全部編むのに
職人さん二人で3日くらいかかるそうです。
編み上がりの様子はきっと美しいでしょうね。




前回見つけた傷みの箇所は
材芯は残っているので
上に添えを入れて補強しました。







| 『L'atelier de céramiste』 | 23:02 | - | - |
『L'atelier de céramiste 』 2
 

現場では
年末のうちに新しいトイレが完成していました。
床は廊下の材の再利用です。
窓は施主支給の古建具。



以前からあったかのように、よく馴染んでいますね。
おっ?と思うようなところに出来たので、
以前を知っている人でも、わからないかもしれません。


解体時に気が付かなかった傷みがありました。



元縁側外部面の柱同士の
足元を繋ぐ足固めが
虫食いで傷んでいたので、補強することに。




新しい柱が立ちました。
傷んでいた梁の下に添え梁が入っています。
柱同士は足固めで結ばれ、
床の下地が組まれてきています。



柱の足元がきちんとしてくるとそれだけでも
随分しっかりしてきます。




足固め同士はボルトで結ばれています。




元の収納側にも柱が立ち、
当初あったはずの壁が復元されていきます。

ここまででも
前よりは随分、構造体がしっかりしてきました。













| 『L'atelier de céramiste』 | 23:43 | - | - |
2013年 新年
 


あけましておめでとうございます。


皆、すこやかに 平和に

たくさんの生きる喜びに出逢える年に。


本年もどうぞよろしくお願い致します。





元旦の朝の賀茂川。
初日の出がきれいでした。






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