今日が最終日。
事務所の上門前の家で行われています。
『くらしのかたち展』
は 物つくりの人たちと私たちが
一緒に 私たちの暮らしの中で使っているもの、
使われていくものを提案し、制作している展覧会です。
朝から降る雨が
外の空気を美しく澄んだ状態にしています。
静かな光が差し込む上門前の家。
並んだものたちに、
じっくりと静かな気持ちで出会うのに
相応しい時間が流れる
一日になりそうです。
つくり手の人たちが
つくりながら感じ、ひきだした、未知の何か。
私たちが魅かれているのは、その部分ではないでしょうか。
つくり手がそれを感じて、形にしてくれたから
私たちはそれをはっきりと感じて、
その新しい何かに出会うことができます。
ものを介して新しい感覚に出会うこと。
未知の何かが
誰かが感じて、形になることで、
そこに至る道が、他のすべての人にも開かれていきます。
そうして人は新しい感覚、
新しい可能性に出会っていくのでしょう。
それが小さな変化であっても
そこから始まる何かは
その人の世界への関わり方を
全く変化させてゆく可能性を含んでいます。
くらしのかたち展では
そういうものたちが
誰かに出会うのを待っています。
『くらしのかたち展』
1012年11月24日(土)25日(日)26日(月)の三日間
場所 上門前の家(森田建築設計事務所)
開始時間 12時より18時まで