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シサムコウボウ 堀江店 改装中 4

工事は順調に進んでいます。
ファサードの石積みがほぼ終わりつつあります。



組み上がった古大谷石。
石は組み合わさると存在感が増します。
どこか古城の一角のようです。



二重に積んだ間は植栽スペースです。
小さなガーデン。



もとの店では床板だった古材を再利用した壁面。
いい感じで蘇りました。
古大谷石と白い左官壁によく合っています。



これまた古材再利用のファサードディスプレイ・ロフト床。
雰囲気出てますね。
ゲットプロダクトさん、ありがとうございます!
ここは久保社長の『ものづくり魂』からのギフトですね!



再生なった階段。
もう少しで出来上がり。



これまた古材再利用の収納家具。
使えそうなものは極力再生しました。








| 『シサムコウボウ 堀江店』 | 21:56 | - | - |
感応しあう いのち  ー 北斎展
 
京都文化博物館にて開催中の北斎展に行きました。
気がつけばもう明後日までの開催。
仕事の合間にあわてて駆け込むような具合。

ホノルル美術館所蔵のコレクションだそうです。
浮世絵など、海外の方が湿度などの関係で保存状態がよく
元の色などもよく残っていることが多い、と聞いたことがあります。
展示も保存を考慮してか、暗い照度設定です。

会場は沢山の人で賑わっていました。

北斎の作品は数年前に小布施で実物を目にして
とても感動した覚えがあります。
今回は北斎の作品が若い頃のものからずらりと並んでいたので
また違った見方をすることが出来て面白かった。
どれも見応えがあるのですが、
晩年の作品の方が自由度が増し、
絵自体が活き活きとしている印象がありました。
画面の中が動いているような。

線も見方も、対象物を描きながら、
その内面で動いているものを捉えているかのようです。
それをとらえるために、
外観の写実としての制約からは自然に離れた表現になっているのですが、
そのことでその本質はかえってあらわになります。
そして見ている側の印象としてはそこに不自然さは感じない・・。
三次元的な理屈で見ればおかしいのですが。

風景画を見ていると
そこでは人も風景も一続きのものになっている感じがあります。
風や水や土地の持つ動きに人も感応している。
分け隔てることなく、
そこに存在する大きな流れのようなものの中にあって
それぞれが存在しているさま。
互いが呼応しあい関連しあいながら
画面を生み出している線や形や構図を通して、
北斎は、ありのまま、ひと繋がりの世界を、
素直に感じたままに
絵として表現することを追い求めていたように思います。

そこには私たちが常識や日常として把握している固定化した世界観とは
また違った世界観があります。
固定化した三次元的なものの見方に制約されていてはとらえきれないが
ありありと存在するものがあることを感じさせてくれます。

ひと繋がりで分離されていない世界の中にあって、
人々の表情も動物や植物や風景も、
落ち着いていて、どこかかわいらしいような表情、印象があります。
そしてのびのびと、活き活きとしている。
ちょっとうらやましいようです・・・。
江戸の人たちがこうした世界の中に住んでいたのかどうかわかりませんが、
北斎が描き残したということは、
事実そうだったのかもしれないし、
少なくともそう感じられる可能性の中にあったということは言えます。

そしてその絵を見て、
何かを感じられるわたしたちのなかにも
そのような場として世界を生きる可能性があるのではないでしょうか・・。

そんな幸せな感じを味わえる楽しい展覧会でした。
北斎さん、きっと面白い素敵な人だったのでしょうね。
こんなに素晴らしい絵を残してくれてありがとう!!!



・・そう言えば、
展覧会場で年譜を見ていて気がついたのですが、
今はまって読んでいる時代小説『澪つくし料理帳』の時代設定は
大体北斎の生きた時代とだぶっています。
風景や人々の様子が偲ばれます。
作中にも出て来る清右衛門先生こと、曲亭馬琴(と推測)は
北斎の友人だったようだし、そのうちあの小説の中にも
北斎がふらりと姿をあらわすかも、
とか勝手に想像して楽しんでいました。


25日まで、機会があれば、ぜひお運び下さい!






| - | 02:37 | - | - |
シサムコウボウ 堀江店 改装中 3


ファサードが仕上がってきています。



塗装を終えて、左官壁の下塗りが終わっています。
だいぶ雰囲気が出てきました。

古大谷石の腰積が始まっています。



古い面を部屋内側に向けています。
一つ一つ、削りつつ合わせていきます。




階段が再び設置されました。
床も張りあがってきています。










| 『シサムコウボウ 堀江店』 | 21:51 | - | - |
シサムコウボウ 堀江店 改装中 2
 
新しいファサードが形作られてきました。




このお店の目の前は公園です。
街中にあって、緑や土のある気持ちのいいロケーション。
その環境にふさわしい印象を形にしていくこと、が
このお店の一つのテーマです。





ここも、緑が見えて
陽だまりの気持ちのいいスペースになりそうです。




既存の梁が新設のファサードにかけ直されています。



裏寺店でも使った古大谷石。
階段のステップに。

柱は既存の古材柱。
周囲が変わるとずいぶん印象が変わることでしょう。


| 『シサムコウボウ 堀江店』 | 19:25 | - | - |
シサムコウボウ 堀江店 改装中 1

 

古材や竹木舞メッシュの壁が印象的だったシサムコウボウ堀江店。

10年経って、お色直しすることに。

大きな骨格は残しながらの改装。

はがした古材板も再利用しつつ、現在工事中です。




| 『シサムコウボウ 堀江店』 | 16:16 | - | - |
母の誕生日
 
今月の5日は母の80回目の誕生日だった。
毎年、忙しさに紛れて会わことさえなく過ぎてしまうのだけれど
今年は久美の提案で、
母と私たち夫婦と久美のご両親と5名で
食事に行くことになった。
気の利く嫁はありがたいものだ。
息子はいつまでも息子で、
なかなか母親に対してそういう気がきかないものらしい。

80歳と書いてみるとなかなかただならない長さのように感じるが、
本人はそういう自覚はないようだ。
というか、気にしたくないというのが正直なところか。
年々、こころなしか見た目が小さくなっていくように見えるが、
声には張りがあるし相変わらず元気な様子で、
それが何よりありがたいこと。
30年以上続けてきたボランティアのおかげもあるのかと思う。
ずいぶん以前に息子が卒業してからも続けてきた
ヴァイオリン教室の支部長は、
残念ながら制度がなくなってしまうので今年で退任らしい。
楽器を弾く子供たちを見る機会がなくなってしまわなければいいが、
多分、発表会なんかには出かけて行くことだろう。

駅に近いし帰りも楽だろうからということで、
京都駅伊勢丹の和久傳に行くことに。
前の店からお世話になっている板前さんの料理を
是非味わってみてほしい、という思いもある。
素材の扱いが繊細で丁寧で美味しい。

雨の中、親たちは早々と着いていて何か談笑している。
遅れてきた二人はちょっとほっとしつつ、
その光景をうれしく見る。

テーブルに通され、
プレゼントの薔薇のアレンジメントを飾って、
お義父さんの音頭で乾杯。
青竹に入れたお酒に青竹の猪口が供されて、
清々しい竹の青さが春先の気分を盛り上げる。
お祝いだからとつけてくれた紅白の水引が瑞々しく寿ぐ。
竹からお義父さんとお義母さんが取り組んでいる里山のボランティアの話に。
10年ほどしっかり取り組んできたので、
放置されている他の山の手入れの依頼や学校教育との連携など、
活動の幅も内容も当初よりずいぶん広がっていて、
忙しく充実しているようだ。
今や府下でも有名なボランティア組織になっているらしい。
が、まあそんな話より、あれこれ面白いエピソードを楽しく聞かせてくれる。

料理は春の旬の食材を活かした献立。
魚も野菜も、始まりつつある春らしさが香り立つような料理で楽しくなってくる。
美味しい料理は、感覚が開いて、
今目の前の食べているものに意識を向けてくれる。

母も楽しそうだ。美味しそうに料理を食べ、話に耳を傾けている。
自分の過去を振り返るような話が出るわけでもなく、
思い出話に浸るわけでもない。そんな必要もない。

今生きている中での日々の話題と感じたこと。
今食べている料理の美味しさ。
今を生きているという実感があれば、
過去や未来をあれこれと思うこともない。

そうやって生きた歳月が80年分あっても、
生きているのは常に今しかない。
誰でも実はそうなのだけれど、
老いると余計なものが落ちて
常にその最前線にいることをはっきり自覚してくるのかもしれない。
そのことをどう受け入れるのかは人それぞれだろう。

母はこの日とても楽しかったと
帰ってから電話をくれた。


5人で揃って食事できたこの日が
とてもいい誕生日になった、と
私たちもうれしかった。














| - | 21:59 | - | - |
春雨




春の雨の中

うちの庭にやってくる鳩

お米をついばむ



 
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