先日紹介させていただきました木工家の臼杵さんのお弟子さん高須くんが栽培し、焙じた春番茶の紹介です。
お茶は世界中でのまれているものですね、
日本では抹茶、煎茶 緑茶 ほうじ茶 番茶 紅茶や今ではウーロン茶など
海外のお茶も日常にいただきます。
働き者の人間に神様がきっと『いっぷくは必要よ』『休憩大切よ』と
お茶の木をこの星に誕生させたのではないかと思っているのは私だけでしょうか。
新茶をこの春摘ませていただき、小さな若葉があまりに神聖なことに
気づきました。
今のご時世急須でお茶を入れる人が少ないとか、
ペットボトルのお茶が安いからお茶をわざわざいれない人がいるとたまに聞きます。
まあ…そうれはそれでその人がよければいいのだと思うのですが、
なにかとても残念な気持ちになります。
番茶の煮出している時の香りや、
琥珀色のお茶が湯のみの中でゆらゆら揺れているさまは
美しいものです。
丁寧にいれたお茶はほんとうに、『あ〜〜おいしい』と
お風呂に浸かった時に様に身体も心もゆるみます。
以前私はお茶を美味しくいただく環境に身を置いていた時期があります。
そのとき、抹茶や煎茶、玉露の作法の奥深さに触れていました。
一杯のお茶で宇宙観を表現し、時、空間を自由に移動しているかのような、
また一点一点 今を見つめていくお茶の世界は、若かりし私には
未知であり、なにか、大きな意図を感じたお茶の世界でした。
そのころ、よく、奥様に『普段飲むお茶をどんな状況でも
美味しく入れられる人になりなさい。それが暮らしであり大人です』と
言われて過ごしました。
いやはや、39歳になって、未だなお、美味しくお茶をいれることが困難な私ですが、
おかげさまで美味しいお茶の葉っぱは分かるようになりました。笑
口が肥えただけかも?しれないですけど…笑
宇治の臼杵さんの工房がある、宇治市二尾は元々は
お茶の産地です。
しかし、時代ともに、村の過疎化や様々な環境が変わり、
今はごく少数の家の方しかお茶栽培はされていません。
そんな過疎の二尾の村に流星のごとく現れた臼杵さんのお弟子さんが、
高須くんが
『お茶…やってみようかな…。』
こうして、消えかけていた二尾のお茶…に小さな灯火。
今年2年目、村の方々に色々教えてもらいながら、
この春取れた番茶の紹介です。
この展覧会『くらしのかたち展』では基本、森田家が普段
いつも使っているものを作家さんと作りみなさんに紹介する。
お茶もそうです。
毎日飲む、いつも使うもの…飲むもの、食べるもの…。
私たちスタッフの暮らしもそうですが、
しっかり支えてくれている臼杵さんのお椀、そして高須くんのお茶。
今回是非にみなさんに飲んでいただきたいと思います。
とても香ばしい二尾の春番茶です。ほのかにあまく、
熱くても、冷めても美味しいです。
そう!茶粥にもピッタリです。
濃いめに出した春番茶でお粥を作ります。
たくあんぽりぽりしつつお茶粥なかなかいいですよ。
そうそう、それと、
今回の春番茶焙じは高須くんにお願いしました。
当初私が頑張る予定!!張り切っていたのですが、
いはやは、品質を一定に、また美味しく焙じるには技術見極めが大事です。
なので、いつもお茶と共に過ごしいる高須くんに任せた方が
美味しいですよね、あたりまえか〜
なので、私は今回お茶詰めに専念します(^^)
今回は1リットルに1包入れて煮出していただけるようにと
梱包していますので、お使いやすいかとおもいます。
勿論無農薬。
数に限りがございます。
売り切れ次第終了いたしますので、ご了承下さい。
上門前の家でむすぶ 催し くらしのかたち展
ーわたしたちのくらしー
森田建築設計事務所 上門前の家にて
1年と8ヶ月ぶりの展覧会です。
今回くらしのかたち展を行う運びになしました。
展覧会のテーマは初心に戻って…
ーわたしたちのくらしーです
わたしたちの営みから育まれたカタチや香り、味、色、
今回は4日間展示販売致します。
みなさまお誘い合わせのうえ是非お越し下さいね。
日時:2011年6月25日26日(前半)
6月27日28日(後半)
開場:12時オープン 17時終了。
上門前の家のアクセス
住所 京都市北区紫野上門前町6−2
連絡先 075-495-0440
森田建築設計事務所 上門前の家
地下鉄 北大路駅下車徒歩15分
市バス 大徳寺前下車 徒歩10分以内
住宅地ですので自転車の駐輪場がこざいません。
道路に自転車を止めることはできませんので、
公共機関、もしくは徒歩でお越し下さい。
車でお越しの方は、近くの(大徳寺や商店街のパーキングをお使い下さい)
また、会場12時オープンですが、住宅地の為、
上門前の家の前に並んで待っていただくと、
近隣の方々にご迷惑になりますので、くれぐれも、
12時開始以降にお越し下さい。