2023.09.21 Thursday
スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
| - | | - | - |
僕らより後に生まれたリラは
いつのまにやら僕らを追い越して
すっかりおばあちゃんになった。
13回目の誕生日。
一緒に生きてきた日々、
僕らが彼女に与えることのできたものより
ずっと多くを与えてくれたような気がする。
僕らはリラに今まで、随分救われててきた。
沢山の沢山の愛をありがとう。
人も犬も 生きとし生けるものは
実は 与えることしか出来ない。
誰かが与えてくれるお陰を
自分の力で得たような錯覚が
今の世の中を覆っているようだ。
それは事実つまり宇宙の摂理とは違うから、苦しくなる。
怒りも苦しみも憎しみも
そこから生まれるのか。
与えることしか出来ないという事実から生きれば、
得ようとする努力が無駄なことと判る。
苦しみを手放そう。
しがみつくものなど何もない。
時に、与えられしものの大きさに
その全貌が見定められないことがある。
それに見合うだけのものことを
僕らはまわりに与えてきただろうか。
これから僕らが与えられるものこと、
今まで思っていた以上に、
摂理に則して生きることが大切なのだ、
ということを身にしみて知る。
僕らだけでは歩けない道。
教え導きを与えてくださる方々があるからこそ、
進んで行ける。
僕らの進んだ道が 誰かに何かを与えるのだろうか。
わからない、わからない。
ただただ示されたまま、進んでいくだけ。
僕らの前にあらたな道が示された日、
七色の橋が富士から伊勢へあまかけた。
リラは尊い顔をして静かに微笑んでいる。
祝福を。
ー夫婦日記 妻へ
思いもよらないこと、
想像を超えること・・
二人で進んでいこう。