今日は誕生日です。
おかげさまで40歳になりました。
ここまでやってこれたのは
久美やリラ、家族をはじめとして、
周りにいる沢山の皆さんに支えられてのこと。
どうも有り難うございます。
お礼の気持ちをこめて皆で楽しめる企画として
餅つきをすることにしました。
朝から餅つき師匠のすみおかさんや樹里ちゃん、
ワンドロップのお二人が手伝いに来てくれて
餅つきの準備を始めます。
冷たい空気の中、もち米を蒸す湯気に光が射して美しく、清々しくて
あたたかい感じが漂います。
様々な道具と人の協力があってはじめてできる餅つきという行為には
どこか祭り的な賑やかさと神事的なおごそかさが備わっています。
かつての日本人にとって、
年末の餅つきは一年の大切な締めくくりであり
精神的にも物質的にも大きな節目でもあったに違いありません。。
徐々に人が集まり、遠方からも友人たちが足を運んでくれて
沢山のお花や贈り物、持ち寄りの手料理、
お祝いの言葉や笑顔を沢山沢山頂きました。
大テーブルにのり切らないほど、あたたかな気持ちが溢れています。
前日からの準備もお手伝いをしていただき、どうも有難う!有難う!
いやはや、本当に果報者です。
(・・僕はどうも気持ちをその場ですぐに言葉にしたり
伝わるように表現するのが下手なのですが、
本当に感謝していることと嬉しかったことが十分に伝わっていればよいのですが・・。)
そして餅つきを始めます。
皆の『よいしょ!』の掛け声とともに振り下ろす杵で
餅をつく音は下腹にドンと響いて、
段々餅をついているのか自分をついているのかわからなくなる・・、
もち米が次第に合わさって一つの餅になっていくように
一緒にいるみんなの心も一つに合わさっていくような気がします。
交代でつき、こね、つきあがると皆で丸めて、
出来立てのお餅を頂く。石臼挽きのきなこや餡子や苺、大根おろしなどと
合わせて食べるのは本当に美味しい。
一年の天地の恵みをこういう風に頂くさまに、
『神人共食』というのは
こういうことかな、と思ったりします。
よく晴れて美しい光の射す上門前の家の中で
皆さんの笑顔を見ていると、これが現実なのかな、というくらい
あたたかさと平和に満ち満ちた空気を感じました。
何だかちょうどいい湯加減のとろりとした温泉に入っているような・・。
そしてこの人たちに誕生日を祝ってもらっているのか、と思うと
何だかそこにいる人たちが大人も子供も含めて皆、
自分の親であるかのような存在に感じられてきました。
不思議な感覚です。
・・そのうちに、誕生日を人に祝ってもらうということは、
誕生のときに受けた神様の祝福を追体験することなんだ、
ということに気がつきました。
そして、祝福してくれる人は皆、
誕生のとき祝福を授けてくれた神様になるのです。
だからこそ、親のような存在に感じられるのでしょう。
八百万ですから様々な神様がいるのです・・。
(そのことが自分の中ではっきりと言葉になったのはこの会が終わってからなのですが・・。)
この世に生まれたときには誰もがきっと最高の祝福を受けているのです。
その事実に対して、素直にある方が理に適っていると思います。
誕生日はそのことを思い出せる大切な機会かもしれません・・・。
そんなことを朧に感じつつ、
長根さんとターケンと久しぶりの顔合わせで即興でライブを。
最高の演奏でした。楽しかった。ポシェットバイオリンもお披露目できました。
長根さん曰くに、今日の演奏時にはこの家にいる大きな神様を感じた、そうです。
確かに長根さんは勿論、ターケンの演奏も僕の演奏も
何かに導かれての演奏だったと思います。
感謝合掌。
メンバーが少しずつ入れ替わり、
暗くなった頃、岡崎さんと”タック&あい”のチームで
フラダンスをしてくれました。タックこと卓ちゃんの歌入りで、
素敵なダンスに拍手!ありがとう!絶妙のタイミングでこの取り合わせの
フラダンスが実現したのも、お導きかも・・いやきっとそうでしょう。
最後に今日一日の感謝とお礼をこめて
アベマリアを弾きました。どうも有難うございました。
ここに書ききれなかった様々なシーンや
お祝いやプレゼントのことなどなど沢山あるのですが、
この場を借りてあらためてお礼を言いたいと思います。
どうも有難うございました。
この一日にあったどんな些細なことも
欠かせない大切な出来事だったような気がします。
それぞれに相応しい場所と役柄があって、
ものごとが繋がり、起こっていったさまが
とても自然で美しかった。
誰の中にもある神様が光を放って、
その光が場を満たしていたような感じ・・。
大げさでしょうか?
でも僕には、アイリーンキャディの『心の扉を開く』の
この日の言葉の中にあった、
「光の大都市」光の国、というのは
こういうことなのではないかな、と感じられたのです。
現実の現世にあってもそういうことは可能なんだ、と思いました。
そしてそれはそんなに難しいことではない、と彼女の言葉にはあります。
・・現世はまさに「うつしよ」と読むように、
心の映し(うつし)なのかもしれません。
いずれにしても、
僕にとっては今までの人生で最高の誕生日になりました。
どうも有り難うございました。
そして、身近すぎて一番きちんと伝わっていないかもしれませんが、
この日の準備や諸々を事前から当日最後の最後まで、
様々、心づくししてくれた久美に、本当にどうも有り難う。
久美がいなければ、僕の人生にこういう誕生日はやってこなかったでしょう。
感謝しています。
・・そういうことを口で表現するのが下手なので、
十分に伝わるといいのですが・・。