今朝、陸稲の刈り取りを行った。
なんだか忙しさに追われてあまり畑に来れなかったりしているうちにも
陸稲は天と地の恵みを受けて立派に成長していた。感謝合掌。
各自、鎌を持って刈り取る。
濡れた稲穂が手に冷たいが、こういうときは気にならないのだなあ。
さくさくっと、稲穂が刈られる音も耳に心地よい。
刈るにつれ、隠れていた地面が見えてくる。
土の香り・・時々バッタが弱々しげに現れる。虫たちの季節もそろそろ終わり・・。
人数がいると刈り取りも早い。
隅岡さんと樹里ちゃんが段取り良く、干す為の竹も用意してくれていた。
どうも有り難うございます。
稲穂を束ねてわらか縄でくくり、竹に掛けていく。
落穂も拾って、あわせてくくる。
ほら、完了。なんとも美しい。
重みで竹がしなる様子が、
収穫の量を感じさせてなんだかうれしくなる。
命の根っこ。一粒からこんなに育つ。
ここで勿論、記念撮影。
畑ではカブやねぎが育っている。
少し収穫して試食を。
カブはやわらかい白さで自然な丸みの形に育って
とても瑞々しい。どこかフルーツのような味わい。
大根はまだ小ぶりだけど、じんわりと効いてくる辛味。
採り立ての野菜は本当に美味しい。
気が付くと静原はもうすっかり寒いくらいの気温になっている。
しかし、今日の収穫の感動と
これから冬野菜や麦を育てる計画に思いをはせて
みんななんだか熱い。
季節の移り変わりの中で
この場所は様々な美しさを見せ、また感じさせてくれる。
畑を通して育ててもらっているのは野菜ではなく、
実は我々の方なのかもしれない。
ここで身体を通して感じたこと、感動が、
心を育ててくれ、滋養を与えてくれている。