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| - | | - | - |
化粧のこと
最近、
駅や電車の中で化粧する女性をよく見かけるが
あんまり見ていて気持ちいいものではない。
これから逢う人のために時間が無いからここでやっているの、
というところだろうが、
相手のほうはそんな姿を見たら、
正直なところ幻滅するのではないかしらん。
あの光景は決して美しいものではないからな〜。

女性の化粧ってなんだろうか。
私自身の好み(?)で言えば、
女の人の化粧って別になくても
素のままでいいと思っている。
その人らしい美しさは、その方が見えてくるからだ。

勿論、疲れていたりしていて顔色が悪いのを
逢う人に気遣いさせたりしないために
少し色を添えるくらいのことは
いいかもしれないし、
化粧を全面否定するつもりもないのだけれど。
(毎日一人で熊よけの鈴を鳴らしながら
ほとんど人に逢わない山道を歩いて神社にお参りしているお婆さんが
とても濃い化粧をしているのを見たことがあるが、
こういう化粧はまた別の話になってくる。)


街で見る最近の女性たちの
化粧をするときの意識が気になるのかもしれない。
その人らしさを引き出す為の化粧ではなく、
なんだか出来上がりがいくつかのパターンはあれど
皆同じに見える。
そのイメージもなんだかCGで作った美女みたいな、
感じでとても貧困で寒々しい。
そこに潜んでいるお手軽な感じが
冒頭のような光景を生み出す意識にも繋がっているのだろうか。
メディア上の価値観で取り上げられている見た目の美しさなんて
人が本来発揮できる美しさの
ほんのごく一部にしか過ぎないのに、
それを選択することによって、
生きるということの可能性まで
知らないうちに狭めてしまっていないか、と思う。

そんな化粧なら
もったいないからやめた方がいい。

・・・と書いてたら久美も化粧について書いてました。)

| - | 12:42 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』8
本日、福鼓樓オープン。
お祝いの花輪が華々しい。おめでとうございます。
出来あがった店を見て行くとこれまでの色々な事が思い出される。
施工にも参加したので、
きっと店主の正村さんご夫妻にも思い出深いものになっただろう。















ランマガラスに施された『漆喰グラスアート』。
タオを思わせる模様が浮かび上がる。
(写真ではよく見えないけど、実物でご確認を。)



今夜からの営業に備える正村さん。入口を入ると見える光景だ。











ドロプラクリームと黄土の磨き仕上げ。
岩越さん自ら腕を振るった置き土産。
手で磨いていくと艶と深みが増してくる。
店に行ったらぜひ撫でてみて下さい。

お昼間、
工事を担当した水土社の岩越さん、鈴木さん(お疲れさまです)と
お店のありようや店主の気持ちを的確に
洒落たグラフィックデザインに表現してくれた高垣さん、
そして私、と食事に呼んで頂いた。

食事はこれから出す予定のコース。
脂っこくないし、味も濃すぎない、美味しい中華料理。
食後に中国茶も堪能して、ゆっくりとした時間を過ごせた。
ごちそうさまでした。



皆で記念撮影。

出来上がるまでも大変ですが、
これからの方がずっと色々あると思います。
でもどうぞこれまで通り、ご夫婦で力を合わせて乗り切って下さい。




京浜急行、市営地下鉄上大岡駅東側を北へ、徒歩3分。
この看板が目印です。

広東名菜 福鼓樓 (カントンメイサイ フッコロウ
横浜市港南区上大岡東1−2−13 HARU102
phone/045-225-8692

lunch 11:30 - 14:30(L.O. 14:00)
dinner 18:00-23:00(L.O. 22:00)
月曜日 お休み





| 森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』 | 00:19 | - | - |
筑紫野にて
仕事の関係で久しぶりに九州にやって来た。
関西では目にしない形の山々がいつも印象的。
どこか広くて大らかで
狭い枠のないような空気感を九州に入ると感じる。
その感じが好きだ。



筑紫野に新しく出来るショッピングモール。
駅前だけど周りは田んぼ。
が徐々に福岡のベッドタウンになりつつあるらしい。



集落の方から見る。



ほら、周りはこんな感じ。

集落の方には田んぼの真ん中にこんな山が。
この上には神社があった。



僕らの子供の頃、
生まれ育った町がちょうどこういう状態の
次の段階くらいだったような気がする。
田畑が宅地やスーパー等に変わりつつあって、
でもまだ自然も多少は残っていて、子供の頃はこんなあぜ道や池で
ザリガニやカエルなんかをとって遊んだ。
田んぼの上を吹く風が気持ちいい。
歩いていて思わず用水路の中をじいっと覗き込んでしまった。
あれからもう30年以上も経っているが、
まだ場所によっては同じ事が起こっているんだ、
とあらためて思った。

僕が生まれ育った町には
もうこんな場所は無くなってしまった。
田んぼも池も山も全部住宅に変わって、
あの頃吹いていた風も今はない。

ここはこのままずっと
田んぼの中のショッピングモールのままだと面白い。
そうなったらある意味最先端かもしれないね。

・・・・この場所と結ばれた
ショッピングセンターのありようはどんなものだろう。
想像してみる。

まず、今のように周囲に対して閉じた建物にしない。
外周部はぐるりと各階共にテラスがあって、
周囲の田園風景を建物の中から見ることが出来、
周囲からも中の様子が見える。そんな開かれた建物がよい。
そこにはテーブルや椅子もあって、
町から来た人が田園風景を眺めてお茶を飲む。
テラス越しに作業している人と声を交わす。
このショッピングセンターでは地元の農家の作物が売られていて、
この横の田んぼもその契約農家の中の一つ。「今年の出来具合はどうですか?」
買い物に来た家族連れの子供たちが
田んぼの用水路で生き物を見たり取ったり。ここで網やかごを買える。
地元の農家の作物を使った加工食品や食材が販売され、
飲食店の食材も地元産のものが多く使われる。
農作業に向いたオリジナルの服なんかも売っている。
このあたりの休耕田畑を家庭菜園として貸し出す斡旋コーナーもあり、
家庭菜園の為の栽培法やルールを学ぶワークショップも行われている。
この場所が出来て、町の人と地元の人の間に交流が生まれた・・・
・・・そんなありかたは不可能だろうか?



そんなことを考えつつ、
こんな風景の中でも歩いている人の服装は
街中で見かけるのとほとんど変わらないのが、
なんだか不思議だった。
テレビなんかのマスメディアの力で
ここまである意味画一化された生活様式を、外見的には
どの地方の人も受け入れている。
これもある種の限定をしていることだ。
その前提の上にこういう施設は立ち上がっているのだけど。
でも今作っているものの上に成立する、
先述の空想のような新たな可能性もあるような気がする。


集落の中に面白そうな家を発見。







農家の倉庫のようなものだが、レンガ組積造の上に木造が載っている。
それほど古くはなさそうだが。
こういう技術や発想がこんなある意味普通の農家に見つかるところに
その地方独自の面白さがある。
これはやはり九州ならではの大陸の影響だろうか。
少し集落の中を歩いていると
他にももう一軒同じ形式の建物が見つかった。
なかなか格好いい。ルーツを探ると面白いかもしれない。




少し離れた道ばたで夕顔とジャスミンが絡んで咲いていた。





| - | 22:32 | - | - |
畑生活


今朝も5時半集合。
陸稲の苗はかなり育って来た。
水に浸かっていた方は背丈が高く、まばらにはえている。
浸からなかった方は密集して丈は低いがしっかり育っているように見える。



前回、隅岡さんが草刈りした所。草は枯れて色が変わっているが
これがまさかすぐに意外な形で役立つとは思わなかった。

今回も引き続き畝づくり。
しかし、またも小さな羽虫が襲ってくる。

どうするか、皆でああだこうだと言っているうちに
煙で追い払おうということに。
よもぎが虫除けにいいらしいが今から刈っていても間に合わない。

で、前回刈った草を使おうという事に。



これがかなり効果あり。
ちょっと煙たいけど。



今日も一畝出来上がり。



お茶の時間へ。
今日は建築の留学生のメイちゃんが撮影にきていて、作業にも参加。



| - | 01:26 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』7


大詰めを迎えた現場。保健所検査等を受ける。
外部周りの建具、ガラスの取り付け、塗装等。



エントランスへの階段も出来上がっている。
将来、このテラス全体が板張りの床になる予定。



勝手口前のベンチ席。
ここに中国の格子建具が入る。



床の仕上げが終わったレジ周り。
古材のカウンタ―も設置済み。



大工の鈴木さん。腕も人柄もとてもいい方。
きちんとした仕事をする人に共通する落ち着きと余裕を感じる。
現場の要にこういう人がいると安心だ。
全体がよい雰囲気へまとまってくる。
有難うございます。



わびすけを塗る奥様。
ご夫婦ともにすっかり現場での作業姿が板に付いてきた。



看板の字は店主正村さんの父上の筆になるもの。
朱の四角のデザインも。





中国建具が入った所。
ここに店主が近所の解体現場から譲り受けた型ガラスが納まる。

引き渡しまであと二日。



| 森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』 | 00:49 | - | - |
畑生活


朝4時40分。比叡山から昇る朝日。
この時間の光の美しさを見る為だけでも早起きする価値はあると思う。



陸稲は育っている。
水に浸かっていた所が急激に大きくなっていた。





今日は畝が一つできた。
みんなで手探りしながら作業の進め方が見えてくる。
そのことを一つ一つ体験していくことが面白い。

にしても、
スーパーで値札がつけられた野菜を
値札の金額を通してしか
判断し、価値付けできないとしたら、
とても狭いものの見方でもったいないと思う。

もっともっと豊かな世界に我々の
リアルな生は根付いている。









| - | 23:28 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』6
大詰めを迎えつつある現場。
店主の正村夫妻も現場作業に参加して
木部塗装などに励む。



今日は、エントランスに石のモザイクを
ご夫妻と一緒に私も参加して、
水土社の岩越さんにサポートしてもらいながら
制作することに。

舗地と呼ばれる中国庭園に特有の床仕上げ。
材料はホームセンターで購入した庭用の色石。
白とピンク系、緑系の三色を用意した。



円形の型の中に
パサモルタルを敷いて、石を一つ一つ
並べて押し込んでいく。
上に見せる面を見つけながら、
なるべく深くモルタルに食い込むように
なるべく石同士の隙間をあけないように
入れていく。
根気のいる作業。でも無心になれて面白い。



石を詰めるお二人。



石を詰め終わると
モルタルを間に詰めつつ、石を叩き込んで固定していく。
その作業は左官作業や材料にも造詣の深い
水土社の岩越社長が担当。
そもそもセルフビルドで家を建てた事がきっかけで
この業界に入っただけあって、
ものをつくることが大好き、で
当然ながら職人さんたちも皆さんそういう気風がある。
こういう人達と一緒に現場をやれるのは楽しいことだ。



真ん中に白い石で『福』の字を入れようと現場で決定。



モルタルを詰めてスポンジで洗い出しているところ。



無事完成。
いいのが仕上がりました。

この模様は設計に取りかかった頃、
正村夫妻と一緒に見に行った
上海友好公園の建物にあった舗地をアレンジしたもの。
そこでいつか開く二人の店についてよく語り合った、という話が
ずっと記憶に残っていました。

あの時、
足下にあった花が今ここに咲いています。
お二人の店に相応しい形に、姿を新たにして。



| 森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』 | 22:08 | - | - |
畑生活






早朝5時半の静原の畑。
こんな朝もある。





霧が地形を縫うようにゆっくりと静かに這う。
大きく横たわる龍。
水墨画のような世界。
湿り気と静けさと優しさを感じる空気に
自然に心身が同調していくのを感じる。
美しい光。



少しずつ育っている陸稲。





畑のすぐ横の山の中で鹿が鋭く鳴いた。
すぐそばから彼らがこちらを見ている。

今日は電気柵をはる。
この場所を占有して、彼らには申し訳ないが。

杭を打って柵を張り、
人の手で縄張りがされると
また土地の大きさが違って見えてくる。
人は自然の中から、
ある用途の為に部分を切り取って、
そこに名前を付け、その場所の可能性を限定する。

限定されたものを
また切り取って限定する、ということを繰り返していくと
どんどん窮屈になるだろう。
例えばアスファルトで固めた道には
そんな窮屈さがある。
ずっと以前には植物を育てることもできた地面だったのに。

人は自分自身にも知らず知らずのうちに
そういう限定を行って
生きることの幅を狭めているかもしれない。
肩書きや仕事、見た目や服装や髪型、化粧・・。
色々な名前を付けて、限定する、でも
本当にその人のもっている可能性を
それで引き出せているのだろうか。
知っている範囲のなかでしか答えを見いだせなかったら、
そこで形になっていない可能性はずっと眠ったままだ。
例えばテレビや雑誌などからのイメージや情報だけで
自分を限定するのは
あまりにも可能性を狭めて勿体ない気がする・・。



今日の景色もまた美しかった。
瑞々しさを全身で感じた作業のあと、お茶を頂く。



草の雫の中にも
今日感じた瑞々しい命の全てが写り込んで
揺れている。









| - | 00:18 | - | - |
第一回 パンの日 (北山 NEJI にて)
料理教室森田の主催で
北山大宮のNEJIで第一回パンの日というイベントを開催。
教室の生徒さん達の手作りのパンが集結。
晴れてよかったね。
きっと皆さんの日頃の行いが良いのでしょう。

ここは2年前にオープンした、
森田建築設計事務所が設計したアトリエ。
古い家の増築部を改装したもの。
村上ワカナさんのユニークな手作り時計とアクセサリーが
日々ここから生み出されている。



設計した時には
こんな風に使われる事は想定していなかったけど、
彼女のアトリエとして
ものつくりに相応しい雰囲気にすること
はもちろんのこと、
訪れる人とこの場所、
創られ展示されたモノ、
道行く人や周囲の環境など
ここに関わる様々な要素が
互いに結ばれていくさまを想いながら設計した。
それが今日のような日にも活きてくると
とてもうれしい。

窓辺のガーデンはそれが形になったものの一つ。





今日は皆の愛情のこもったパンが沢山集まって
この場所もなんだかうれしそうだ・・。
設計した場所が
活き活きと使われているのを見るのは
設計者にとっても最高のよろこびなのです。







表には自家焙煎コーヒーをサービスするコーナーも登場。



それほど広くない店内はかなりの盛況になりました。
息のあったN夫妻のレジ、ご苦労様でした。



道行く人も一緒に座ってコーヒーを一服。
こういう場面が生まれるのは本当にうれしいこと。



と、この日は皆さんにここの扉が開かれていたのでした。





この青いシャツの男前はこの店の主・・・
いやいや、パンで参加したムラマサ氏。何か絵になりますな。
撮った写真の何故か真ん中に、大概写っていました・・。



パンの日参加のメンズお二人。



今日は本当に最高の一日になりましたね。
よろこびのエナジーに満ちあふれた晴れ晴れとした一日。
どうも有難うございました。










| - | 01:09 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』5


エントランス周りの木部が出来上がって来た。
磚積みの腰壁と組み上がっていく。
外壁を組積造で包んで内部を木造でつくる形は
中国の古民家のベーシックな形の一つ。





中国の古建具がはめ込まれたパーティション。



厨房の中の壁と天井は店主の正村さんが
水土社の岩越さんに指導してもらいながら
ドロプラクリームで仕上げた。なかなかの仕上がり。



新月材のオガ粉を入れたドロプラクリームを
試し塗りする岩越さん。
客席の壁面などの仕上げのパターンを試みる。
ここの施工も正村さんも参加する。
「何だか愛着がわいてくるし、出来上がるとうれしいですね」

ドロプラはNEJIで初めて壁に使い、
自力施工を試みたが
素人でもなかなか扱い易い素材だと思った。
質感もあるし、色々混ぜられるのも面白い。


現場はものをつくりあげていく
いい雰囲気のなかで進んでいるのを感じる。
有難うございます。




| 森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』 | 13:42 | - | - |
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