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森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』2
計画案を持って打ち合わせに。
前回と打って変わって暖かでよく晴れた日。
打ち合わせの前に、三渓園のそばにある横浜上海友好公園を見に行く。



中国から建材等を取り寄せて現地の様式で造った建物。







パティオのように塀で囲われた空間。



「花街舗地」とか「舗地」と呼ばれる庭園用の床面モザイク舗装。
このような石の小片を用いるものを「乱石路」と呼ぶらしい。



木造でも小屋組が日本とは違っていて興味深い。



池の上に浮かぶ小島にある別天地。

ここで中国茶でも飲めると最高だけど、
残念ながらそういうサービスは無いので
持参していくとよいかも。
なかなか面白い場所だが訪れる人はそう多くはないそうだ。
・・・夏の早朝、この横の芝生で太極拳をして
この東屋で中国茶でも飲んで
朝靄の中の池、蓮の花を眺めているとよいだろうな・・・
などと想像する。

ご夫婦でよくここを訪れ
将来の店のことをあれこれと想い、話したそうだ。

   「広東名菜 福鼓樓」(フッコロウ)

「鼓樓」…時刻を知らせる太鼓のある櫓。
          …福をお知らせするお店になりたいと思います。


こうした言葉や想いが設計の時には
大きな道しるべになるものだ。
みんなが喜べる場所を一緒に造れるのは楽しい。



計画案の外観スケッチ。
外部周りは共用なのでここまで造れるかわからないが、
コンクリートの通路のままより、
こうすると人が集まれるテラスになって
この場の雰囲気が楽しげなものになる。
店とパブリックが共有する、双方のつなぎの場。
(建物オーナーのこの近辺の街を活性化したい、という想いにも
共鳴するひとつの形だと思うのだが・・。建物は木造2階建。 
2階が集合住宅で1階に店舗が2軒入る予定。)

幸い、計画案は想いが反映出来ていたようだ。
これから実施設計に入っていくことに。
具体的な素材や細部を予算も含めて検討しながら
図面を詰めていく作業に。

| 森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』 | 11:31 | - | - |
くつろぎ


確かにこういう時間もいいもんだね。
朝のひととき。光が美しい。
| - | 19:31 | - | - |
変化した瞬間
この日は昼間、何となくビデオでも観たいな、と
思ったのですが、どうもその様子がイメージ出来ない。
ビデオを見るような気分や雰囲気の場所が
この家にはないようだ・・。
夏の上映会みたいに床に敷物を敷けばよいのですが、
それも二人で観るには大層だし。
テーブルで椅子に座って観るのも違うような。

夕方、久美と無印に行って、何気なく布張りの座椅子に座る。
あ!この姿勢の感覚、家には無い。これだ、昼間足りないと思った感覚は。
続けてソファに座ってみる。
なるほど〜、この姿勢、感覚は確かにありませんでした。この10年間。
くつろぐという言葉はこういう感覚をさして言うのかもしれないな〜などと
妙に感慨深いものがありました・・。と、クッションに身を委ねる。
・・長く座っていると内蔵が圧迫されそうな気もしますが、
他に無いリラックスした姿勢です。映画館の椅子も
いい座席だとこういう感覚あるなあ。

この10年は
どこかストイックなものに憧れ、魅かれていたのでしょう。
それはきっと偉いのではなく、根が怠け者なのであえて
流されないように避けて来たのかもしれません。

今もう一度、こういう感覚にであったということは
それにバランスできる感覚が育ったから?
僅かとはいえ、ヨガや太極拳を経験したおかげで
身体の姿勢から来るものを
以前とは違った感覚と客観さで捉える部分が少しは育ったような気はします。
そうすると例えばストイックな姿勢とリラックスの姿勢のもたらすものも
それぞれ感じて楽しめる、味わえる。生活にも幅が出てくるし。
・・『過ぎたるは及ばざるがごとし』というのはどちらにも
言えることなのかもしれません。

何でも自分の狭い感覚や基準で良し悪しを決めつけないで、
何事も受け入れること、で見えてくることもあるようです。

少なくとも家族に我慢を強いるようなことはなくなりそうですね。
遅ればせながら、我が家にもソファがやってきました。


| - | 00:33 | - | - |
舞い降りる結晶
今日、前夜からの雪であたりは雪景色。
犬派としては、じっとしておれない。リラを連れて散歩に。
最近雪の写真ばっかり撮ってるな・・。









大徳寺境内には犬派(?)の写真家たちが何人か来ていた。
雪の日の美しさときたら、最高なのだ・・、
白と黒の墨絵のような世界。眩い白の光。
寒さを忘れてシャッターを押し、飽かずに景色を眺める。
見ず知らずで、無言でも、同じものに感動しているもの同士、
何とはなしに共感がうまれる。

舞い降りる雪を見ていて思った。
こんな美しい結晶は
きっと天からのインスピレーションが物質化したものに違いない、と。
だから雪の積もった様子はこんなに美しいし、
そこに人は魅かれるのだろう。

そして時にはそのいくつかは人の心まで届いて
言語化されるようだ。
今朝、覚えたひらめきはこの雪が運んで来てくれたに違いない。
そう思うことが自然な気がする。



贈り物を有難うございます。




| - | 04:16 | - | - |
わたしとからだ
縁あって週一回、
事務所でアシュタンガヨガを皆さんと一緒に習っています。
始めてまだ1年にならない初心者で
遅々たるものですが変化や発見や学びがあり、
からだを通して体験的に何かを学んでいくことの
面白さを実感しています。

夕べ、シャラト先生のアシュタンガヨガのDVDを見ていたときのこと。
何だか早送り映像でみる植物の芽吹きのような、
野生動物のような滑らかな動きだなあとか
(・・このあたり、
映画『アース』を観た方、ちょっと思い出してみて下さい。
早送りで花が開いたり、草が伸びていったり・・・あの感じです!)
ここまではなかなか曲がらないよとか、
色々と勝手なことを思いつつ見ていたのですが、
ふと思ったこと。
傍目にとても大変なポーズをとっていても、
何だか深い静かさを感じる。
からだに対してとても慈しみ深いというか、
無理を強いない、謙虚さのある動き。
そんな印象を感じたのです。

そのとき、
老子の『自分のからだは自分のものではない』
という一説を思い出しました。
その具体的な姿は、例えばこういうことなのか、と。
とても貴重なものを見せてもらっているのだと。

ヨガの練習の終わりに皆で唱える
『自分のからだに感謝しましょう』という言葉。
その意味の一端がわかった気がしました。


感動を胸にしながら、
今朝の自主練習ではやはりなかなか
そんな境地にはなれないものだな〜と
改めて思ったものでした。
でも、いつかああいうところまで達することもできるのだな、
ということがわかっただけでもうれしいものです。




| - | 00:22 | - | - |
雪の妻籠宿


南木曽で林業をされている柴原さんから
雪の妻籠宿の写真が届いた。

一昨年の師走、千葉の保育園に使う木材を新月に伐採することになり、
その現認に行った。
・・この保育園もこの春には無事に完成を迎えるようで何よりです。

そのときはちらりとしか妻籠宿を見ることは出来なかったが、
雪景色もまたよいものです。
周囲の自然や風景と波長のあった馴染み具合というのか、
こういう町並みや建物の美しさは、
理屈とは別の所でやはりいいですね。
現代のものと同じものさしで美しさを比べては
こぼれてしまう所が一杯あるんでしょうね。
だけど何だか建物が息をしているような感じは
なかなか最近の建物からは感じられない様な気がします。
できれば、そういうものをつくりたいと思っています。

写真を送って頂き、どうも有難うございました。

| - | 23:59 | - | - |
旧暦 元旦
今日は旧暦の元旦です。
新暦の年末年始は引っ越し等も重なって慌ただしく、
お世話になっている皆様に
新年のごあいさつや年賀もできないまま失礼致しました。
ここをかりまして、旧暦の新年にごあいさつ。
旧年中は色々お世話になりどうも有難うございました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

(そういえば、昨日Aさんは旧暦の大晦日とわかって
ご挨拶に来て下さったのですね。今、遅ればせながら気がつきました。
どうも有難うございました。立派なお葱、大変美味しく頂きました。)

年の初めに一首。

初春の
あまねく照らす澄みし光
有り難き み と くもり晴れ晴れ


有難うございました。

| - | 12:34 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』1 
節分の今日、
朝から雪が降る中、横浜に向かう。
新幹線から見る外は一面の雪景色。
一部徐行運転する程だったが、
真っ白でまぶしい光景に不思議と何だか心弾むのはなぜだろう。
雪が珍しい所にずっと暮らしてきたからだろうか。
とにかく雪景色を見ると
犬並み(?)にじわじわと喜びが湧き上がってくるので、
これは本能的なものかもしれない。
(・・ちなみに久美は猫派、のようです。)

横浜の上大岡というところで
中華料理店を設計することになり、その現場を見に来たのだが、
忘れ難い日になった。横浜でもこんなに降るのは珍しいそうだ。
確かに雪と横浜ってイメージ的に結びつきにくい感じ。



不動産屋さんに案内されて現場へ。
建物は2階建ての集合住宅で1階に店舗が2軒入る予定。
1階奥側のスペースがこの店の場所になる。
店主は中華街の老舗料理店で長く仕事をして来た方。
20坪程の小さな店舗だが、地元に根ざしながらきちんとした
中華料理を提供できる店を目指している。



現場に立っていると色々な人の流れやイメージが浮かんでくる。
地元に根付く為に、オーナーシェフである店主がお客さんが来た時に
気軽に挨拶を交わせるような場所をつくるといいかもしれない、
敷地内の外部との関係を如何につくるか等々・・・
アイデアがいくつか浮かんで来た。
この店ができることで周囲の人達もよろこべるような場所にしたいし、
それは店主ご夫妻の希望でもある。

横浜と言う土地は
東京に近いが飲み込まれずに、
自分たちの住む場所に愛着を持って大切にしている人が多いそうだ。
そういえば以前現場で出会った工務店の現場監督も
他所の出身だったが横浜に住んで長く、
これから老後は地元に役立つ活動をしていきたいと、
横浜と言う土地への想いを語ってくれたことがあるのを思い出した。
この日案内してくれた不動産屋さんも
大阪出身でこちらに根付いた方だそうだ。
何か他にはない魅力がここの街や人にはあるのだろう。

そんな土地に彼らの想いはきっと受け入れられると思う。
その為の場所を色々と想像するのは楽しい作業になりそうだ。
HPがきっかけで出合いがあったのだが、
それが縁でこうして一緒に想いを形にして、
そこに少しずつ関わる人が増えていって
具体的な場が出来上がっていく過程に立ち会えるのは
本当に面白いし、有り難いな、
とこのような知らない土地に立っている自分に
気がつくと、つくづく思う。



夜は中華街で今お勤めのお店へ。
規模も内容も随分違うステージで一から始めることになるが、
料理に対する熱い想いを伺っているときっと大丈夫だな〜と思う。
ご夫婦のコンビネーションがいいバランスで、
店作りの意見に関しても相補いあうパズルのような印象。
きっといい店になるに違いない、と思った。
設計、頑張ります。
| 森田建築設計事務所 現場レポート 『横浜・上大岡のお店/福鼓樓』 | 01:32 | - | - |
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