6/8〜15までの8日間、事務所である上門前の家で展覧会を行った。
我々のくらしの中から生まれて来たかたちを
色々な作り手の人たちとコラボレーションした展覧会。
http://morita-architect.com/kamimonzen/kurashi3/kurashi3_1.html
これで3回目になる。今回、大々的な告知をしなかったものの、
人づてやHPから見つけて頂いた方もあって、沢山の方に来て頂いた。
どうもありがとうございました。
建築設計事務所主宰の展覧会でありながら、
特に建築の展示をしているわけではない。
今回は衣服やクロスステッチの小物類、木製の台所用品、
竹紙の便箋、パンなどがメインの制作物で、
一部に今まで手がけた物件の模型などを展示した。
これまでの展覧会で制作した家具の展示も行っているので、
建築との関連が分り易く見えている部分もあるのだが、
傍目には直接的な関係はあまり見えないものかもしれない。
ただ、こうしたかたちの生まれてくるくらしや意識が
設計するときの発想のベースになっていると言う事は出来ると思う。
また、建築は多くの職方の仕事が積み上がって出来上がる訳で、
制作の過程全てがコラボレーションと言える。
会場に展示は出来ないものの、設計する物件もまさにそういう意味では
『くらしのかたち』という意識やものづくりの考え方の延長上にある
といってもいい訳で、そこでは施主や工務店、工芸作家などとの
コラボレーションとして、ひとつの建築が生まれてくる。
次回の展覧会では、条件が揃えば、
建築の中でコラボレーションして出来上がって来たものを
いくつか展示してみたいと思っている。
ー次回の展覧会は11月後半を予定しています。