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適材適所
普段、とてもいい仕事をしている人が
少し内容や状況の違った仕事をすると
全くその力を出せないということがあるものだ。
そういう姿を見ていると、
人には『適材適所』というのがあるんだな、と
つくづく思う。

そう思うと、
自分はこんなものだとか思いながら、
その人の本来持っているものに
全く合わないことをして生きている人も、
結構な数いるのかもしれないな、
と思う。



| - | 23:14 | - | - |
men'sの意識  ladie'sの意識
街で色々な洋服屋さんを廻る機会があった。

色々見ていると、全体的にレディースの方が
やわらかくて自由な印象。
遊びや伸びやかさを感じるものも多い。
メンズはどうかと言うと、
一言で言うと全体に硬い印象。
自由さや伸びやかさに欠けていて、どこかしら力んだ印象のものが多い。

この違いはどこから来るのだろう。
デザインする時の意識に
あきらかに違いがありそうな気がする。

メンズから感じる不自由さは
どこか古いステレオタイプな「男らしさ」「男性的魅力」という
イメージから脱却出来ていない、
または捨てきれないことに起因するのだと思う。
それに代わるものを見つけられていない、
男性の意識の反映なのかもしれない。
どうもちょとしたところからも暴力的なものや
威圧感、みたいな匂いを感じてしまう。
ここしばらく何となくそういう傾向にあるような気もするが、
気のせいかな?

ではレディースから感じる伸びやかさはどこから来るのだろう。
もちろんいわゆる「女らしさ」とか「女性的魅力」といった
分り易いイメージを追うデザインが全くない訳ではないが、
そこに納まらない部分を追っているデザインも
あきらかに存在しているように思う。

女性とかいうことより、もっと命のしなやかさとかのびやかさ、
やわらかさみたいなものを感じるような、意識。
そこでは性差より生へ、意識の置き所がシフトしている感じがする。
女性の意識や興味が、軽々とそういうステレオタイプを越えて、
命の方へ素直にコミットしている、そういう状況があるのかもしれない。

例えばヨガをやったり、食べ物に気を使ったり、
アロマだとか・・
そういう事への興味や取り組みは女性の方が早いし多い。
そういうところで見つけた、在り方の新しい意識のようなものが
反映されているのかもしれない。


メンズにも
やわらかさや伸びやかさのある服がもっと出て来てほしい。

マッチョなだけが男性美ではないと思う。
ゆるゆるとやわらかでおだやかで身軽で清潔な感じ、
というのもいいと思うんです。服も意識も。

| - | 23:06 | - | - |
ashes and snow


お台場で展示中のノマディック美術館に行った。
ここで動物と人との信じられないような美しい交流のさまを捉えた写真、映像作品 ashes and snow が展示されている。

コンテナと紙管の柱、テントでつくられた仮設建築の美術館はお台場の風景によく馴染んでいた。廃品(?)で出来た神殿のような、箱船のような姿。エントランスの高く立ち上がる柱とスケール感は地下鉄の駅から青空の下に出て来た開放感をそのまま高みに引きあげてくれるようで、これからの展示への期待感が高揚してくるのが分る。硬いアスファルトの上を歩いて来た足には板張りの床がやさしい。ここでも知らず知らずのうちに、少しずつ作品を見る為の気持ちの切り替えが行われていく。

中に入ると明るさが一転して、薄暗い空間になる。
紙管の列柱の吹き抜けた高みの下に軸線が通って、木製の床が展示の動線を導き、両サイドの砕石が敷かれた空間に和紙のようなものにプリントした写真が吊り下げられている。
薄暗い中、宙に浮かぶ写真に捉えられたシーンはどれも静謐で美しい。少年と象が交流している写真から始まる展示に思わず合掌した。

映像で流れる、象やクジラと人との水中でのダンスのさまや砂漠のチータや人との交わり、密林のオランウータンと人との交流・・。信じられないほどの近さと親密さで人と動物、場所が交流しあっている姿はとても美しい。彼らの間に交わされるコミュニケーションが静や動の動きになっていく。その様子は人や動物や大地を流れるエネルギーの動くさま、交わるさまそのものなんだ、と感じた。
こういう可能性が現実に人にはあるのだということを見せられて、とてもうれしくなる。それは身体を通じて誰にでも開かれた可能性なのだと思う。

会場の天井を覆った黒いテントが風に吹かれて動くとき、そこに映るスポットライトの光が表面を動いていくさまが、映像に映し出されていた水のきらめきとシンクロしていた。この効果が設計者の意図していたものか、偶然か、わからない。僕が感じたashes and snow風に考えれば、これは会場の作品のエネルギーとこの場所を吹く風のエネルギーの交流するさま、とも捉えられる。ー言葉をかえれば、こうしたことを『祝福』というのかもしれない。

| - | 07:54 | - | - |
第3回くらしのかたち展 


6/8〜15までの8日間、事務所である上門前の家で展覧会を行った。
我々のくらしの中から生まれて来たかたちを
色々な作り手の人たちとコラボレーションした展覧会。
http://morita-architect.com/kamimonzen/kurashi3/kurashi3_1.html

これで3回目になる。今回、大々的な告知をしなかったものの、
人づてやHPから見つけて頂いた方もあって、沢山の方に来て頂いた。
どうもありがとうございました。

建築設計事務所主宰の展覧会でありながら、
特に建築の展示をしているわけではない。
今回は衣服やクロスステッチの小物類、木製の台所用品、
竹紙の便箋、パンなどがメインの制作物で、
一部に今まで手がけた物件の模型などを展示した。
これまでの展覧会で制作した家具の展示も行っているので、
建築との関連が分り易く見えている部分もあるのだが、
傍目には直接的な関係はあまり見えないものかもしれない。

ただ、こうしたかたちの生まれてくるくらしや意識が
設計するときの発想のベースになっていると言う事は出来ると思う。
また、建築は多くの職方の仕事が積み上がって出来上がる訳で、
制作の過程全てがコラボレーションと言える。
会場に展示は出来ないものの、設計する物件もまさにそういう意味では
『くらしのかたち』という意識やものづくりの考え方の延長上にある
といってもいい訳で、そこでは施主や工務店、工芸作家などとの
コラボレーションとして、ひとつの建築が生まれてくる。

次回の展覧会では、条件が揃えば、
建築の中でコラボレーションして出来上がって来たものを
いくつか展示してみたいと思っている。
ー次回の展覧会は11月後半を予定しています。




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