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焼き杉板を張る (あやうたの家 11)

現場では臼杵さんが
土壁を保護するための外壁の板張りを進めています。


先日の雪では
この辺りにも数十年ぶりの積雪があったそうです。
現場の周囲の山の上にはまだ白いものが残っていました。





外壁に張っているのは焼き杉板。
臼杵さんが対岸の岡山で見つけてきた、
昔ながらの製法で作られたものです。




かなりしっかり焼けていて、
表面から3〜5mm程度は炭化しています。
産地の人によると50〜60年程度は十分もつそうです。
炭の色なので、自然な深みのある色あいです。




先に縦に並べて張った継ぎ手の上に
同材の目板を張って仕上げます。
当初この目板として、
周囲に豊富にある竹を割って使おうかという案もあったのですが
直材を得るのが難しくて中止。

焼き杉板の前に、
ひしぎ竹をつくって張るという案もあったのですが、
実際に本にあるとおりの製法で試しにつくってみると・・




『まず火でぐるぐる回しながら、左右に動かし
むらなくあぶる。両端から水が出てきたら終わり。』




『このあと、石の上で節を木槌で叩いてひしゃいでいく。』



一応、ひしゃいで開くことはできるのですが、
どうしても隙間ができますし、雨除け、という意味では
板張りにはかないません。
しかし、手近な材料と工具で出来るので、
関東の一部や四国、九州では
かつては見られたらしく、蓑壁(みのかべ)と呼ばれたそうです。




古建具の玄関戸が納まっていました。
雰囲気がよく合っています。




玄関から中を見たところ。
内部は荒壁が塗り終わっていました。




廊下にさす北側からの光。雀の飛ぶ窓。
窓の外は木立の庭。窓の雀はそこを飛んでいるよう。
朝ここで顔を洗うのは、
きっと清々しく楽しい気持ちになるに違いありません・・・。
臼杵さん、近所の古道具屋で500円でこの窓を購入したとか(笑)、
いや〜笑い事でなく、なかなかの目利きですな。




長いわらすさの入った荒壁には
粗いが、味わい深い表情があります。
こすれると土がぽろぽろ落ちるかもしれませんが・・。




2階の様子​。
壁が出来て部屋らしくなってきました。

竹木舞下地の土壁だからか、
不思議に新築特有の臭いがなく、空気が清々しい気がします。




朝日でお目覚めの2階ゲストルーム。
気持ち良さそうです。





北側の外壁は大分張れています。
炭色の焼き杉板の外壁が張れてくると
家全体が締まった印象になり、
又さっぱりとした簡素な風情もたたえはじめたようです。




足場の上で作業する臼杵さん。
先週は助っ人があったようですが
こつこつこの後しばらくは一人で壁を張って、それから又京都で制作。
この辺りはほとんど自力施工なので、ゆっくりした進み具合です。
竣工は夏頃かな〜?とか。ぼちぼち、がんばってください。


臼杵さんに案内されて、
敷地内の対面側の斜面から家を見た様子。




のどかな風情のいいところです。
この斜面からは海の方まで見渡せます。




遠くに丸亀城も見えます。
手前の今竹薮になっているところも
昔は家があって、畑があったそうで、
その頃は今建てている家の辺りからももっと海の方まで見えたそうです。


家の周りに蝋梅が数本、
黄色い花を沢山咲かせていたのがとても美しく、目につきました。
臼杵さんとお母さんが花のついた枝と苗を
是非に持って帰れとすすめてくれたので、持ち帰ってきました。
帰って久美に話すと、
丁度その時間に京都で久美は家の近所の蝋梅を見て、
門と話していたそうです。
来年にはうちの庭でも黄色い花を咲かせてくれるでしょうか。
初めて見るその花を門は
どこか懐かしいような、親しみある気持ちで見るのかもしれません。


臼杵さんのブログ → 焼き杉板張りの様子12 



















 
| 『木を植える (あやうたの家)』 | 18:12 | - | - |
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