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アプローチ敷石工事
 
エントランスガーデンの石敷が
一通り仕上がったので、
アプローチの方へ石工事が進んできました。



手前の石橋まで敷石で仕上がります。



厚さのある石は見た目にもしっかりとした存在感を印象付けます。
それは既存の建物の印象にも反映されて、
存在が確固としたものとして見えるようになってきました。

また、白い石の表面が光を反射して
場所全体が明るい印象になってきました。
ここではほとんど見えていませんが、
そのさまがアプローチ右脇にある蔵の白壁の印象とよく呼応しています。

緩やかな弧を描いて
門にアプローチしていく石敷きのラインは
現地の多くの複雑な条件を加味しながら
決まっていったのですが、
結果的にはとても自然な感じで
優雅さのある曲線になりました。

アプローチにふさわしく、
見ていても、そこをたどっていくのも
どこか心地よく、楽しげな感じになりそうです。


図面を持っているのは
櫛谷建築の現場監督大ちゃん。
大きな上に難しい仕事も沢山あるので、
この現場では大工仕事を止めて、現場監督に専念。
現場の様々な工事の細部まで把握している
彼のような存在がいてはじめて、
現場の皆が安心して仕事に取り組めるようになり、
全体の工事が円滑に進んでいきます。
ごくろうさまです。
・・・最近になって、ようやく表情が少し和らいできたようです・・。




建物外部の空調室外機を囲う格子が
設置されました。
柱ごとに外して中の機器を点検できるように
工夫されています。

こうして見た目に違和感なく納まった様子を見ていると、
設備機器の存在から受ける、視覚的な印象が
心理的にどれだけ影響を与えているのか
よくわかりますね。




これは大工さんが
遊び心ともども造ってくれた檜を繰りぬいた水道栓。
板で囲うよりは反りも出にくいだろうし、と。
上の水切りはきちんと勾配もついて
蟻で納まっています。
2階の出窓やタモの階段や洋室の床板張りなど
あちこち手のかかるところを納めてきた橋本さんならではの
余裕の(?)仕事なのでしょうが、
一つ一つの木をよく見て対話しながら
使い方や扱いを決めていく技術や感覚にはいつも感嘆します。

社寺などの、木を丁寧に扱う仕事にたずさわる中で
培われ、伝えられてきたものなのでしょうが、
そこには日本の伝統的な大工技術やそれを支える精神性のよき部分が
今も息づいているのを感じます。

そしてこの現場には
そのような大工さんたちが沢山関わることによって、
ここまで出来上がってきた、ということを
今あらためて実感しています。

それが一つ一つの仕事となって
そこにしっかりとあるのを
眼にするからです。
時間が経ってもゆるぎのないものがそこにはあります。



庭の方も植栽が入り始めて
仕上げに入ってきました。



苔が入ると石の存在が活き活きと際立ってきます。
苔の柔らかく瑞々しい表情と
石の硬い、塊としての存在感が
お互いに引立てあっているのがよくわかります。
ここで植えているのはハイゴケという種類です。

石柱の藤棚の下に敷き詰められているのは
現場で解体された部分の建物の礎石に使われていた石です。
恵那石といって白御影に鉄分が含まれたもので
赤みがかった色合いになります。
敷石として使われたことで
苔との対比もあってその表情が生きてきました。
棚の上で咲く藤の花とも
調和を見せるのではないでしょうか。



今まで顧みられていなかった庭の一隅も、
既存解体ののべ石や残った庭石が
うまく組み合わされ、整えられていくことで、
新たな場として生まれ変わってきました。



このようにして
元あった樹木と建物とが
新しく庭が出来ていくことで
ひとつの世界として結び合わされていきます。
そうしてどちらもが活き活きとした表情を帯びてきました。

多くの人々の色々な方面からの仕事が合わさって
全体が出来上がっていく過程が
今仕上げに向かっています。



小道側の塀。
木製のパーゴラが設置され、
足元には笹などの植栽が施され、パーゴラに向けて
ムベやテイカカヅラなどが植えられています。
いつの日か育って、緑がこの上を覆っていくことでしょう。

工事が終わった後、
時間が完成させていってくれる部分もあるのです。





















| 『 O project (桜鹿荘)』 | 19:03 | - | - |
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