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版になった薔薇を印刷する北中さん その2
 
北中幸司さんから、

先日の作業の続きの報告が届きました。

いよいよクライマックス。どうなるでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

作業報告も今回がクライマックスです。
さあ、薔薇はどうなったでしょうか。

薔薇の「銅版スケッチ」を印刷する―その



プレス機のプレートの上に、インクを詰め終わった銅版を置きます。
このプレス機のローラーの幅は15センチあるので、
その範囲に入る大きさの銅版を印刷することができます。



銅版の上に湿らせた紙をのせます。
このとき、余白を意識しながら紙の位置を定めています。
(版の外側の余白です。額装するとほとんど見えないのですが)




全体にフェルトをかぶせます。

鉄製のローラーの下には、プレートで隠れて見えませんが
もうひとつ同じ幅のローラーがあります。

2本のローラーに
プレートがはさまれている状態です。

図にすると、こんな感じですね。




ハンドルを回すとローラーが回転し、
プレートが横にスライドしていきます。
ローラーのすき間を通過するとき、強い圧力がかかります。

銅版と紙を強くプレスすることで、
銅版の凹部に詰まったインクが紙に写し取られます。

あらかじめ紙を湿らせておくと、紙がやわらかくなって
版の凹部に食い入りやすくなり、インクをよく吸ってくれます。

紙の端がローラーの下にさしかかると、ハンドルが少し重くなります。
つづいて銅版の端が来ると、急激に重たくなります。
ここからはかなりの力仕事です。

ハンドルを回す手にひしひしと重圧がかかってきます。
紙を銅版に押しつける力を、まさに体で感じることができます。
(小型のプレス機は安定したテーブルの天板に
バイスで固定して動かないようにしています。)

途中で手を止めると、そこだけ圧力がかかり過ぎて作品に跡がついてしまいます。
ムラなく均等に圧力をかけるためには、
ゆっくり、止めないように、一定の速さでハンドルを回していきます。
(計ったことはないのですが、時間にすれば30秒くらいなのかな?)

銅版がローラーの下を通過し終えるとき、
「がっくん」と手ごたえがあります。
紙の余白の端までくると、もう一回小さな「がっくん」があって、
ハンドルが軽くなります。
プレスが終わったことを告げています。






フェルトを持ち上げると、
紙にはっきりとプレスされた銅版のかたちがついています。



…息を呑む瞬間です。
ゆっくり、紙をめくっていきます。






しっとり湿った紙にインクが吸い取られ、
薔薇のすがたが立ち現われました。




吸い取り紙にはさんで、作品を乾かします。

続けて印刷した分を、
吸い取り紙のあいだにはさみながら重ねていき、
紙が反り返らないように、最後にガラス板をのせます。




ときどき吸い取り紙を取り替え、
作品が乾くのをゆっくり待ちます。
3,4日もすれば、完全に乾くでしょう。

北中 幸司


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何だか思わず、一緒に力を入れて

ローラー回してしまいましたね(笑)。


仕上がった様子が早く見てみたいですね!

・・・と思っていたら、

今回の上門前での展覧会に、

この版画を出品してもらえることになりました。

是非、実際の作品を見にいらしてください。

制作過程を最初から知って見るとまた

何か感じるものがあるかもしれません。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


上門前の家(森田建築設計事務所)にて
展覧会のお知らせです。


『くらしのかたち展 仕事する服と植物へ』


森田建築設計事務所 上門前の家にて
2012年 7月 14日(土)15日(日)16日(月)
12時〜18時まで


詳細はこちら 


どうぞ皆様、お運びください。
お待ちしております。







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