今月半ばの竣工に向けて、
現場は仕上げ工事が始まっています。
床は張り終わって、工事終了まで養生がされています。
枠周りをわびすけで塗装しています。
荒壁だった土壁と天井面も仕上げのための下塗りが終わってきています。
壁が塗り上がってくると、随分雰囲気が変わりますね。
奥の壁面の柱と貫、桁にはエイ油を塗って拭き取っています。
既存の木部には同じ仕上げを施します。
ツヤも少し出て、濡れ色になり、また油分が加わることで
木のお手入れにもなります。肌の保湿クリームみたいなものでしょうか。
古い木も美しく蘇った感じになります。
手前の丸太梁はまだ塗っていませんから、まだ乾いた感じが残っていますね。
掘りコタツ床になっているところの腰壁張り中。
先にわびすけを塗ってあります。
電気の追加配線中。
納戸の壁面。
荒壁の上に下塗りがされています。
粗いままの時にはあまり見えてこなかった壁の分節が
段々、意匠として感じられてきます。
納戸の隅に設けた吹き抜け。
薪ストーブの暖気が1,2階で循環するための通路になります。
この家に昔使われていた煤竹を磨いて再利用しています。
床面なので、踏み抜いて落ちないように、
その上に木の格子を渡しました。
正面の壁は左官で仕上がります。
吹き抜けの上には薪ストーブの煙突も設置されました。
もう少しで完成です。