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11月の展覧会 北中幸司さんの作品について 
 





北中幸司 

『銅板スケッチ』展

− 花 草 木  生  写  −



北中さんは
年間を通して昼間の数時間、
屋外で植物と向きあって、スケッチすることで
これらの作品をつくっています。

現場でスケッチした線が
そのまま銅版画として
完成した作品になっていくこと。

ー具体的には
銅板の上に貼られた
トレーシングペーパーの上から鉛筆で線を描くことで
銅板の表面をコートしているグラントという層が
はがれていきます。
グラントのはがれた部分は
腐食液につけたときに銅が腐食されて、インクの入る凹みになります。
現場で描きながら、版の製作工程が半ば同時に進んでいくわけです。
この技法によって、スケッチの線が
そのまま版画として作品に仕上がることが可能になっています。


そのことによって
より直に、深く、感じられるものがここには息づいています。


目の前の花や草や木を見て、
手を動かしている時間。
静謐な中で、生命の流れを感じながら
様々な感動や発見や体験が連続する、
充実した、至福の交流のひとときなのだろうと想像します。

その行程を通して表れてくるもの。


スケッチという言葉は、
日本語では『写生』とも訳されます。
読み下せば、『 生 ヲ 写 ス 』。

原語にこの意味合いがあったのかどうかわかりませんが、
とてもいい翻訳であり、言葉だと思います。
そして、そこからは
北中さんの制作のありようや取り組みの姿勢までもが
伺えるような気がします。


現(うつし)世に 植物という形であらわれた命を
もう一度、
写(うつ)す ことによって、
目に見えない、初めの命の流れを
私たちは感じて、見ることが出来るようになります・・・。

北中さんは
そういう仕事をされているのだと思います。


   花 草 木  生  写 



作品を見ていると、
知らぬ間に呼吸が深く、
気持ちが静かになっていくような気がします。
我が家の棚に飾ってある作品は、
毎朝出会うたびに、
そのようにしてこちらの気持ちを新鮮にしてくれるようです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

北中幸司 プロフィール


1969年 大阪生まれ
 
 京都教育大学特修美術科にて彫塑を学ぶ

1994年から2003年まで 彫刻工房『吉田アトリエ』にて
 レリーフ・彫刻などの仕事に携わる。

1998年 個展 『北中幸司 作品展』 ギャラリーマロニエ(京都)
    ― 建築をイメージした石膏による立体作品展

2000年 『Mio 写真奨励賞 2000』 特別賞
    ― 自作のテラコッタをモノクロ撮影した写真作品

2002年 『国際コイン・デザイン・コンペティション』 佳作入選
    ― コインのデザイン画、レリーフの原型

2003年 個展 『北中幸司 植物のスケッチ展』 ギャラリーテラ (京都)



2007年から銅版画の制作を始める。






11月の展覧会、
『北中幸司さん』『永塚結貴さん』の個展です。
会場では料理教室森田からの販売もあります。




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