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『本を読まない男たちへ』 おすすめの本 第4回


タオ―ヒア・ナウ (単行本)
老子 (著), 加島 祥造 (翻訳)

2500年前の中国で書かれた老子の書。
英米文学の翻訳者である加島さんが英訳書から現代語訳したもの。

中国の古典が英語経由で日本語に・・
その経路は現代日本にはどこかぴったりな気がする。
だから、という訳ではないが、この本の老子は
現代の我々には非常にとっつきやすい。

僕はこの本に深く感謝している。
人生の危機を乗り越える為の方向を与えてくれ、
転機をもたらしてくれたからだ。
この本に救われた、と思っている。

数年前、生きかたを根本的に変えなければならない状況に遭遇した。
当時の自分の既知の価値観や思考法では乗り越えられない苦境、だった。
精神的にも物理的にもかなり進退極まった感じで、
家族も巻き込んで暗闇の中。口論の絶えぬ日々・・・。
そのときに、その渦中の現場でこの本に出会った。
「陰極まって陽に転ず」とはまさにこのことだろうか。
直感的にここに何かがあると感じて開いた頁から、
新しい世界の扉が開けたようだった。
暗闇に光が射すように、
砂漠に雨が降るように、
この本の中の言葉が心に沁みこんできた。
理解できなくても感じるものがあった。
精神的に極まっていたから、
ここにあるタオの滋味を強烈に感じることが出来たのだろう。
それから家で毎朝声を出して読んだ。夫婦ともどもこの本でタオを知り、
それに連なる様々なことに出会っていくうちに、
その状況を乗り越えることが出来た。
今に繋がる生き方の転機がこのとき訪れた、と思っている。

物事の外側から、その部分だけ見て是非を問うような、
近視眼的なものの見方で生きていても、
日常事足りているような気がしているものだ。
物質や冨や名声といった、一般にいう世俗的幸福に導くものは
その狭い世界に意識を繋ぎとめるように働くようだ。
それで出会う世界の中だけで生きているのではないことを思い出したい。
ものごとの内側に働く見えない力の働き、宇宙を動かす理(ことわり)、
その中で生きていること、
高く俯瞰して天の彼方から動きを見ること、感じること、
微細な世界から極大の世界まで一貫して流れる動きがあること、
そこに乗って、その一部として生きていることを
この本を読むうちに、心の内奥から思い起こさせてくれる。

意識が広がれば生きている世界も広がる。
感知できる範囲が広くなるのだろう。
見方が変われば世界は反転する。
そのうちに信じられないような奇跡に出会うこともある。
生命の可能性は普通イメージしているような何らかの限界に
挑戦するようなことだけで見えてくるのではなさそうだ。
今を生きていることに感謝したい。
そもそもの出会いを与えてくれたあのときの出来事にも。


この本はそうした扉を開いてくれるだろう。
ご一読あれ。
老子は懐が深く、他の人の訳したものも面白い。
『老子(全) 自在に生きる81章』 王明(著)地湧社刊 
もお勧めの一冊です。



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