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『本を読まない男たちへ』 おすすめの本 第2回


饗宴 (岩波文庫)
プラトン (著), 久保 勉 (翻訳)


ギリシャ哲学の古典。
ソクラテスやプラトンといった名前は知っていても
案外、読んだことはない、という人も多いと思う。
『哲学』というだけでなんとなく難解そう、
という『読まず嫌い』で避けているのは勿体無い。
プラトンの哲学書は難解な日本語は特にない。
論理の展開を順に追っていくことさえ出来れば読める。
僕自身、初めて読んだ時の印象は
案外読むのは難しくない、どころか、結構面白い、だった。
その頃の僕は仕事の関係で、若狭山中の
ほとんど隣家もない過疎の村にあった茅葺民家に
しばらく住むことになった。
夜、遊びに出かける場所もなく、テレビもなかったので、
読書くらいしか娯楽がなく、今まで読んだことのない本を読もうと思って
読んだのが二十代前半のこと。
愛について書かれたこの本は、古めかしいものではなく
現代を生きるものの悩みにも活き活きと答えてくれるようなものだった。
哲学とは、難解な思想をこねくり返すものではなく、
現代を生きる人間の悩みに答え、意識を高みに向けてくれるものなのか、
ということを知って、とても新鮮だった。

(・・・意識が高みへ向かうと
自分の中に軸がすっくと立ち、鼻の奥が通って
息が頭の先へ抜けていくようなすっと開けた感覚が訪れるように感じる。
そんな時、自然に背筋も伸びている・・。
良い本から感じる香り立つ、という印象はこの感覚に繋がるところから
来ているのかもしれない・・。これはあくまで個人的な印象なのだけど。
読書で心が動くとき、体も反応している・・。
読書は心身全体で感じる行為なのだとも言えるかもしれない。)


今読み返せば多分又新たな発見があるに違いない。
理解や受け取り方がどう変わったのか、
それは自分をある種客観視できる視点でもある。
こういう古典本はそのような定点観測ポイントにするにも絶好の書だと思う。

2500年も前から読み継がれてきた本にはそれなりの理由がある。
時代を超えて、人に理想や活力を与えるものがあるからこそのこと。
こんなに素晴らしいものをたかだか数百円で読むことが出来るのは
本当に驚異的なことだ、といつも思う。

| 本を読まない男たちへ  | 23:37 | - | - |
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