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錦の家 2 (before-1)

 

実測調査のときの様子です。

元々あった家の

東半分を建て直したのが昭和16年に出来た部分です。

 

玄関。

 

 

正面の建具より手前は

ほぼ建築当初のままだそうです。

 

 

数奇屋的な意匠。

(足元に実測道具が転がっていますが・・)

 

玄関脇には洋風な応接室があります。

 

 

こちらも調度品以外は当時のまま。

腰張りにテラゾが張ってあります。

代々続く石屋さんで、

当時お祖父さんは石造洋風建築に携わっていた・・

という様子が偲ばれます。

 

 

応接室内部の意匠は和洋混交のスタイル。

お祖父さんが設計時に描かれたスケッチが残っていて、

正確なパースで細部までしっかり描かれたものでした。

 

このあたりの部屋は

今回の改修でも触らずにそのまま残します。

 

ここより奥の生活空間は

これまでにも幾度か改修されてきています。

 

玄関から続く、厨房から一連の水廻り。

町家ならトオリニワになっているところですが

建築当初からハシリはなく、

床が上がってタイル貼りの流しが設置されていたそうです。

流しの横には板石で囲った井戸もあって

洗濯もそこでしていたとか・・・

 

 

現況は先代のときに現代風に改められた

水周りの続く奥行のある空間です。

キッチンからトイレや洗濯、浴室まで

水周りが一列に連なっていて機能的なのですが、

当初あったであろう採光や通風が失われて、

流れの滞った場所になっていました。

改修するならそれをまずあらためたい、という印象。

 

 

水周り部分と居室の和室を繋ぐ茶の間。

 

 

応接室へも2階へも通ずるここは

家の人が必ず集まってくる心臓部みたいなところで、

お祖父さんはそのことを見越してか

ここにお仏壇も設置されていたのでした。

ご先祖さまはいつも家族と一緒、という感じ・・

ご家族で集まって話をするのはここが多かったとか。

こじんまりと落ち着く場でもあります。お茶も近いですし。

 

 

茶の間の南に続く和室二間。

手前は建築当初からの座敷。

床の間や箪笥の納まる造作もお祖父さんの意匠。

その奥は当初広縁だった部分を後に拡張して室内にしたところ。

お祖母さんがいらっしゃったそうです。

 

その先の庭。

 

 

広縁があった頃は今より広くて、

建築と作庭の勉強のため、重森三玲氏に師事していたお祖父さんが

作庭された庭があったそうです。

左手は増築された浴室。内部からの眺めはいいですが、

外観(アルミサッシ)は庭にはあまり調和していない感じです・・。

 

 

茶の間から階段を2階へ上がります。

 

 

なかなか凝った造りの素敵な階段なのですが

外からの光が全く入らず、

昼間でも照明を点けなければならないのを

改善したいとのこと・・確かに暗いですね。

 

 

上の写真の右手奥に見えていた北側の和室。

ここも当初のまま。

今回ほとんど変えないのですが、

廊下以外に南北に通風する経路がほしい、ということで、

廊下の隣にある納戸を介して

その先の南側の部屋、開口へつながるように考えます。

 

 

くだんの南側の部屋。

和室とその南に増築された洋室。

 

 

子供室です。想い出がいっぱいありそう・・

 

 

南側の洋室。

 

 

垂木構造の低い屋根が印象的です。

 

 

さて屋根裏に上がってみると・・

 

 

階段の上にこんな空間を見つけました。

これは何か活かせそうです・・

 

 

その先の南の和室の上にも

たっぷりとした

小屋裏空間がありました。

ここも活かさない手はない感じがします。

 

今回の改修ではこの東半分の

1階をパブリック的な使い方に、

2階をプライベートな生活空間として

再編することになっています。

 

 

残る西半分についてはまた次回。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

さて、

今日の現場はかなり進行していて・・・

 

 

左官の仕上塗りが始まっていました。

空間が仕上がって、変容していくさまは

何度見ても不思議な感じがします。

場のありようががらりとかわっていくからです。

それを一番実感するのが

壁が仕上がっていくときかもしれません・・

開かれていた内部が

縫合されて閉じられていくような、

まるっきり別次元に変わるような・・・

そして、新たな世界がそこに現れてきます

・・そんな印象があります。

想像の中では見知っていたのですが、

それでもいつも新鮮な出逢いです。

 

全体が仕上に向かって速度を速めつつ、

着実に進んでいます。

 

 

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 錦の家 』 | 19:07 | - | - |
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