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竣工 そして 点睛( びわの実文庫 9 )

 

5月の半ばから6月は沢山のことがありました。

 

びわの実文庫は その間に

無事に竣工を迎えました。

 

 

内部の工事もようやく一通り完了した

ツルミ建築の亀井さん。

 

表の窓の上には

鉄筋で組んだパーゴラが設置されています。

ここにはハーデンベルギアを植えて、

数年後には緑と花の庇ができる予定です。

 

 

玄関に設置された

花のモチーフのアンティークステンドグラス。

どこか人が頭の上で手を組んでポーズをしているようにも・・。

 

壁面は紙クロスのオガファーザー貼り。

壁面が白く一続きになると、

光が気持ちよく回り始めます・・。

 

 

文庫の方へ・・。

 

 

書棚とベンチは

塗られた柿渋で少しあかく色づいてきました。

格子網戸を閉めたところ。

 

 

格子網戸を開けると表の木が見えます。

その枝ぶりも繁る葉も、もうすっかり

このものがたりの場の一部になったようです。

 

 

 

カウンター。

ここに座っている先生に

庇の下のアプローチに面した窓の外から

こどもたちが声をかけるでしょう。

 

窓を横切る棚の上では

鉢の植物が日を受けながら、

通ってゆく風に葉をゆらゆらと揺らせているでしょう。

 

 

 

あそこにもまだ読んでいない本があったぞ!

ベンチに座って見てみよう。

 

 

このベンチがきもちいいんよ〜。

と、ようやくほっと笑顔のこぼれる亀井さん。

長期間の工事、おつかれさまでした。

 


素話室。

波打つ天井につつまれる、ものがたりの世界。

声にもつつまれるようでしょう。

遊びに来た男の子は

波にあわせて体を動かしていました(笑)いいなあ〜。

 

正面のニッチにはこの部屋の画竜点睛。

郡司慶子さんに今までにないようなかたちの陶板を

つくってもらっています。

 

 

文庫から住まいのほうへ・・

 

住まいのほうの

正面の窓からは豊かな緑が見えて・・

 

 

風が通り抜けていきます。

 

 

住まい側、

メインルームは文庫と対照的に

天井が高くて伸びやかな空間です。

 

右上方のハイサイドライトは

朝日がおはようと入ってくる窓で、

溜まった熱気を抜いて、

空気をめぐらせるための窓でもあり、

室内を活き活きと息づかせます。

 

正面の掃き出し窓の外にはデッキが付きます。

緑豊かな谷に面して、

風に揺れる木々のざわめきと鳥の鳴き声が響いています。

ゆったりとした朝食や

お客様との夕食なんかも楽しそう。

 

 

サンルーム。

高台ならではの眺めのよさと冬の日向ぼっこ、

そして谷側の窓の外では桜がすぐ側に咲きます。

楽しみ多い場所。

 

格子網戸を閉めたところ。

 

天窓からの

夏の日差しを遮るために・・・

 

 

垂木の間に

だれ建具をスライドさせていきます・・

 

設置完了。

 

 

光がずいぶん和らぎました。

 

この建具と窓の内障子は

正面カウンター下の

収納にしまえるようになっています。

 

 

内障子をたてた掃き出し窓。

葉陰が映る様子。

右手洗面への出入り口は古建具。珍しい形です。

 

 

メインルーム見返り。

薪ストーブがあります。右手カウンターの向こうがキッチン。

たてられた古建具は入れ子障子付の筬格子戸。

今は入れ子を外して通風状態。季節によって調整します。

 

 

ゲストルーム。

左手にはスライド式で収納できるテレビ置き場があります。

小幅板の袖壁が出来るので、

そこに透かしを入れることにしました。

 

 

梅にメジロの飛ぶ様子。

型紙を作ってみました。なかなか面白いですが、

描く対象の本質をとらえていないと線が

活き活きしてこないしむつかしいですね。

板に彫るのはもちろん、亀井さんにお願いしました。

 

 

そんな感じで

様々に手をかけられたこの工事もようやく一段落。

外構といくつかの『点睛』を残して、

5月26日に無事に引渡しが出来ました。

 

 

亀井さん、ツルミ建築の皆さん、

どうもごくろうさまでした。

最後までたゆまずていねいに手をかけて頂き、

どうもありがとうございました。

 

この日が

お施主様の山西先生にとって、

とても特別な日だったということを後でうかがいました。

そして、それはまるで

これからここではじまってゆくであろうことを

祝福しているようにも思えました。

 

 

 

6月に入って、

今日はいくつかの器具付けや届いた『点睛』の取り付け。

そして竣工写真の撮影。

 

 

撮影は

『にろうの家』を撮ってもらった中村さんにお願いしました。

 

 

ウッドデッキも設置されています。

 

 

そして、素話室の点睛、

郡司慶子さんの陶板が完成してきました。

 

 

 

お話をするときには

必ずみつろうキャンドルを灯すそうです。

こどもたちが床に座って、

先生はこの横で椅子に腰掛けます。

 

陶板は

手を合わせて差し出しているような形の

キャンドル立てになっていて、

その上には煤を受ける金箔の陶製天蓋が吊られます。

 

陶板の背景の

煤で生まれた模様は

ここの窓から見える山並みのようです。

 

 

 

  掌(たなごころ)の上

  山の景色

  炎の向こう

  金の空

 

 

 

陶板は裏返すと

このようになっています。

キャンドル立になるのはお話のときで、

それ以外の時にはこちらの面が見えています。

 

こどもたちが

ものがたりの世界にであうさまに

想いを馳せて、

慶子さんがつくってくれました。

 

 

 

もうひとつの点睛は

 

 

 

正面外壁の八角形の枠の中に納まる陶板。

道から入ってくるとき、

きっと最初に目につくでしょう。

 

たのしげでかわいらしい、

ものがたりの世界に息づいているものたち。

 

こちらも郡司慶子さんの手から生まれました。

素敵な陶板をどうもありがとうございました。

この場所がまたとても豊かになったようです。

 

 

私自身、こどもたちのための場所をつくる

この建物の設計に携われたことは

とてもたのしくて、うれしいことでした。

 

 

少しずつ

準備を整えながら、

この場所は動き出す日をまっています。

 

 

 

この場所の名前の由来になった詩。

 

 

 まどみちお 『びわ』

 

 

  びわはやさしい 木の実だから

 

  だっこしあって うれている

 

  うすい虹ある ろばさんの

 

  お耳みたいな 葉のかげに

 

 

  びわは静かな 木の実だから

 

  お日にぬるんで うれている

 

  ママといただく やぎさんの

 

  お乳よりかも まだあまく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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