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竣工( こでいしの家 7 )

この9月は本当に色々なことがあって
気づけば10月になってしまいましたが、
大原『こでいしの家』、
先月初旬に無事に竣工しました。




玄関側外観。
平屋の部分は収穫した農作物を仕分けたり、
色々な作業をするところです。
外構は、これから施主の渡辺さんが知り合いの造園屋さんと一緒に作業して
造っていく予定。




深い庇のある玄関前。
猿頬面取格子に繰り型を施した引き分け戸。
力強さと洗練を併せ持つこの伝統的面取りに
どこか民俗的な印象のある繰り型を組み合わせることで、
この場所に入るきっかけになった
社会学的学問と研究という現代的で冷静な知性と
そこから農業へと移行する、大地に根差すような野性
の両面を感じさせる渡辺さんの印象を端的に表すことを意図しました。
その姿勢はつくだ農園さんの農業の取り組みにも表れているような気がして、
そこにとても新しい在り方を感じます。
両者を備えることで諸々の因習的な束縛などを軽々と越えていくような
しなやかさも感じます。
左は古材製の郵便受け。




玄関土間。
正面は3枚引き込みの古格子戸。
土間は墨モルタルコテ押さえ。




格子戸を開けると
奥は作業用の土間になっています。古建具を利用した収納と格子戸。
古建具を探す前に収納のサイズなどは決まっていたのですが、
なぜか不思議とぴったり合う古建具に出逢えました。




家の方を見る。
正面、古建具の角桟舞良戸が住まいとの間を仕切ります。
右は古材天板を載せた下足収納。




玄関土間。
玄関戸には網戸が付いています。

家の中に入って和室。




外部に面したコーナーが引き分けの開口になっています。
障子越しの穏やかな光が染み入る静かな空間。
壁面仕上げは施主家族施工のインド製手漉き和紙貼り。
渡辺さん、ごくろうさまでした。




対面、屋内側のコーナー。
建具は全て古建具。天井はシナベニヤの底目地張り。




家族の記念。
子供たちは大きくなったときにうれしいでしょうね。




メインルームのリビングとダイニング。
上部の格子は2階廊下に面した開口になっていて、
障子を開けると空気が流れていきます。
階段は段板を片側壁面に飲み込ませてすっきりとした印象。




家の中で一番大きな空間のこの部屋は
奥の田んぼと山が絶好の借景になっています。
今は色づき頭を垂れた稲穂、冬の雪景色もきれいでしょう。




作業場の方まで見える障子小窓の付いた壁面収納棚。
風も通します。




メインルームに面する2階の廊下。
ここからの周囲の眺めもなかなか素敵です。
各室入口は古建具。渡辺さんが見つけてきました。




作業場と住まいの間の外部土間に設けたウッドボイラー。
薪を燃料に作業土間の床暖房を行います。




反対側の外観。
プロパンボンベも木製の目隠しで囲われています。
こちら側、車の下あたりも外構工事で整えられていく予定です。
外回りが整うとまた随分印象が落ち着くでしょう。

住まいが整って、
渡辺さんご家族はあらためてこの地にしっかりと根をはった生活が始まり、
つくだ農園さんとしても
ここが出来てまた色々な新たな展開が始まっていくことでしょう。
どんな花が咲いて実りがやってくるか、楽しみにしています。


櫛谷建築さん、
いつもながら丁寧な仕事をありがとうございました。



森田建築設計事務所
森田 徹























 
| 『 こでいしの家 』 | 19:25 | - | - |
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