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現場報告(吉田の家 8)

 

今日は朝から雨降りで

なんとなくあたたかな感じの日。

仕事の合間に休憩を兼ねて

書き綴っています。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

さて、

吉田の家の現場報告続きです。

・・前回からまた少し進んで7月の頭になりました。

 

現場では壁の塗装が完了。

壁が仕上がると

場の空気感が変わります。

ここまで積み重ねた仕事が

一つのものにまとまって見えてきます

 

 

桐パネルの新規天井を加工する大ちゃん。

いつも繊細で丁寧な仕事です。

 

 

コーナー右手の収納開口の鴨居は

既存を再利用しました。

元はここに引き違いの押入開口がありました。

 

 

古建具の建て合わせをしながら

数日後に迫った引き渡しに備えます。

 

 

2階の間仕切り襖は

入子障子付の板戸に入れ替えました。

きれいな意匠の組子で清々とした印象です。

 

 

・・現場帰りの賀茂川。

この頃、降り続いた長雨で水が増水していました。

川原の道は橋の下などに

上流から流されてきた木が転がっていて

通れなかったのです。

 

 

さて、その数日後、

いよいよ引き渡しの日が来ました。

晴れて竣工です。

 

 

2階の座敷。

畳を板床に変え、

襖だったところを古建具で入れ替えました。

元々客間として造られ、使われていた部屋なので

床の間周りの造作もきちんとしてありました。

 

 

1階。

廊下や座敷に分かれていた空間を一つに。

杉板の床が繋ぎます。

保存再生された網代天井が生きて

この場に独特のキャラクターを与えてくれます。

周囲の新たな天井は桐パネル。

正面北庭への開口は

高さを下げて奥の隣家との視線が合わないように。

庭は余分な増築を解体してもう一度再生されました。

(これは道路側の南庭も同様です)

 

 

キッチン側。

造作で新たに造ったカウンターと収納。

カウンター収納には網代建具で天井と揃いました。

 

 

コーナー収納。

古建具 目板格子戸の引き込み戸。

その右に新たに出来た大きな壁面には

絵や写真を掛けても映えます。

その際、照明が当てられるようにしてあります。

 

 

キッチン。

機能的な業務用器具で構成。

シンクの手前には冷蔵庫を設置します。

 

その対面には

新たに設けた目板格子戸付の収納棚と

カウンター収納。

 

 

ガスオーブンは白い鉄板で囲いました。

(後日この上に遮熱板を設置。)

カウンター下は

キッチン側からと網代建具付きのダイニング側の

両方に収納が設けられています。

 

 

カウンター天板は

古材板で造りました。

正面には新たに設けた収納。

古建具の舞良戸が

それぞれ4枚ずつの揃いで入っています。

収納の上には壁付エアコンのニッチ。

篠竹けんどんの建具でカバーしました。

 

キッチンを出ると・・

 

 

 

新たに再生なった北庭。

焼杉板の塀で囲われました。

前の家から引っ越してきた植物たちがよく映えます。

右手の竹は物干し用。植栽が育った庭が楽しみです。

 

一方、表側南庭は・・

 

 

道路と同じレベルに切り下げた自転車置き場と

格子の塀が出来つつあります。

 

 

後日、完成した様子。

石の格子パネルも嵌められました。

この中に植栽が育って庭になっていきます。

外での食事やお茶のできるスペースになるように

(ちょっとした工夫があります)

育った木陰の下、そうなる日が楽しみです。

左手、元からあった出入口扉は焼き杉板で直しました。

 

さて、

この日に届かなかったペンダント照明・・

 

 

後日、手前と奥に2灯設置しました。

よく合っています。

天井の意匠を損ねないよう、

ちょっと一工夫。

吊元をすっきりさせてローゼットは見せていません。

 

 

明かりが灯って完成。

家具や庭からここで始まった新たな生活の

楽し気な感じが伝わってくるようです。

 

櫛谷建築の皆さん、

最後まで丁寧な仕事で仕上げていただき、

ありがとうございました。

 

お向かいに

子供のころから住んでいるおじさんも

網代天井が再生されて面影を残しつつ

新しくなったこの家の改修を喜んでくれたそうです。

 

車も通らない細い通り

古い家の立ち並ぶ

静かで慎ましやかな落ち着いた界隈

ここのお施主様も車を手放して

転車とバイクだけで身軽に。

 

 

竣工してしばらく経った夏の日・・

 

 

小さな改修の相談をしつつ

よく冷えたお茶の香と

新調したカーテンを

穏やかに揺らす風に

この場所と

この家と

ここに住む人が

同じ調和(波動)の中にあることを

感じました。

 

それはまた、

この家が

このようにできることが

長い大きな流れの中にあって

起こったことで

その中でそれぞれなすべきことをなした

ということを確認できた

ささやかですが

たとえようのない不思議な幸福感

を感じた

ひとときでもありました。

 

 

 

 前回

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 吉田の家 』 | 20:56 | - | - |
現場報告(吉田の家 7)

今日はある機会を得て

『ワンダー 君は太陽』という映画を観たのですが、

最初から最後まで感動の涙が止まらなかった!

原作は読んでいた(その時も号泣でしたが)のですが、

映画も本当によかったです。

キャスティングがぴったりはまっていて、最高。

人間って素晴らしいなと、

なんだか生きていくモチベーションの上がる映画でした。

機会があればぜひご覧になってみてください!

 

引き続き、

吉田の家の現場報告です。

前回からまた少し進んで6月に入りました。

 

・・・・

 

玄関床仕上げ張りが進んでいます。

 

 

土間タイルは既存を利用していますが、

応接間がなくなり、トイレや収納が設けられて

随分印象が変わりつつある場所です。

 


その奥へ進むと

再生した網代天井以外の

桐パネル張りの新しい天井も張り上がってきています。

 

 

1階内部は

大きな一つの空間になってきました。

 

さらに数日後・・・

 

 

壁下地のボードがほぼ張り上がってきました。

収納上はエアコン設置用のニッチ。

 

 

奥のスペースは厨房。

その手前は階段下を利用した収納。

既存の鴨居を利用しています。

 

さらに数日後・・・

 

 

裏庭を囲っていた塀が復旧しました。

ここは隣家との間に共用の細い通路があります。

 

塀の庭側内部は焼き杉板張り。

下の写真の正面、

室内の窓から見えています。

その手前に施される植栽の背景になります。

 

今日は

お施主様と各部塗装の色を確認して決めます。

 

 

さらに数日後・・・

 

塗装作業が進んでいます。

 

 

新たな木部は

古材となじませて色合わせしました。

 

 

塗装が始まると全体の一体感が見えてきます。

 

 

エアコンニッチには

篠竹のけんどん建具も納まりました。

 

 

浴室ハーフユニット上の

檜板壁も仕上がっています。

仕上げが進んでいきます。

 

 

 

 

 

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| 『 吉田の家 』 | 01:38 | - | - |
現場報告(吉田の家 6)

 

早くも

師走の一週目が終わろうとしています!

今週はン十年分のメガ断捨離!をしてきました。

沢山のモノを見ていて、

モノは使われてこそ。

どんなに高価なモノでも価値あるモノでも、安いモノでも

使われず、ただあるだけでは生きない、

ということをまざまざと想いました。

モノを持っていれば何か満たされる

という時代は終わって

モノをどう使うか、それで何をするかということの方が重要・・

そうしてモノとのかかわり方が変わると

色々なことが変わってくるかもしれません・・もう変わってきているかな、

そんな時代にいるなぁと感じました。

 

引き続き、

吉田の家の現場報告です。

前回からまた少し進んで、

現場は5月半ばが過ぎたあたりです。

 

・・・・

 

外壁への断熱材設置が完了。

 

 

正面、裏庭側の新たな開口は

高さを元の高さより低くしました。

裏側隣家の窓からの視線と合わないようにするためです。

裏庭の植栽だけが室内から見えるようになります。

 

さて、

そんな現場では・・

 

 

ただいま手前側に

既存の網代天井の再設置を行っています!

 

 

飴色に焼けた網代天井が戻ってくると

雰囲気がぐっと落ち着いて、全体が引き締まります。

 

 

作業は

上と下に分かれて二人組で進めていきます。

大ちゃんとひろくんの息の合った仕事ぶり。

 

 

上下で声を掛け合い・・・

 

 

上下左右前後の位置をよく確かめながら・・・

 

 

1パーツずつ設置していきます。

 

 

また1枚設置完了・・なかなか手のかかる仕事・・、ご苦労様です。

 

 

そうしてようやく設置完了!

手は掛かりましたが、

そうするだけの価値はあったなあと感じられる

よい雰囲気になりました。

再び生かせてよかったです!

 

中が見えてきたところで
表庭の外構を現場にて再検討中・・

 

 

手前、道沿いは自転車バイク置き場、

その奥は庭で、

囲いの木製格子の中に

ワンポイントで石の格子を嵌めることに。

それを決めて探しに行くと

なかなか雰囲気のある格子に出逢いました。

 

 

インドの石格子。

薄くて軽く、

サイズもちょうど手ごろで

イメージにぴったりな感じで

納まりそうです。

こういう出逢いにはいつも

何か必然のようなご縁を感じます。

設置後が楽しみです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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| 『 吉田の家 』 | 00:30 | - | - |
現場報告(吉田の家 5)

 

今日から2020年の師走が始まりました。

コロナで多くの変化があった年もあとひと月。

朝、氏神様にご参拝に行き、新しいお米さんを奉納。

清々しい気持ちでこのひと月を始めます。

 

引き続き、吉田の家の現場報告です。

前回から少し進んで、

連休明けの現場の様子です。

 

・・・・・

 

減築した

応接間の残りの部分の新たな外壁が

下地まで出来てきました。

 

 

屋根の形も素直な納まりに修正。

 

 

内部は

トイレと収納になります。

 

 

トイレを

裏庭側から玄関側に移動して

お客さんにも使いやすく、

下屋の水回り面積を減らして庭スペースを確保します。

 

玄関奥のスペース。

床下地合板が張り上がっています。

 

 

添え梁補強で間にあった柱を抜きました。

 

 

外部に面した壁には断熱材を設置します。

 

 

裏庭下屋には

浴室ハーフユニットが設置されました。

手前は洗面脱衣になって、

水回りがコンパクトになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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| 『 吉田の家 』 | 23:50 | - | - |
現場報告再開(吉田の家 4)

 

前回の記事から、

コロナ禍やほかの計画などでバタバタしていたことと、

また同時にアップしているインスタグラムの手軽さで

ついこちらの更新が滞ってしまったのですが、

後でまとめて見なおす記録としては

ブログの方がやはりよいので

これからまた少しずつ再開していくことにしました。

 

吉田の家の現場報告です。

今年の3月末頃に戻ります。

現場では解体作業が進んでいます。

 

・・・・・・・・・・

 

 

玄関脇に増築されていた

応接棟の大半を解体減築しました。

南側の表庭がこれでよみがえります。

 

 

内部は

床を下地からやり直すので傷んだ足元を撤去。

 

 

裏庭に突き出した

トイレや浴室のあった下屋は

継ぎはぎの増改築を繰り返して

どうしようもない状態

(・・トイレが水洗に、浴室が住宅に、など

時代の推移で家の設備関係を変えていった様子が

よく反映されていました・・)

になっていたので、

塀とキッチン奥にあった増築部と合わせて解体撤去。

ほぼ原形通りくらいか

少し小さいくらいまでの大きさになりました。

これで室内と裏庭の関わりあいも再構成されます。

 

この辺りは

既存の古い鉄管給水管が錆びて

長期間水漏れしていたため・・

 

 

土台など

足元の部材は腐朽して傷んでいました。

 

キッチン奥の隅柱。

 

 

隣家との隙間に、

屋根の隙間から入った水が抜けなかった影響で

足元が傷んでいました。こちらもしっかり直していきます。

 

 

解体に伴って出てきた古い給水栓。

 

庭の散水栓に再利用することにしました。

 

さてそれから数日後・・

 

柱同士の足元に

新たな足固めを設置し、軸組の補強が進んでいます。

 

 

キッチン奥の隅柱は

根継を施して新たな足固めと土台を設置。

 

 

実測調査時に見つけた

隣家側(写真左壁側)柱足元の傷みには、

柱同士を繋ぐように柱を欠き込んで足固めを設置。

 

 

足固めの下には束立てして

万が一、柱足元が腐朽して耐力がなくなっても

下がらないようにしました。

 

 

気になっていた箇所が直ってくると

家全体の雰囲気が

少しずつすこやかな感じになってくるのがわかります。

 

 

 

 

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| 『 吉田の家 』 | 16:20 | - | - |
ついに現場開始 (吉田の家 3)

 

 

この日、3/3は

来週から始まる解体工事に前もって

再利用する材料などを回収する作業。

 

ここに至るまでに

随分時間がかかりましたが、

ついに現場が始まりました。

 

ここまで長くかかってしまったのは、

去年の現場再調査から

計画内容を再検討、ブラッシュアップしつつ

設計を完了し、

工事見積に出したものの・・・。

 

消費税増税の影響は大きく、

名目上は2%のアップというものの、

製品や材料はそれに合わせて軒並み値上がりしており、

施工費も諸経費の値上がりもあって

実際は全体的にそれよりかなり値上がりした印象。

去年なら出来たことが同じ金額では難しくなっており、

減額のために相当の工事内容を絞り込むことに・・。

 

そのような経緯を経て

ようやく工事開始となりました。

 

 

まずは網代天井を外して回収します。

 

 

手間はかかりますが

解体して捨ててしまうにはしのびない、

手仕事の美しい細工

 

 

再利用できることになり

とてもよろこばしい気持ちです。

 

手前の室の天井全体を

このようにパーツ分けしながら

回収していきます。

 

他にも

再利用できそうな部材や建具を選びました。

 

そのあと、

以前増築して今回減築する部分の屋根の形状を

屋根の上で親方と検討。

 

 

切妻屋根の玄関に

増築された応接間(左側)を今回解体撤去します。

 

かつて、

和風の家で洋風の応接間を玄関のそばに

増築するのが流行っていた時代がありました。

明治以来、

お金持ち(かなりの、ですが)は

生活の場に和式の住まいを建て、

接客用の場として洋式の館を建てる、というのが

一つのスタイルとしてありました。

それに憧れた庶民のささやかな夢が

この洋式の応接間棟増築だったように思えます。

ただ、広さも空間のボリュームも

和のスケールのままなので、

応接セットのソファとテーブル(大きな灰皿の載った!)を置くと

もうめいいっぱい、

実際は居心地よかったようにはあまり思えないのですが・・。

 

ここの家もこの応接棟が

庭をほとんどつぶしてしまって、

せっかくの南に面した1階座敷への

日の光や眺めを遮っていました。

そこで今回はこれを一部残して減築します。

ただ屋根の取り合いがあまりうまく行っておらず、

これをこのまま残すのもどうか、ということで

もう一度再検討しようということになりました。

解体以降の工事の取り合いも含めての再検討です。

 

なににせよ、

しばらく現場がなかったので

久しぶりに立つ現場はなんだかそれだけで

わくわくとうれしい気持ちになってきました。

 

 

現場のあとは

ここで使う古建具を探しに。

出逢った古建具が

また新たなイメージや場の雰囲気を呼び起こしてくれます。

 

来週からいよいよ本格的に

工事が始まります。

 

 

(つづく)

 

 

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| 『 吉田の家 』 | 23:42 | - | - |
再び現場調査 (吉田の家 2)

 

夏場の現場や入院の影響で

色々な作業がやむなく中断や延び延びになってしまい

皆様をお待たせしてご迷惑をおかけしている(汗)のですが、

今、ようやく少しずつ再開してきました。

 

この吉田の家も設計作業を再開しつつあって、

その中で懸案だった事項を確認に再び現場に、

工事をお願いする櫛谷建築の親方櫛谷さんと

行ってきました。

 

1階の座敷天井は

網代と一枚板を組み合わせた天井で

なかなか雰囲気があるのですが・・・

 

 

構造補強と造作の変更で

天井を外さなければならず、

残念ながら壊さざるを得ないかと

考えていたのですが、

見てもらったところ、

なんとか解体して再利用出切るとのこと、

さすが!

これを残せると

1階の改修にまた趣が加わってきそうで楽しみです。

 

さて、今日の一番の懸案は・・

 

 

隣家屋根との間にある隙間の処理です。

元は多分こちらの家と同じような平入り屋根の町家が

屋根を上下にかわし合いながら、

それぞれのけらばを重ねて連なっていたのだろう

(当然ながら双方とも屋根が相手敷地内に越境しています)

と想像するのですが、

お隣を建替えた時に屋根の形状が変わってしまったために

このような状況になったようです。

 

わずかな隙間なのですが、

上から覗き込むとこのような感じ。

 

 

雨は確実に下に入り込んでいます。

前回調査の際に、

床下を見ていて土台の様子から

どうもここから水の浸入があるようだとわかったのです。

 

ちょうど調査の前日に雨が降ったので

どの程度下に入り込んでいるのか確認するよい機会になりました。

 

屋根の上から降りて、1階の床下に潜ります。

 

 

想像以上に

土台から基礎、そして周囲の土が濡れていました。

場合によると、こちらの土台の方が

隣地の地面より下になっているかもしれません。

長年この状況が繰り返されてきたので

土台の下端は腐朽しています。

ちょうど小屋梁からの荷重のかかる通し柱の下なので

このまま放置するわけにもいきません。

手はかかるのですが、

何とか対処しておきたいところです。

 

 

(つづく)

 

 

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| 『 吉田の家 』 | 19:03 | - | - |
人の歩く街の家 (吉田の家 1)

 

 

 

細い小路

肩寄せ合うように連なる

こじんまりとした家々

車より人の歩くテンポと

空気感の漂う街並

下駄履きのからころ、

みたいな

 

ご夫婦お二人で

静かに 明るく 気持ちよく

緑を愛で

かろやかにご近所との

コミュニケーションも

楽しめるような

 

そのような、

この家が元から持っていた可能性を

実測で身をおいた三日間、

じっくり教わりました。

 

図面をまとめていくのが楽しみです!

 

 

 

(つづく)

 

 

 → 次回

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 吉田の家 』 | 07:03 | - | - |
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