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ついに現場開始 (吉田の家 3)

 

 

この日、3/3は

来週から始まる解体工事に前もって

再利用する材料などを回収する作業。

 

ここに至るまでに

随分時間がかかりましたが、

ついに現場が始まりました。

 

ここまで長くかかってしまったのは、

去年の現場再調査から

計画内容を再検討、ブラッシュアップしつつ

設計を完了し、

工事見積に出したものの・・・。

 

消費税増税の影響は大きく、

名目上は2%のアップというものの、

製品や材料はそれに合わせて軒並み値上がりしており、

施工費も諸経費の値上がりもあって

実際は全体的にそれよりかなり値上がりした印象。

去年なら出来たことが同じ金額では難しくなっており、

減額のために相当の工事内容を絞り込むことに・・。

 

そのような経緯を経て

ようやく工事開始となりました。

 

 

まずは網代天井を外して回収します。

 

 

手間はかかりますが

解体して捨ててしまうにはしのびない、

手仕事の美しい細工

 

 

再利用できることになり

とてもよろこばしい気持ちです。

 

手前の室の天井全体を

このようにパーツ分けしながら

回収していきます。

 

他にも

再利用できそうな部材や建具を選びました。

 

そのあと、

以前増築して今回減築する部分の屋根の形状を

屋根の上で親方と検討。

 

 

切妻屋根の玄関に

増築された応接間(左側)を今回解体撤去します。

 

かつて、

和風の家で洋風の応接間を玄関のそばに

増築するのが流行っていた時代がありました。

明治以来、

お金持ち(かなりの、ですが)は

生活の場に和式の住まいを建て、

接客用の場として洋式の館を建てる、というのが

一つのスタイルとしてありました。

それに憧れた庶民のささやかな夢が

この洋式の応接間棟増築だったように思えます。

ただ、広さも空間のボリュームも

和のスケールのままなので、

応接セットのソファとテーブル(大きな灰皿の載った!)を置くと

もうめいいっぱい、

実際は居心地よかったようにはあまり思えないのですが・・。

 

ここの家もこの応接棟が

庭をほとんどつぶしてしまって、

せっかくの南に面した1階座敷への

日の光や眺めを遮っていました。

そこで今回はこれを一部残して減築します。

ただ屋根の取り合いがあまりうまく行っておらず、

これをこのまま残すのもどうか、ということで

もう一度再検討しようということになりました。

解体以降の工事の取り合いも含めての再検討です。

 

なににせよ、

しばらく現場がなかったので

久しぶりに立つ現場はなんだかそれだけで

わくわくとうれしい気持ちになってきました。

 

 

現場のあとは

ここで使う古建具を探しに。

出逢った古建具が

また新たなイメージや場の雰囲気を呼び起こしてくれます。

 

来週からいよいよ本格的に

工事が始まります。

 

 

(つづく)

 

 

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| 『 吉田の家 』 | 23:42 | - | - |
再び現場調査 (吉田の家 2)

 

夏場の現場や入院の影響で

色々な作業がやむなく中断や延び延びになってしまい

皆様をお待たせしてご迷惑をおかけしている(汗)のですが、

今、ようやく少しずつ再開してきました。

 

この吉田の家も設計作業を再開しつつあって、

その中で懸案だった事項を確認に再び現場に、

工事をお願いする櫛谷建築の親方櫛谷さんと

行ってきました。

 

1階の座敷天井は

網代と一枚板を組み合わせた天井で

なかなか雰囲気があるのですが・・・

 

 

構造補強と造作の変更で

天井を外さなければならず、

残念ながら壊さざるを得ないかと

考えていたのですが、

見てもらったところ、

なんとか解体して再利用出切るとのこと、

さすが!

これを残せると

1階の改修にまた趣が加わってきそうで楽しみです。

 

さて、今日の一番の懸案は・・

 

 

隣家屋根との間にある隙間の処理です。

元は多分こちらの家と同じような平入り屋根の町家が

屋根を上下にかわし合いながら、

それぞれのけらばを重ねて連なっていたのだろう

(当然ながら双方とも屋根が相手敷地内に越境しています)

と想像するのですが、

お隣を建替えた時に屋根の形状が変わってしまったために

このような状況になったようです。

 

わずかな隙間なのですが、

上から覗き込むとこのような感じ。

 

 

雨は確実に下に入り込んでいます。

前回調査の際に、

床下を見ていて土台の様子から

どうもここから水の浸入があるようだとわかったのです。

 

ちょうど調査の前日に雨が降ったので

どの程度下に入り込んでいるのか確認するよい機会になりました。

 

屋根の上から降りて、1階の床下に潜ります。

 

 

想像以上に

土台から基礎、そして周囲の土が濡れていました。

場合によると、こちらの土台の方が

隣地の地面より下になっているかもしれません。

長年この状況が繰り返されてきたので

土台の下端は腐朽しています。

ちょうど小屋梁からの荷重のかかる通し柱の下なので

このまま放置するわけにもいきません。

手はかかるのですが、

何とか対処しておきたいところです。

 

 

(つづく)

 

 

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| 『 吉田の家 』 | 19:03 | - | - |
人の歩く街の家 (吉田の家 1)

 

 

 

細い小路

肩寄せ合うように連なる

こじんまりとした家々

車より人の歩くテンポと

空気感の漂う街並

下駄履きのからころ、

みたいな

 

ご夫婦お二人で

静かに 明るく 気持ちよく

緑を愛で

かろやかにご近所との

コミュニケーションも

楽しめるような

 

そのような、

この家が元から持っていた可能性を

実測で身をおいた三日間、

じっくり教わりました。

 

図面をまとめていくのが楽しみです!

 

 

 

(つづく)

 

 

 → 次回

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 吉田の家 』 | 07:03 | - | - |
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