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京都・岡崎の家 6

 

連休の前、

ようやく竣工を迎えました。

 

玄関 

 

 

壁面を土壁で塗り直し、

左手に新たな収納と飾り棚を設置。

 

正面は厨房へと続く折れ戸で、

チェッカーガラスの古建具に合わせて

新規に1枚造り足しました。

 

照明はもともとこの家で使われていたもの

 

玄関右手の和室から見ると・・

 

 

新設の収納は

欅古材の天板と栗の框で組んだものに

古建具を合わせました。

 

狸の置物はずっと前庭にいたのですが、

改修前は怒っているような顔だったのが

家がきれいに直って表情が穏やかになった!と

お施主様が話されていました・・

 

和室入口の障子と

けんどんの角桟舞良戸は元々のものです。

障子を張り替えて清々と新たに。

 

和室
 

 

元は

台目2畳の前室と4畳半に分かれていましたが

1室にまとめて新たに収納を設けました。

北の縁側〜前庭に続く3枚障子は

引き込みで全開放できます。

 

右手の書院は

開口前の引き分け障子と

掘りこたつ式の机を新設

天板は欅古材と栗古材框で組みました。

 

 

正面奥は古建具3枚を立てた新設の収納。

左手は主室へ続く3枚引き込みの戸襖、

右手は3枚引き込み障子で

和室から主室へ大きく繋がるようになっています。

 

掘りこたつ座卓は

天板と脚を外し、堀こたつ内に収納して

上に畳を載せると、大きな6畳間になります。

畳際の枠が外せたり、

天板コーナー下に手が差し込めるようになっていたりと

なかなか細かく気配りされた、櫛谷さん作の座卓。

 

主室

 

 

元は

中の間2畳、6畳、縁側に分かれていたのを

1室にまとめました。

 

南庭前の開口は引き込みにしてあるので

このように全開放できます。

南庭に白い塀を新設したので

印象として、室内からそこまで一続きの場が

生まれました。

光を反射させて室内を明るくもしています。

 

和室の建具も全部引き込めるので

前庭から南庭までが

繋がった大きな空間になります。

 

屋上テラスを設けて

出来てきたハイサイドライトから

勾配天井ごしに光が室内奥へと導かれます。

 

 

主室から厨房を見たところ

 

厨房との間には古材天板のカウンターを設けました。

その上はガラス屋根からの光が室内へ導かれています。

 

床仕上は杉板に柿渋塗り。

まだこれからも次第に

自然な赤色を発色していくでしょう。

壁はほんのり

黄みがかった左官のドロマイトプラスター塗。

 

厨房

 

 

新たなシステムキッチンを設けて一新しました。

左手収納の建具は

元々縁側で使われていたボーダーガラス入りのガラス戸。

1本溝に3枚片引きで1枚分が開口になります。

 

天井は

屋根下に断熱材を設置した勾配天井に。

白塗りで明るさを増します。

 

2階

 

 

こちらも元は

3畳と6畳の2室に分かれていたのを

板張り床で一つにまとめました。

 

天井を撤去して

大きめの丸太梁を白く染めて表しとし、

左手の丸窓にはFIXガラスをはめて再生。

 

右側階段も駆けなおし、

その上に天窓を設けて明るい部屋に。

 

境には3枚太鼓貼り障子を片引き込みにして

階段室との繋がりと区切り、

天窓からの光をほのかに導くように。

 

 

正面の窓は

物干しからあらためられたテラスへ続く開口。

3枚引き込みガラス窓で全開口にできます。

1階南開口と同じようにロール網戸を設けているので

虫を気にせずに全開しておけます。

 

 

室内側には

階段室側へ引き込める3枚引き込み障子。

開閉式の枠ホダテも設けているので、

きちんと閉じられます。

部屋の印象がずいぶん変化します。

 

 

新たに設けられた収納は古建具を入れました。

手前の角繁桟戸は引き出すと

可動収納が出てくるようになっています。

 

 

この部屋の床の色は

色々検討して、

白染めの上にさらにもう一色重ねて仕上げました。

深みと落ち着きが出て

いい感じに出来上がったと思います。

 

 

工事中には色々出てきて、

変更もいくつもありましたが

その都度状況の中で、

ふさわしいものや方法を見出すことが、

現場の皆と、又お施主様とも一緒に検討することで

出来たように思います。

 

 

今回もまた、

櫛谷建築さんには惜しみのない仕事をしていただき、

どうもありがとうございました。

 

 

おばあさまから受け継がれ、

新たによみがえった家でのくらしが

よろこびに満ちたものになりますように

お祈りいたします。

 

 

 

森田建築設計事務所

森田 徹

 

 

 

前回<

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 京都・岡崎の家 』 | 06:04 | - | - |
京都・岡崎の家 5

 

すっかり春らしく

暖かくなってきました。

京都の桜も御所あたりはもう散り始めています。

 

工事も竣工に向かって進行しています。

 

 

ブロック塀に塗装下地塗りが完了し、

仕上塗りを待つばかりになりました。

 

葺きかえられた瓦屋根と

張替えられた外壁に

家がしっかり立ち直った印象があらわれています。

 

 

玄関内には

古建具を利用した収納が2箇所、

出来上がってきています。

 

 

和室には古建具が納まり、

天井の塗装、

壁の左官仕上も完了しました。

 

 

トイレも

既存の建具が戻り、造り直した窓も入って

仕上がってきました。

 

 

南側庭では

可動棚板のわびすけ塗り仕上中。

 

塀も出来上がって

仕上げ塗を待っています。

庭にこの塀が立ち上がって、

室内が広くなったような印象が生まれました。

 

 

2階は床の仕上塗りを待ちます。

薄く白く塗装されます。

 

 

洗面脱衣室の床仕上中。

 

 

木製建具にわびすけ塗装中。

手前には掘りこたつができつつあります。

 

竣工までもう少し、

現場の皆さんよろしくお願いいたします。

 

 

 

前回< >次回

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 京都・岡崎の家 』 | 19:31 | - | - |
京都・岡崎の家 4

 

外部も

屋根、外壁ともに整いました。

 

 

今回、2階から出られる位置には

屋上テラスを設けました。

 

 

元は小さな物干し場があったのですが、

2階から外に続く

日当たり良い、気持ちよさげな場が

出来てきました。

 

 

 

階段上天窓からの光

 

2階では

前回検討した丸太梁の色付けが出来ています・・

 

 

もう一度色の重ね具合を確かめます。

 

 

丸太梁の白化粧

 

 

かなりボリュームのある梁だったのですが

白く塗られて

少しかろやかな印象もまといました。

 

 

テラスへ続く窓際には

丸窓の前に古材を組んだデスクが出来ています。

 

1階の外部では

 

 

新たな塀の工事が始まっています。

足元は大谷石積みです。

できあがると室内とのつながりが

もっと感じられるようになるでしょう・・

 

 

数日後・・

 

 

内部壁面の左官仕上げが始まりました。

古建具も立て合わせがすんだものから

所定の位置に納まってきています。

 

 

2階 

壁面も仕上がり

建具も納まって

完成形が見えてきました。

 

 

 

丸窓周りの仕上げ塗りが完了

 

修復された瓦屋根と蘇った丸窓に

家が息を吹き返し

また新たな命を得つつあることを

実感します・・

 

 

 

 

(前回< >つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 京都・岡崎の家 』 | 05:09 | - | - |
京都・岡崎の家 3

 

この一ヶ月の間に

現場も随分進んできました。

 

 

階段側の壁面は

既存の土壁の上に

壁下地を新たに起こしています。

 

こちらは同じ並びの収納・・

 

 

同様に設置した

壁下地の間に吸音材を仕込んでいます。

 

壁一枚で隣家と繋がっている長屋造りでは

落語に出てくるほど薄い壁ではないですが、

土壁一枚で隣家からの声や物音が遮蔽しきれません。

それを緩和するための処置です。

合わせて

古い家にはつきものの

壁と柱の隙間や、塗り残しで出来ていた穴なども

今回は土を塗りなおしてふさいだので、

音に関しては大分改善されると思います。

 

 

厨房内

元々トオリニワで吹抜けの土間だったのですが

後で床を造り、天井をつけていました。

今回、天井は撤去して

屋根の直下に勾配天井を新設するので、

以前の造作の跡を埋め木していきます。

 

 

階段吹き抜け見上げ

新設の天窓が効いています。

 

 

2階の造作も大分進んできました。

天井が張り終わっています。

 

その外では・・

 

 

瓦屋根の葺き替えが進行中。

 

 

土葺きで多分新築以来、

葺き変えていなかったであろう

以前の瓦はもう寿命が来ていました。

これで雨漏りには安心です。

 

 

変形の屋根なので

平葺き部分の横桟の無いところには

板金の谷が出来ます。

 

 

2階壁の際には

元々の1,2階の壁のずれを利用して

採光用ガラス瓦の天窓を設けます。

巾はあまり取れませんが、

少しでも光が入ると

1階の室内の印象は変わるでしょう。

もう少し複雑だった原案の減額変更中に

お施主様のご主人が提案してくれたのですが

なかなかよいアイデアでした。

 

 

1階 玄関から奥を

 

 

玄関の壁は

繊維壁を剥がして土壁に塗りなおします。

 

玄関の脇、

小間と四畳半だった和室

 

 

二間を一間にまとめ、

開口高さを上げ、

右手の縁側と左手の主室側ともに3枚引き込み建具で

大きな開口になるようにしました。

1階はほぼひとつながりの空間になります。

 

 

階段も再設置。

 

1階のハイサイドライト周り・・

 

 

下地が張り終わりました。

光の入り方がよくわかります。

仕上がるともっと反射が増します。

 

 

主室南を見たところ

こちらの外部開口も3枚引き込みなので

庭へとしっかり開いて気持ちいいでしょう。

 

隣家波板塀の内側には白壁の塀を新たに設けます。

そちらからの光も増して

随分明るい印象になるはずです。

 

 

トイレ丸太柱の埋め木

何気なく手がかかっています。

こういうところが随所にあります。

ごくろうさまです。

 

さてそれから数日・・・

 

 

2階丸窓周りの左官が進んでいます。

 

 

丸窓越しの瓦屋根

 

 

2階外壁の焼き杉板張りが進行中。

 

 

中の土壁がこれで保護されます。

壁際の吹き抜け上ガラス瓦も納まりました。

 

 

瓦もほぼ葺き終わりました。

変形を吸収する板金の谷。

元天窓があったところはガラス瓦に変更しました。

 

さらに数日・・

 

 

床暖房の上に仕上げの杉床板を施工中。

熱での変形を考慮して

圧密加工した板になっています。

 

 

階段吹き抜け見上げ

ボード下地が完了しました。

 

 

丸窓周り

 

 

仕上げ塗りを待つばかりになりました。

 

 

2階は塗装工事が始まっています。

 

 

印象を一新しつつも

既存丸太梁のちょうなはつり跡を活かす

塗装方法を検討中・・大体方針が決まりました。

 

 

仕上がりが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

(前回< >つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

(→ スタッフ募集中です  )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 京都・岡崎の家 』 | 11:58 | - | - |
京都・岡崎の家 2

 

現場の方は

各所で作業が進んでいます。

 

 

縁側周りは

開口高さが上げられて、以前より開放感が出てきました。

 

 

1階主室は

天井下地が出来上がり、

電気の配線工事進んでいます。

 

 

ハイサイドライトと

光を導く天井。

姿が感じられるようになってきました。

 

 

階段には

新たな天窓から

新たな光

 

 

この光は

障子越しに

2階の室内にも導きいれられます。

 

 

現しになった丸太梁と

勾配の付いた天井の

新たな関係

 

2階の部屋は

印象を一新して

のびやかな空間に

生まれ変わりつつあります。

 

 

2階東向きの円窓

 

引き分けの内障子だけでは

雨風はしのげなかったでしょう・・

かなり傷んでいました。
 

 

下地の篠竹と蔦の編みこみは

材料を新しくして復元。

雨風が入らぬように

スチールでFIX窓を設置しました。

 

 

いい空間になっていく兆しが

そこここに感じられてわくわくしてきます・・・

現場に身を置いていると、

その兆しがまた仕上げに向けた

新しいアイデアや方向付けを教えてくれます。

 

 

交錯する勾配天井

主室と厨房の間には垂れ壁ができるので

奥の下屋根の流れが続いて見えるのは

今だけの光景 

 

 

ハイサイドライトからは

下へ向けた光、

そして登り梁の上にできる壁が抱きになって

入る光を反射で増幅してくれるでしょう。

 

 

奥へと繋がっていく主室

差鴨居で柱間が補強されています。

 

 

こつこつと確実な作業で

現場は仕上がってきています。

現場の皆さん、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回<  >つづく

 

 

 

 

 

 

 

(→ スタッフ募集中です  )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 京都・岡崎の家 』 | 12:57 | - | - |
現場進行中  (京都・岡崎の家 1)

 

2018年も明けて

早や1月も終盤にさしかかってきました。

遅ればせながら、

今年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

今年は

リノベーションでなかなか面白い(=手のかかる!)

現場がいくつか控えています。

ただいま、現場と設計が進行中です。

いずれも前を継承しつつも、

大きく変わって新たな場が生まれるので

楽しみです。

 

 

そのうちの一つは

去年から現場が始まっています。

大正頃に建てられた2階建。

お祖母様の住まわれていた家を

新しい生活に合わせて改修しています。

 

改修前

こじんまりとして、

静かに丁寧に暮らされていたたたずまいが残っています。

 

 

1階の和室 

 

 

左手、元のトオリニワの厨房側との境の壁は

足元が沈んで床も傾いていました。

 

 

2階 北窓の静かな光

 

 

解体が済んだところ・・

 

 

新たな光が家中に差し込んで

新たな気が巡るようなこのとき、

何か清々しく、

こちらの気持ちもまた新たになります。

 

実測調査の際には

わからなかった不具合が

この時点でいくつか見えてきたので

対応を検討し、相談します。

 

 

浴室。

古い家はここのように基礎部分にレンガ積みが多いです。

 

 

壁に貼られた昭和7年9月の新聞。

棟札が見つからなかったので、

壁の隙間に貼ったこれで、建てられたのは

およそ大正末ころだろうと見当をつけました。

 

 

沈下箇所をジャッキアップし、

基礎を造り直します。

 

 

2階大屋根は傷んでいた瓦を葺き替え。

軒先で見えている化粧丸太の垂木を残しながら、

下地の野地板などを補修します。

 

年が明けて・・

 

 

床組みが新たに組まれています。

傷んだ柱を差し替え、

土壁の竹小舞下地を編んでいます。

 

 

柱同士の足元は足固めで繋いでいきます。

 

 

構造部材が再編されて

家全体がしっかりとしてきました。

 

 

現場の皆さん、

寒い中ですがよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

 

( >つづく )

 

 

 

 

 

 

 

 

(→ スタッフ募集中です  )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 京都・岡崎の家 』 | 12:20 | - | - |
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