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ほぼ完成 ( ましこの家 11 )

ましこの家、ほぼ完成。
あとは古建具がいくつか入ったり、細かい部分です。
郡司さんより。





玄関 笠付きの外灯と京都で購入した古建具入り 



庇付の作業場入口前外部 段々の犬走り 


外部作業場 



作業場内部 セッティング前



アトリエ 



廊下 



玄関土間 



リビング



厨房側を見る 



ハイサイドライトの光 



アンティークスイッチ 



濡れ縁の外は自然の緑 



障子越しの光




施工の星居社 高田さん、現場の皆さん
ありがとうございます。
どうもごくろうさまでした。


新しい場所の
新しい住まいと仕事場での
新しいいとなみ
新しい作品

郡司夫妻お二人から
どんなものが生まれてくるのか
楽しみにしています。





森田建築設計事務所
森田 徹

























 
| 『 ましこの家 』 | 14:37 | - | - |
完成間近 ( ましこの家 10 )

竣工が近づいてきた現場。

現場監理や確認申請の手続きを
現地でサポートしてもらっている
益子の海老原さんから写真が届きました。

外部に階段状のコンクリート犬走りが出来上がっています。





床の段々状態がよくわかります。

プライベートエリアの濡れ縁も出来ています。



さっぱりとした風情。
室内から続きの濡れ縁があると
気持ちにゆとりみたいなものを生み出します。




作業場。
大工さんの中に陶芸をしている方がいて
郡司さんと色々やり取りしながら吊り棚の形状を
考案してくれました。

住まいの方は
壁の仕上げ漆喰塗りがほぼ完了してきました。




壁が白くなって
入ってくる光が息づき始めます。
奥の寝室は
ロフト床や小屋裏も白くなって光がさらに廻ります。




障子も立込み中。
ここは両面に和紙を貼る太鼓貼り障子になります。
組子の印象が薄らいで
光の印象をより感じられるようになるのと、
断熱性も上がります。




寝室から
西の仕事場のほうを見たところ。
ハイサイドライトからの光が
壁と屋根の境界を抜いて、際をかろやかに。
朝日を受けて、仕事場へ向かう精神を励ますように。
そして日々のいとなみの中にあって
想いを天へ、
高みへと向けさせてくれるように。

創作に向かう意志が
とどまることなくつまりなくのびていけるように。
狭くて暗めの廊下を抜けた向こう、
工房の窓の外には
まっすぐに西方の山の姿、自然が見通せます。



竣工までもう一息。
現場の皆さん、よろしくお願いいたします。






















 
| 『 ましこの家 』 | 17:31 | - | - |
現場と春の足尾( ましこの家 9 )

大工工事が
完了目前となった現場にやってきました。




施主の郡司さんたちも一緒です。
外壁と屋根はガルバリウム鋼板波板のシルバー色。





作業場を出たあたりの造りや配置など確認。
突き出した浴室部が
作業エリアと生活エリアを分けています。





浴室のコーナーは
柱無しで窓を引き分けて開放できます。
窓は郡司家にあった4枚組の古い窓を再利用。
残り2枚は網戸になります。




浴室内部はヒノキ板を張りました。

作業場ではろくろば周りの工事が進行中。



材を余すことのないように、
浴室などで張ったヒノキ板の残りを腰板にしています。

玄関土間の仕上げタイルを検討中。




施主制作の炭燻しタイルと手前はそれに拭き漆をしたもの。
並べてみて検討したものの、
もう少しさっぱりした雰囲気のほうがよいねということになり、
別の仕上げに変更。
タイルは別のところで利用できそうです。


内部では下地ボード張りが進んでいます。




居間の東西に設けた、
屋根上に突き出した高側窓(ハイサイドライト)。
朝と夕の光をそれぞれ壁に受け、
高い位置から熱い空気が抜けて重力換気するように
設けたもの。




壁は薄塗りの漆喰で仕上げます。
壁が仕上がって白くなると
光で場がより活き活きとすることでしょう。
そこには東からの光と西からの光の
色の変化も映し出されます。



正面の寝室入口には
京都で求めた、
換気用無双付の古建具が納まります。





杉板張りの食品庫。棚を製作中。



外部周りでは
犬走りコンクリートを打つ準備が進んでいます。
その外側に雨落ちが出来て、
屋根からの雨を受け流していきます。




犬走りは内部床と同じように段々に上がっていきます。
表側(南面)は開口部の形状が様々に変化しますがシンプルな印象。

屋根の上に突き出したハイサイドライトがなんだかユーモラス。




裏側(北側)はエリア分けのために壁面に凹凸があって変化があります。
庭になる場所とのつながりも
これをもとにつくっていけると思います。




正面の山に夕日が沈みます。
ここではきっと太陽の動きとともに
生活のリズムが刻まれることでしょう。

現場の皆さんごくろうさまでした。
引き続き星居社高田さん、工事よろしくお願いします。


この日は
足尾の郡司邸に泊めてもらうことに。
山の中は夜間気温9度くらいです。

翌朝、よく晴れて気持ちのよい光。
そして周囲の森の中に響き渡る沢山の春ゼミの声・・・
どこか透けていて、
遠い向こうの世界から響いてくるような感じがします。
益子よりもずっとずっと深い山の中・・・
空気も透けているようです。




今日は家の横を流れる川で石を集めます。
玄関土間は足尾の石を
モルタルに埋めて仕上げることにしたのです。

それぞれ思い思いに、ひとしきり石を拾ったあと、
郡司さんの案内で裏の山の中、
郡司家の水源までいくことにしました。




木漏れ日の下の小さな淵。
おじいさんの代から借り受けて使っているものです。




時々こうして
チヨをお供にここまで来て
落ち葉や砂をかい出してタンクを手入れします。
冬場は凍ってしまって水は使えなくなります。

それから
家の見える開けたところまで登りました。




連なる山々
その谷あいを道路が通っていますが、
それがなければ人里を遠く離れた深い山の中です。
視界の中に街は見えません。
道を行く車の音が止むと自然の気配があたりを覆いつくします。




ここでは圧倒的に自然の方が濃い。
人為を越えていくような豊かさと厳しさ。
自然のままのいのちのいとなみが放つもの・・・




そこには何か澄んだもので
満たされているような感じがあります。




そこから受けとめたものが
二人の創るものには生き生きと息づいている。
この場所が二人に伝えたもの。
それを十分に聴き取るまで、
彼らはここにいたのかもしれません。


拾ってきた石で
郡司さんが閃いて並べたかたち。




何か楽譜のようにも見えます・・


ここで二人が受けとったものは
益子でまた
新たな泉となって湧き出し、
二人の手から、
さまざまな恵みとしてかたちあるものが、
生み出されていくことでしょう。






























 
| 『 ましこの家 』 | 06:51 | - | - |
外観のシルエット( ましこの家 8 )

屋根の下地が上がりました。
これでちょうど外観のシルエットが見えてきました。




斜面が上がる横で
軒の高さが変わらないので、切妻屋根は水平です。

屋根の上に突き出しているのは
居間に東西から採光するハイサイドライト。




ここは最上部の寝室で
高さの押さえられた部屋になっています。

筋交いの設置が終わっています。




居間側から寝室を見たところ。床は転ばし根太。



最下部の工房。
こちらは高さがあります。




工房内を見上げたところ。



西側工房外観。
庇がついて開口部が見えてきました。



















 
| 『 ましこの家 』 | 19:37 | - | - |
屋根じまい( ましこの家 7 )

棟上以降、
工事は順調に進んでいます。
星居社 高田さんより現場の様子が送られてきました。




垂木がかけられて
屋根下地の野地板が張り終わりました。
完成時のシルエットが見えてきています。
壁の筋交いも設置されました。




軒が出ている様子がわかります。



垂木の上には
茅負のような部材を載せ、
二重野地にして通気層を造っています。
伝統的な造りを応用して形を考えてみました。

耐力壁の上は
垂木を兼ねた登り梁を架け、
小屋裏まで固められるようにしてあります。




リビングの上には
通気と採光を兼ねた越屋根を載せています。

丸太梁の下面につけられた
軽めのチョウナはつりの跡が
なかなか美しい。




越屋根は東西の両側にかけて、
朝日と夕日が射し込むようになっています。

その光を壁面が受けることで、
一日のくらしと仕事のリズムが生まれてくることでしょう。
職住一体の住まいなので、
目に見えて感じられるリズムがあると
日々のいとなみにめりはりを与えてくれることと思います。
今の状態ではまだその様はわかりませんが・・・。

出来あがったときの様子を想像しながら
仕上げや納まりを再検討していきます。




















 
| 『 ましこの家 』 | 14:20 | - | - |
棟上( ましこの家 6 )

ひな祭りのよき日、
いよいよ棟上を迎えます。

京都から現場までは4時間半。
宇都宮で車に乗せてもらって昼過ぎに現場到着。
京都より気温が低いですね。梅がちらほら咲き始め。




厳寒の中、無事に出来上がった基礎の上に
軸組みが立ち上がってきています。




施主手作りのお昼ご飯を現場のみんなで
頂きました。外は寒いけれど和みます。
ここは作業場になるところ。




ぐんちゃん、もうすこしでむねあがるよ、と(?)
現場を見守る(^^)高田棟梁の長男翔くん。

午後の作業開始。
今回は会津の大工さんたちも加わって
刻みからここまで進んできました。
会津では古民家を直すような仕事を多くしていたそうです。




作業場から住まいのほうを見ると
基礎が段々に上がっていくのがわかります。




地形の斜面に沿って、段々に床が上がっていきます。
一番下は陶芸の作業場。
軒の高さは一定なので、
ここが一番軒が高くなって空間ボリュームが大きくなります。





真ん中辺りに住まいの玄関があって
そこより上側が住まいです。
柱が段々短くなって、軒が低くなっていきます。




反対側。
出っ張っているところはお風呂。




一番上は寝室でここの軒は相当低い、
つまり、天井高さも低くなります。
寝室なのでこじんまりした空間が落ち着くと思います。




上から見たところ。
軒が低めの平屋は地に馴染んで安定感があります。
周りの環境は最高ですね。
向かいの山のほうへ抜けの眺望がききます。




作業を見守るぐんじ夫妻としょうくん母子。



最後、高田棟梁が見守る中
棟木を締めるくさびを打ち込む郡司さん。




無事に棟まで上がりました。



水平構面の隅を固める
火打ち材を入れていきます。




暗くなってきたので今日の作業はここまで。
皆さん、おつかれさまでした。




棟の上がった家を見ていると、
家が出来てきた実感がようやく現実味を帯びてきて、
これからここでのいとなみが始まっていくことへの
感慨がわいてきますね。
足場の上から家を見て郡司さんもそのことを様々
かみしめ、味わっているようでした。




















 
| 『 ましこの家 』 | 18:50 | - | - |
寒中工事 ( ましこの家 5 )

工事が進行中の現場、
施工の星居社 高田さんより。




現場は現在、最低気温−7度。
その寒さの中での
基礎コンクリート工事になるため、
写真のようにシートを3重にかけて覆いをつくり、
中に200W電球数灯と練炭などで発熱して
夜間の温度低下を防御します。
防凍剤も使用してコンクリートが硬化するまでに凍結するのを防ぎ、
硬化中の極端な温度低下を防いで、強度に影響が出ないように養生しながら
進めていきます。

ごくろうさまです。






















 
| 『 ましこの家 』 | 21:30 | - | - |
基壇 ( ましこの家 4 )

柱状改良が終わって、
現場では基礎工事へむけて、
砕石地業が完了しました。




地形の斜面に沿って
階段状に上がっていきます。
この上が基礎になります。
周囲は根入れ部分で深くなっています。




遺跡?古墳? 



登り窯でもできそうです。
陶芸家の家らしいですね。




最上部から見渡す郡司さん。なかなかよい眺め。



前面道路を越えて
西側に見える向かいの山。いい環境です。

澄みわたって晴れた空が美しい。
今日は朝から現場で基礎の下に炭を埋めました。
しんと冷えた静かな空気の中、




清清しく、明るくよい日に
無事に終えられてよかったです。
ごくろうさまでした。




すぐに埋め戻して次の作業に備えます。
このあと、

基礎工事が本格的に進んでいきます。



基壇状の造形、
なかなか美しいです。
直線の人工的な造形でありつつ、
地形の斜面の中から
掘り出されてきたかのようで、
この場所と馴染んで見えるからでしょうか。

湧き出した泉の水が溢れて
段々の滝になって流れている光景も
思い浮かんできました。

ここでの
くらしとものづくりのいとなみが
そうなっていくかのように。





















 
| 『 ましこの家 』 | 20:32 | - | - |
石の柱 ( ましこの家 3 )

現場では
基礎工事に先駆けて
地盤を補強する工事が始まりました、
と施工の星居社・高田さんより報告。




この敷地は
建物の重さを支持出来るほどの
充分な地耐力が地面の上の方にはないので、
支持できるほど堅い、地中下の方の地盤に
荷重が届くようにする、
柱状改良という工事を行います。




4mほどの深さに支持地盤があり、
そこから柱を数本立てて建物基礎を受け、
建物の荷重をそこに流す、という形です。




この柱の部分を
鋼管の杭を打ったり、
コンクリートを流し込んだりすることが多いのですが、
ここでは砕石を詰めて柱状にする工法を採用しました。
ちょうど地中に石の柱が
何本も立っているような感じです。
地中に遺跡が埋まっているようですね。




穴を掘ったそのあとに砕石が
圧をかけながら詰められていきます。

地表には砕石の円しか見えません。
土壌汚染もなく、産業廃棄物にもならず、
水はけをよくしたり、と
今までの工法にはなかった長所があります。




森の中で
屋根に軒樋をつけられない(落ち葉ですぐに詰まってしまう)ので
屋根からの雨水を雨落側溝で受けますが、
その水をこの砕石柱を使って地中に排水する、ということも
可能になりました。


















 
| 『 ましこの家 』 | 13:33 | - | - |
地鎮祭 ( ましこの家 2 )

一緒に敷地を見てから数ヶ月。
設計がまとまってから
紆余曲折ありながらも
ようやく着工を迎えられることに。




明朝の地鎮祭を前に敷地を訪れます。
朝から降っていた雨が次第に上がり、
辺りは清々とした空気が漂ってしんとしています。
建物にかからない分を残して梅の樹々は伐られ、
場が新たにかわるために空きました。

明日12日の地鎮祭の後には
炭を埋めて土地を整えます。


翌朝。
近くの鹿島神社から宮司さんに来て頂いて、
地鎮祭は滞りなく無事に終わりました。
ほっと一息のお二人。




引き続き、
敷地に炭を埋めていきます。
きれいな矩形を炭で描いていくような作業です。





描かれた図形から
私たちは何らかの印象を受けます。
それは形がはたらきかけてくる力です。
円、四角形、三角形、
尖った形、柔らかい形、整った形、歪んだ形・・
形はそれぞれの性質にそったはたらきかけで
周囲に影響を及ぼします。

土地の上にひいた境界線も形です。
人の様々な都合でひかれた境界線は
その形状が生み出す性質をその土地に与えています。
大地はいのちを育む場ですが、
望まずしてそうではない性質を持ってしまうこともあります。

その形を整え直して0に戻すような作業がこの炭埋めです。
その土地が自然本来のありように戻って、
これからそこで始まるいとなみが
いのちの豊かさの上に展開していくように。
人が人のためにする行為ではなく、
大地と共なるいのちを生きていきますという、
人から大地へのはたらきかけ。




沈黙の裡に
静かな緊張感を漲らせた炭埋が終わると
その場が緩んで穏やかに、
また少し明るくなったような印象に。
皆口々によかったね、と。
郡司夫妻、高田さん、海老原さんごくろうさまでした。

・・と、掘った穴をよく見ると粘土層が。




それもちょうど家の建たない範囲です。

早速掘って触ってみると
すぐにでも使えそうな粘土と
いうことがわかりました。





なんだか、
彼らがこれからここで始めるいとなみを
歓迎します! と
この土地が言ってくれているような気がして、
とてもうれしかったのでした。






























 
| 『 ましこの家 』 | 22:01 | - | - |
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