現場では
予定より1日早く、竹木舞が編み上がりました。竹が縦横に編まれて網状になっています。
きれいです。
竹で編まれた面が出来て
空間のかたちが見えてきました。
全体がえつり竹とほぼ同じ大きさの竹で編まれています。
丈夫な壁になりそうです。
竹は麻紐で結わえています。光を透かす感じは
このまま仕上げたいと思う美しい表情があります。
まるで竹籠の中にいるよう・・・そして、何か清々しい。
どこかアジア的な雰囲気も漂います。
実際、タイやフィリピン、中国南部などでは
竹を編んで作った壁の民家もあります。
古い木舞に不足分を付け足しています。
古い家の天井内など、見えないところでは
こんな風に土壁が途切れて下地の竹木舞もないことがよくあります。
新しく設置された足固めと竹木舞の様子。
床のレベルを元より下げて
内部空間のボリュームを大きくしています。
施主のしみずさんが集めてきた古材の板を
壁に当ててみます。
陶芸のさん板で、長く使い込まれていい表情です。
沢山集めてもらったおかげで、
この板があちこちに使える事が分かったので
外部に面する土壁の腰部分を板張りにすることにしました。
雨がかりへの土壁の保護になります。
元からある外のベンチ(?)に腰掛けた時の背もたれにもなります。
そして、土壁とこの板の組み合わせは
なかなか雰囲気のある仕上がりになりそうです。
竹木舞が編み上がって、
出来上がったときの風情が見えてきました。
とてもいいアトリエになりそうな予感がします。