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『Table of Dreams〜夢の食卓〜』 水の郷でうけつぐ宝物 【かばたの家】

お知らせです。

明後日20日の夜、BSフジで
『かばたの家』
石津さんご家族の日々のくらしのようすが
放送されます。


琵琶湖のそば、
湧き水を『かばた』という恵みとして利用することで、
永い時間をかけて、くらしのいとなみ、農業と集落が
育まれてきた針江の地。
そこでの石津さんたちの豊かなくらしぶりと
その伝統を過去から未来へとつなごうとする
現在の熱い想いと取り組みを
垣間見ることが出来るのではないでしょうか。

ごらんになれる方はぜひ。



⇒『Table of Dreams〜夢の食卓〜』水の郷でうけつぐ宝物

















































 
| 『かばたの家』 | 16:00 | - | - |
かばたの家 13
この10日に
いよいよ竣工、引き渡しをむかえました。





外壁は木舞下地土壁の上に杉板目板張りの上、古色塗装仕上げ。
屋根はガルバリウム鋼板横葺。
木製窓には柿渋塗に撥水剤をかけてあります。
屋根には太陽熱温水器。改修以前と同じ場所に設置。
水は左手前に見えるかばたから送られます。
かばた小屋もこの後修理の予定。

周囲の家の造りとも共通した素材・仕上げだからか
元から建っているからか、
この場所に馴染んで違和感なく佇んでいるようです。




既存の軸組を活かしながら、
全体にしっかりとして蘇りました。




美掃が入り、見る見るうちに
工事のホコリが落ちてきれいになっていきます。

その間、修正個所の確認と
可能な修正作業が並行して行われていきます。




この家の
木部の色付けを行ってくれた伊藤さん(→『受け継ぎ、蘇る古材』)が、
修正した個所の補修中。
手間を惜しまぬ作業で、
既存の古材部分と新材部分の印象を
違和感なく繋ぎ、磨いて新たな姿に蘇らせてくれました。
ごくろうさまです。




洗いのすんだ玄関土間。
正面の式台は既存を補修し、再利用したもの。
引違戸がついた床下収納になっています。
正面の引違の板戸は古建具を利用。




玄関土間から左手に土間が続きます。
正面はかばたの方へ続く勝手口。
こちらも古建具利用。
2枚引違戸だったのを一枚ずつ片引き込み戸にして、
網戸にも利用しました。
今回の古建具は、
既存の家にあったものに加えて、
いつも古材でお世話になっている、島村葦商店さんの
ストックから選びました。現場からとても近いので
この辺りの古民家の造りに沿うような建具が多い、
というのもあります。




かつて厨房だったその土間に据えられたおくどさん。
薪がくべやすいように焚口の高さを上げた分、
高くなってしまったので
足元に石を据えて立ち位置を上げてもらいました。




縁技建さんから職人さんたちが駆け付けてくれて、
石を人力で搬入。見事な連係プレーで無事に設置。
ありがとうございました。




中に入ると
板の間の居間から食堂・厨房へひとつながりに。
間は建具を入れて仕切ることも出来ます。

かつて青い砂壁だった壁は白土塗りに、
弁柄で赤かった木部は黒っぽい古色塗になって、
落ち着いてすっきりとした印象になりました。
床は杉の厚板に柿渋塗りで馴染ませています。




玄関側見返り。
元は反対側から上がっていた階段を
部屋内から上がれるように付け替えました。




手すりには丸太垂木の古材を利用。



正面の仏間側。
ここは本藁床の畳敷になっています。

仏間を残したいという施主の希望には
代々続いて来た、この家での家族の法事やお葬式を
これからも続けたいという意志がありました。

そこにはお米農家として、
これまで代々手をかけられて
命を育む場として繋がれてきた上に今の田んぼがあること、
それをまた次代へ引き継いでいくという決意が
込められているように感じられました。

その中には
現代までそれほど問題にはならなかった、
環境や制度まで含めて見据えた上で、
あらためて農業というものに取り組んでいくという
決意も含まれているのがわかりました。




床の間の横に仏壇が納められます。



仏間には
北面に新しく設けられた
高側窓からの
穏やかな光が落ちるようになっています。
代々繋いで来たお米そのものが天からの光であり、

先祖代々がやって来て帰っていった命の光であり、
これからの導きの光でもある・・
そのような光がここに降り注ぐことは
先の施主の決意が契機となって、
設計の際に自ずから現れて来たカタチでした。




居間から続く場所は
天井の勾配に従って
開口高さを低くして、
自然に床に座れるように導きます。




建具を開けると
空間が奥まで続いてゆきます。




新しく出来た上階と繋がる吹き抜けが
家の中を巡る、
新たな光と空気の流れを生み出しています。




対面側の食堂の上にも
設けられた吹き抜けと繋がって
家の上下を空気が巡ります。
反射で射し込んでくる空の光。




ヒノキ板張りの洗面室。
ここにも吹き抜けがあります。




寝室。
桐板張りの天井が包み込むように空間を覆います。
光が天井に添って廻ります。




家の周りの犬走りには
お施主さん家族がお米にちなんで
八十八個​埋めた石が入っています。


2階の様子。



三方が新しい吹き抜けで囲まれ、
光が満ちています。
北と西に設けられた新たな開口で
2階の風通しも良くなりました。




上から見た吹き抜け。



格子越しに風が吹き上がってきます。



既存の小屋梁にも油がぬられて落ちつきました。

こうして家全体がすっかり、
新たな姿に整って生まれ変わりました。



縁技建の皆さん、
工事ごくろうさまでした。
手のかかる部分が多々あったことと思いますが、
おかげさまで立派に蘇りました。ありがとうございました。




施主の石津さんご家族と
縁技建の皆さんと森田建築設計事務所と
皆で記念撮影。
ありがとうございました。


































 
| 『かばたの家』 | 23:53 | - | - |
かばたの家 12
現場は
内部左官仕上げが大詰めを迎えています。




1階の主だった壁は白土塗仕上げ。



白土に漆喰やスサなどを混ぜ、
コテで押えた仕上げで、この辺り地域ではよく使われる仕上だそうです。
仕上がりの感じは同じ白でも漆喰やプラスターにはない
少し柔らかさのある表情になります。




手前の居間から奥の仏間まで、
白土塗りで仕上がっています。




仏間には上からの光が
降ってくる吹き抜けがあります。
天井にも反射してこの辺りがほのかに明るくなります。
周囲の戸が閉まれば
もっとその効果が見えてくることでしょう。




吹き抜け見上げ。
深い抱きの中で光が反射しつつ、
きめ細かになって降っていきます。

さすがにこの中は左官で仕上げることが出来ず、
紙クロスで仕上げました。
(それもなかなか大変な作業だったようですが・・ごくろうさまです)

この吹き抜けには
仏間で閉ざされた1階南北方向の換気を
ここを介して行う役割もあります。




洗面上部の吹き抜け。
清々しい光が入ります。




外光が低めの勾配天井に反射して
室内が明るくなっています。




土間では
おくどさんを据える準備が進んでいます。

竣工までもう一息、
縁技建さん、
よろしくお願いいたします。

















 
| 『かばたの家』 | 20:36 | - | - |
かばたの家 11

現場では左官工事が進んでいます。



2階壁面のドロマイトプラスターのコテ押えが
仕上がりました。
壁が仕上がるとすっきりと明るくなります。

三方を吹き抜け出窓が囲んでいるので、
どこか部屋が光の中に浮かんでいるような感じがします。




出窓の内側には障子が設置されます。



出窓部分。上下階を吹き抜けています。
格子をつけて落ちないようにしてあります。​




南側ではもともとのガラス窓を再利用。
この内側にも内障子を設けました。




1階のストーブの煙突が上がっていく吹き抜け。
ここに入る上げ下げ障子を調整中。




中塗り土で仕上げ中の1階土間。



下塗り中の寝室壁面。
ここもドロマイトプラスターの白壁になります。




外構の犬走りなど仕上がっていけば
完成が間近に見えてきます。

手前や周囲のスペースをどのようにするか、
お施主さんとあれこれ話し・・
囲われた感じより
芝生を植えたオープンな庭など、確かによさそうですね。
小道を挟んだ向かい側にも小屋や事務所があるので
周囲に繋がっている方が自然かもしれません。

























 
| 『かばたの家』 | 11:32 | - | - |
かばたの家 10

現場は大工仕事が一段落しました。



外部周りの木製建具がはめ込まれるまで、
屋根上と開口部の養生がされています。






内部は左官工事が始まるのを待っています。
西の奥が新しい厨房とダイニング、手前がリビングになります。




今回の工事で平面的には部屋同士の構成とつながりが再編され、
空間的には上下方向のつながりが各所で付与されたので、
ここでの空間体験がすっかり変化しているのを
現場が片付いてくると、はっきりと感じます。




リビングの東側。
開口上の傾斜天井が外光を室内に効果的に導きます。




ダイニング上部。西からの光。



この光を導きいれるのにどの左官仕上げが効果的かを
検討しています。




寝室の天井。四方に傾斜がついて降りていきます。
包み込むような流れ。




桐板の天井が
水平方向からの光を導き入れ、室内に巡らせています。

形状からの視覚的な印象そのものよりも、
この場で体感しているものから落ち着いた印象を感じます。

























 
| 『かばたの家』 | 19:21 | - | - |
かばたの家 9

現場は進行しています。



冬がようやく終わったところで、
外部仕上もほぼ完了してきました。


玄関入口部分。



沓摺石に古石を使っています。
よく馴染んだ表情です。


内部では・・



各場所で工事が進行中。
居間をはさんで西側に厨房が出来つつあり、




東側はかつての縁側までを
部屋としてとりこんでいます。




東室の天井は吹き抜けになって2階を
覆うように立ち上がり、
そこから上と下を光と空気が廻ります。




桐板の天井は光を下へと導いてきます。



低く抑えられた天井が
ここから見るときには場に距離感をもたらします。




北側に出来た吹抜は
仏間へ光を導き、
同時に南北の通風を確保します。




2階への階段。
かつてと逆方向へ架け直されました。




2階でも作業が進行中。



新しく出来た吹抜の外側が
新たな窓になり、内側には障子が入ります。




エイ油を塗った松梁。しっとりとして木が蘇ったようです。
板張の天井も完成しています。




1階の寝室で天井の確認。
ここには寝台の天蓋のような天井がかけられます。


全面的に手を入れられて
新たな家、新たな場が生まれていきます。
それもこの家が潜在的に持っていた可能性なのですが・・。

ここに住まいする
石津さんたちもお米づくりを通じて
代々続いて来た
農業や土地との関わり、くらしを引き継ぎつつも
潜在している様々な可能性を
新しく拓いていこうとしているように見えます。

この家もそのような姿勢を現すようなものでも
あるようにと想って、設計してきました。


玄関が出来上がりました。




既存のベンガラ塗りの軒桁がポイントに。
かつての姿を偲ばせながらも、
板張りで新しくなった玄関。
息子さんが笑顔でポーズ。



縁技建の皆さん、
ごくろうさまです。
もうひとがんばり、よろしくお願いいたします。























 
| 『かばたの家』 | 15:41 | - | - |
かばたの家 8

今日は現場に行く前に、縁技建さんの工場で
元々この家で使われていた古建具を確認。
直して再使用できるものをどこに使うか決めます。




これは土間で使われていた目板戸。
今回も土間とパントリーの境に使うことに。
寸法直しして、裏にアクリルを入れて隙間をふさぐことに。




現場の方は
外壁の目板張りが1階部分は完了していました。




2階の出窓部分。
ここに入る建具の納まりや寸法など確認。




内部では、
アーバンリサーチドアーズのクルーが
古材の島村さんと施主の石津さんを取材中。
うちが設計したドアーズのお店では
内装や什器などに古材を使っている()のですが、
その古材がどのような過程を経て、
使われるまでに手入れされていくのか、
現場や工場での仕事ぶりを取材に来てくれました。
この家でも元々ある梁や柱の色付けなどをお願いしていて
現場の伊藤さんがその作業の様子を実施に見せながら色々話してくれました。
この様子は、近日アーバンリサーチドアーズのお店やHPで紹介される予定です。




2階の松梁も油が拭きこまれて、木が蘇っていくようです。
中央、上の梁は拭きこむ前、その下は油を拭きこんだあと。




屋根の上では板金屋根の棟部分を棟瓦で覆う仕事中。
屋根通気が棟瓦の下から抜けていくようになっています。




表側の降り棟が仕上がっています。
今年は例年になく雪が少ないようで、この時期でも
作業が出来てよかったです。




内部も左官仕事と大工仕事が並行で進んでいます。


















 
| 『かばたの家』 | 12:07 | - | - |
かばたの家 7

現場では屋根葺き工事が進んでいます。
一安心。ここまで特に大雪もなかったようで、よかったです。




土壁を保護するための外壁の板張りも始まりました。



内部では
床下地と新しい土壁の設置が並行して進んでいます。
場の様相が変わってきています。




水回りの設備配管が行われています。



新しく出来た吹き抜け。



ここにも。



ここにも。
シート越しの青い光。




垂直方向への繋がり。



2階では床下地と
新しく出来る壁の下地が立ち上がり始めています。


 












 
| 『かばたの家』 | 10:09 | - | - |
かばたの家 6

雪が間近に降るであろう予感を感じさせながら
現場は進行しています。
外壁周りの土壁を塗り終えて、
外壁板張りの下地に防水シートが張られています。




ここでは地元高島産の杉材を使用しているので
補助が出ています。
地産地消を奨励する良い制度だと思います。




内部の仕事が外部の仕舞と同時進行で進んでいます。



開口部には仮にシートを張って
雪に備えています。このあたりは結構雪が積もります。




形が見えてきた吹き抜けの窓。
今まで入らなかった光が新鮮な印象です。




上下階の間に新しい繋がりが生まれてきています。



新しい袖壁は補強を兼ねています。



北側の高窓には上部にサッシも設置されました。



吹き抜け窓を外から見たところ。
抱きの深い窓になります。




おくどさんの煙突用の吹き抜けが出来ていました。



近所から出たおくどさんを再利用するか、
検討中です。
















 
| 『かばたの家』 | 19:56 | - | - |
かばたの家 5

年内に外部周りの形をつけるべく、
引き続き急ピッチで進む現場。




木舞かきと土壁塗りと大工仕事と電気配線などが
並行して進んでいます。


かつて厨房土間だった場所。
今回の改修で再びおくどさんを据えた土間に
復されることになりました。




土間の向こう、
外側に見えているのは かばた小屋。




かばたの中はこんな感じです。
沈められたコンクリートの筒ーすっかり苔むしていますー
の中から、絶え間なく水が湧いています。
山の方で地中に浸みこんだ水が地下を通って、
およそ600年濾過されてこの辺りに湧いてきているのだそうです。
今でもこの地の生活を支える基盤になっています。
今回も生活用水は全てこの水でまかなうことになります。




傷んでいた縁側を修復してひとつながりになった外部。
軒がぐっと下がって屋根勾配がきれいに見えてきました。
足元は古石を据えたので、大地との自然な繋がりが感じられてきました。




新しく出来た吹き抜けにも壁土が付き始めています。
壁が出来てくると次第に差し込む光が
感じられるようになってきます。




2階の様子。新規の開口が設けられています。



新設の吹き抜けに面した
新しい開口として生まれ変わります。




近くにある島村さんのところで玄関引き戸を発見。
なかなかいい枯れ具合の表面です。
これを新しい玄関で使うことに。






















 
| 『かばたの家』 | 17:27 | - | - |
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