今日は一通り工事を終えて、最終の確認となりました。
ファサードのLED照明の角度を決めていきます。
今は白い壁面には
裏寺店と同じように、
シサムスタッフの手になる、ペイントサインが描かれます。
そこに向けて照明を調整。
大谷石積の間に植栽が入りました。
シサム代表父上の『ミズノ造園』植栽。
緑が入ると石は生き生きとしてきます。
植物もまた石によってその表情が引き立ってきます。
石の足元はタタキ風の洗い出し仕上げ。
足元を土のような表情で柔らかく、地面から一続きのような印象に。
まだ植わっていませんが、ここからツルが伸びて・・・
上部のパーゴラに植栽のゲートが出来上がる予定。
白い花の咲くゲートになります。
これは来年の楽しみかな・・。
ファサードの内側には
古大谷石の腰壁が木部によく映えて見えています。
大谷石は木との相性もいい。
いずれ窓越しに植栽枡の緑が見えるようになって、
道越しの公園の緑と繋がって、
双方が響きあうようになることでしょう。
古大谷石と組み合わさったアンティークチークの階段。
内部の床はオークです。
壁は真っ白な壁面となって、室内の印象も一新しました。
向かい側のレジカウンターも固定式になりました。
階段側面、
古材柱に大谷石の腰積みと格子がつきました。
この奥はフィッティングルームです。
以前のお店と位置は変わりませんが、
ずいぶん印象が変わりました。
古びたもの同士、表情が馴染んでいます。
古大谷石基壇から古チークの階段を通って2階へ。
以前のお店でも印象的だった古材梁も健在です。
壁が白くなった分、存在が浮き出てきました。
手すりも一新。
2階はまだ驚く変化がありますが、それは直接お店でのお楽しみに(笑)。
こうして完成なりました シサムコウボウ 堀江店。
施工のゲットプロダクトさん、こ苦労様でした。
これから緑が育ち、パーゴラに茂って、
向かいの公園との繋がりが
より一層感じられるようになってくるでしょう・・。
公園やその緑を見た時に
無意識に感じているエッセンスを
美しく形にしたいと考えた、この場所での一つの答え。
無意識の中にある何かが形になって、
その存在に気付く。
地中にある根から葉が出て花が咲くように。
そのことで
この場所や周囲に対する新しい見え方や具体的な変化が
生まれてくるかもしれません・・・。
・・そんなことを考えながら設計していたのですが、
シサムコウボウさんのテーマである
FAIRTRADE+DESIGN の
DESIGN とは、そういうことを含んでいるのではないかと
思います。
・・・と、間もなく搬入のトラックが着いて、
開店の準備が始まりました。
みなさん、がんばってください!
なんだか幸先のいいことに
今日、大阪市で桜の開花宣言があり、
目の前の公園でも咲き始めていました。
4/11 シサムコウボウ堀江店 プレオープン!
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