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garden

花咲く夏の庭。



石も緑と花があると
はなやいでうれしい。




パーゴラの上に茂る緑。



塀の完成、そして変化し続ける。

























 
| 『 O project (桜鹿荘)』 | 20:35 | - | - |
新しい風景


竣工しておよそ1年半ほど経過。

小道側の塀には
塀上に設けられた木製パーゴラに
ムベやテイカカズラ、トケイソウなどが絡んで茂り、
足元の笹も順調に育ってきました。
右側の川沿いの土手も
新しく入れた紫陽花などの植栽が根付いて
明るい印象になってきました。

元は植物がぼうぼうに茂って、
落ち葉で埋まった暗い印象の小道だったのです。




塀の内側の庭が変わって、
塀や土手も整えられて、場の印象が一新しました。

建築物が植物と一体になりながら
新しい風景を生み出しつつあります。

道路のアスファルトが
マサ土舗装や石敷にでも変わると
さらにいい雰囲気になりそうですが・・。
管理が行政では
そこまで気の利いたことはできないでしょうね。






















 
| 『 O project (桜鹿荘)』 | 23:43 | - | - |
竣工
 
今月の初め、
いよいよ竣工の日を迎えました。





きれいに掃除がされて引き渡しを待ちます。





エントランスの庭も完成しました。
苔が植えられて、石と植栽と建築が結ばれました。
紅葉は散ってしまいましたが、
この場所で石橋にかかる天蓋のように育っていくでしょう。





庭も落ち葉が片づけられました。
池や新しく出来た地形も
元からあったようにこの場所に馴染んできています。




棚田から想を得た三段の池。
流れる水の響きが周囲の存在に生気を与えます。




周囲がガラス建具のこの建築では庭が建築と一続きです。





煉瓦の小屋も完成です。
庭の中の東屋。
紅葉の木立の向こう、ムクの大木の側にある佇まいからは
何か物語を感じるようです。




石敷の広場が出来て、
どこかの街角にいるように見えます。
宇根田さんの作った鍛鉄のゲートが不思議に調和します。
鍛鉄で他にも内部のグリルや暖炉のパーツを作ってもらい、
それらは最後に空間を引き締めるものになりました。


既存を残しながら、
外構にも建築にも全面的に手を加えたこの工事には
ここまでに2年の月日が過ぎました。

その間には震災もありました。
姿を変える部分の解体が終わった頃が丁度その時期でしたが、
破壊を経て、新たな創造と再生の作業が施されていくさまに
大きな現象とのパラレルをふと感じました。


途中には困難な状況もありました。
それを乗り越えることが出来たのは、
ここに美しい場所が出来る、という夢と
そのことへの密かな確信、があったからだと思います。
それらを関わる皆が共通に抱いていたような気がします。

そして、
工事に携わる人たちには
それを裏付けるだけの仕事、技術、経験、知恵と努力がありました。
そのことに助けられて、現場で何度か構想の修正もしながら、
一緒に造り上げてきて、出来上がったのがこの場所です。

櫛谷建築の皆さん、
宮川庭園の皆さん、
どうもありがとうございました。ご苦労様でした。

木工の臼杵さん()、鍛鉄の宇根田さん、
ポイントになる制作をありがとうございました。


何より、そのような進め方が可能になったのは
お施主様の理解と寛容があったからで、そのことに深く感謝します。
そしてその理解と寛容の奥には
ここに美しい場所が出来るという夢と確信が
誰よりも確固とされていたのかもしれない、と、
今になって振り返ると、
そのように感じます。























| 『 O project (桜鹿荘)』 | 05:19 | - | - |
仕上げ調整
 
現場はいよいよ大詰めを迎えた感じです。


ちょうど季節が庭を彩ってくれています。



池の水面の上。



水の流れが
秋の彩りの美しさを
さらに深く印象付けるように、音を響かせています。



ここでは外部に面した建具を
全て引き込んで開け放つことができます。
内と外が一体になって繋がります。



苔の庭の緑に紅葉が映えます。




沢山出る落ち葉は
この石積み壁の裏側にある堆肥場で
堆肥になります。



玄関前の庭。
苔や石がもう少し加えられて、
最終仕上げへ調整していきます。

石や木、
その場から感じるものを受け取りながら、
何をどう加えるのか、引くのか、
といったことを具体的に決めていくのは、
なかなか微細な感覚を要する仕事です。

何かの機能ではなく、
何を感じるかがそれを決めていく方針になるからです。
作庭にはそういう部分が
かなりのウェイトを占めていると言えそうです。


庭のみならず、
現場の最後の詰めはあらゆる場所で
そういう作業が行われている状態
といっていいかもしれません。





夜の水面。
想像していなかった光景に出会えると感動します。




















































| 『 O project (桜鹿荘)』 | 23:40 | - | - |
仕上げ工事
 
外部周りの仕上げ工事が続いている現場。



先週、
建物周りの犬走りの左官の仕上げ作業を行いました。
研ぎ出しの犬走りなので、磨きの工程が必要です。

研ぎ出しはこういう場所ではあまり使わないのですが、
他で見たことのない仕上がりの表情が
この場所によく合っていると思います。
左官の宮部さんが提案してくれたサンプルには
そういう魅力がありました。



かなりの粉塵が出て大変な作業です。
が、その甲斐あって
なかなか素敵な表情の犬走りになりました。


玄関前にはもみじも入りました。
ちょうどアプローチの石橋の上に枝を広げて伸びていくでしょう。



庭の方は
芝張りや新しい樹木の植栽が一通り終わりました。
ちょうど季節がら、紅葉が始まって庭にまぶしいような
鮮やかな色が溢れています。



木の量も種類も多いので
ここには落ち葉を集めて堆肥にする場所をつくってあります。



池の底の工事も終了し、
再び水が張られています。



水底が黒くなって、
水の深さが増して感じられます。
景色の映り込みもきれいです。



段状の池の上も植栽が完了しました。



水面があると室内への光の映り込みも
とても美しくなります。
水面が波打つと、
その光が軒裏やシェードの布の上、室内を踊ります。
見ていると、音楽的な高揚とよろこびを内面に感じます。



内部も塗装や最後の器具付など最終段階に入りました。



外部の石の上も養生シートをめくって
水洗いが始まっています。


長かった工事も
ようやく竣工を目前に迎えています。









| 『 O project (桜鹿荘)』 | 16:57 | - | - |
芝生植栽
 
現場は植栽工事が進んでいます。
芝生が地面を覆いました。



元からあった木立も
見違えるようになっていきます。



池の方では 
底の左官仕上げ中です。



那智黒石を一面に播き、敷き詰めていきます。
さらにそれをコテで叩き込んでいきます。



ぎっしり敷きこまれた様子。なかなかきれいです。



モルタルを塗った上に敷きこんでいきますが
乗れないので、なかなか大変です。
ご苦労さまです。

この後、もうひと手間ふた手間かけて、
池の底を黒く仕上げます。
水底が黒いと
水面に周囲が写るようになり、
水の量もたっぷりと深く豊かな印象に感じられるようになります。












| 『 O project (桜鹿荘)』 | 19:17 | - | - |
アプローチ敷石工事
 
エントランスガーデンの石敷が
一通り仕上がったので、
アプローチの方へ石工事が進んできました。



手前の石橋まで敷石で仕上がります。



厚さのある石は見た目にもしっかりとした存在感を印象付けます。
それは既存の建物の印象にも反映されて、
存在が確固としたものとして見えるようになってきました。

また、白い石の表面が光を反射して
場所全体が明るい印象になってきました。
ここではほとんど見えていませんが、
そのさまがアプローチ右脇にある蔵の白壁の印象とよく呼応しています。

緩やかな弧を描いて
門にアプローチしていく石敷きのラインは
現地の多くの複雑な条件を加味しながら
決まっていったのですが、
結果的にはとても自然な感じで
優雅さのある曲線になりました。

アプローチにふさわしく、
見ていても、そこをたどっていくのも
どこか心地よく、楽しげな感じになりそうです。


図面を持っているのは
櫛谷建築の現場監督大ちゃん。
大きな上に難しい仕事も沢山あるので、
この現場では大工仕事を止めて、現場監督に専念。
現場の様々な工事の細部まで把握している
彼のような存在がいてはじめて、
現場の皆が安心して仕事に取り組めるようになり、
全体の工事が円滑に進んでいきます。
ごくろうさまです。
・・・最近になって、ようやく表情が少し和らいできたようです・・。




建物外部の空調室外機を囲う格子が
設置されました。
柱ごとに外して中の機器を点検できるように
工夫されています。

こうして見た目に違和感なく納まった様子を見ていると、
設備機器の存在から受ける、視覚的な印象が
心理的にどれだけ影響を与えているのか
よくわかりますね。




これは大工さんが
遊び心ともども造ってくれた檜を繰りぬいた水道栓。
板で囲うよりは反りも出にくいだろうし、と。
上の水切りはきちんと勾配もついて
蟻で納まっています。
2階の出窓やタモの階段や洋室の床板張りなど
あちこち手のかかるところを納めてきた橋本さんならではの
余裕の(?)仕事なのでしょうが、
一つ一つの木をよく見て対話しながら
使い方や扱いを決めていく技術や感覚にはいつも感嘆します。

社寺などの、木を丁寧に扱う仕事にたずさわる中で
培われ、伝えられてきたものなのでしょうが、
そこには日本の伝統的な大工技術やそれを支える精神性のよき部分が
今も息づいているのを感じます。

そしてこの現場には
そのような大工さんたちが沢山関わることによって、
ここまで出来上がってきた、ということを
今あらためて実感しています。

それが一つ一つの仕事となって
そこにしっかりとあるのを
眼にするからです。
時間が経ってもゆるぎのないものがそこにはあります。



庭の方も植栽が入り始めて
仕上げに入ってきました。



苔が入ると石の存在が活き活きと際立ってきます。
苔の柔らかく瑞々しい表情と
石の硬い、塊としての存在感が
お互いに引立てあっているのがよくわかります。
ここで植えているのはハイゴケという種類です。

石柱の藤棚の下に敷き詰められているのは
現場で解体された部分の建物の礎石に使われていた石です。
恵那石といって白御影に鉄分が含まれたもので
赤みがかった色合いになります。
敷石として使われたことで
苔との対比もあってその表情が生きてきました。
棚の上で咲く藤の花とも
調和を見せるのではないでしょうか。



今まで顧みられていなかった庭の一隅も、
既存解体ののべ石や残った庭石が
うまく組み合わされ、整えられていくことで、
新たな場として生まれ変わってきました。



このようにして
元あった樹木と建物とが
新しく庭が出来ていくことで
ひとつの世界として結び合わされていきます。
そうしてどちらもが活き活きとした表情を帯びてきました。

多くの人々の色々な方面からの仕事が合わさって
全体が出来上がっていく過程が
今仕上げに向かっています。



小道側の塀。
木製のパーゴラが設置され、
足元には笹などの植栽が施され、パーゴラに向けて
ムベやテイカカヅラなどが植えられています。
いつの日か育って、緑がこの上を覆っていくことでしょう。

工事が終わった後、
時間が完成させていってくれる部分もあるのです。





















| 『 O project (桜鹿荘)』 | 19:03 | - | - |
エントランスガーデン 続き 
 
現場では
引き続きエントランスガーデンの敷石が施工されています。



石が大きいので
人力だけではとても施工できません。
機械で吊り上げながら、所定の位置に運び、
一つ一つ据えていきます。


このような広い舗装面には
雨水を受けて排水するための勾配や水路が必要です。

ただ雨水の処理のために造るという意識ではなく・・・

天からの水が
集まって川になり、海に流れてゆくように。
石の水路を流れてきた水は
大きな広い石の上を広がって、
大木の周囲の大海にそそいでいきます。



そのとき、
大海の真ん中にそびえたつ老大木は
この庭の中にあって、
あたかも神話の中の宇宙樹のような存在
として、みたてられます。




敷石が植栽の土と出会う場所では
石は曲面を描いて
水平面から垂直に立ち上がります。



曲面の石や大きな塊の石が
高低差をつけられながら
据えられることで、
この場所の大地の力が
目に見えるものとしてあらわれてきたように感じられます。

そして
石で表現出来ることの可能性も。





・・・・・・・・・・・・・・

今日、
臼杵さんのつくった桜のテーブルが
現場に搬入されました。

長さが3.6mもある巨大なテーブルです。



貫を鼻栓で固定して組み立てています。
拭き漆を施して仕上げてあります。



写真は二台、横に並んだところです。
幅は1台あたり60cm。小口に2枚を接いだ様子が見えます。
もとは一枚板ですが、
反りを防ぐ為に一度切り分けて接ぎ直しています。
桜は結構動く木です。

2台並ぶと1.2mあります。
縦に繋げると、7.2mの長さになります。
大人数での食事に使えますね。

この場所に相応しい大きさと力強さ、
加えて桜らしい上品さのあるテーブルになりました。









| 『 O project (桜鹿荘)』 | 13:45 | - | - |
エントランスガーデン
 
エントランス外部の敷石の施工が始まりました。

表面を割肌に加工したものと、
ノミ切りで仕上げた白御影石です。



厚みのある石を据えているので、
しっかりとした存在感を感じます。

それに伴って、
カイヅカイブキの老木の存在感が
石に見合うかのように
以前にも増して感じられるようになってきました。
この印象の変化はとても興味深いことですね。

敷石の長辺方向が
ここでの人の動きや方向性を示し、
石の存在感がここがメインの入口であることを
印象として与えます。
また、そのマットな白さは光を散らせるように反射し、
この場を明るいものにして
入口へ続く道筋を明らかにしています。
建築の入口の存在が場所と結ばれてきました。

地面のままのときには
とりとめのない印象だった場所に
秩序やまとまり、調和が生まれてきたのを感じます。




入口に向けて石橋がかかっています。
いよいよここで境界を越えて、
ある場所に入っていくのです・・・。

こうして見ると
石の厚さがよくわかります。
地面と出逢い、取り合うのに十分な厚さがあれば
多少埋まっても、
見えていてもその範囲は自由です。
ここでは地面は苔で覆われる予定です。
石と苔がここで出逢います。
きっと美しい出逢いになることでしょう・・・。




庭の方では植栽作業が進んでいます。
池に続く石敷きの園路が出来ました。
池の石積みと同じ、木曽石で出来ています。
気泡のあるざらついた表面は雨でも滑りにくく、
歩みに安心感を与えてくれます。


庭においても、
新たに石が据えられ、木が植えられて
両者がいい間合いで出逢うと
そこに新たな場が生まれてくるのがわかります。

何となく
そこに佇んでいたいような
そこを歩いてみたいような
そこを眺めていたいような
つまり、そこと何らかの関わりをもつことに
何かよろこびを感じるような、
そんな 場 です。










| 『 O project (桜鹿荘)』 | 10:45 | - | - |
造園・外構工事進行中
 
現場では外構工事が進んでいます。




入り口前のアプローチのための掘方中。

建築は、単体では
なかなかその全き印象をあらわし得ないものです。

その場所、そこでなされる行為、
といったものと
しっかりと関係づけられ、
ふさわしい在り方が与えられて
ようやく、それが感じられてきます。

外構や庭は
その際に、重要な役割を果たします。

ここでは
この建築のアプローチにふさわしい印象を
これから外構工事を通して、
実際にかたちづくっていきます。




実際、
こうして庭ができてくると
建築の見え方が落ち着いてきます。
納まりどころを得たような、安心感が生まれてきます。
その場所にしっかりと結びつけられていくのです。



池に水がはられました。
水面ができると、
新しい見え方や印象ができて、その周囲の世界が広がるようです。

地下水の貯水槽からの水が役立っています。



庭ができてくるにつれ、
かつてからあった樹木群と
建築と石積の壁が新たなハーモニーを生んで
一つにまとまっていく様子が感じられます。


数日後。



池の水の循環が作動し始めました。

水が動くと、

水面が波立ち、
光が様々な表情を周囲に投げかけて
生き生きとした印象を生み出します。

風の流れも生まれてきます。

音もまた耳に心地よい印象です。
水の流れる音はどこか
からだの内、奥深くへ響いてくるようです。


建築の足元、
石積までの犬走りには
山から運ばれてきた握りこぶしくらいの石が敷かれています。
山の空気を運んできたようです。




池と緑と建築が
庭の工事が進むにつれ、
一つながりのものになってきたのをひしひしと感じます。





エントランスのアプローチ部分に
自動車の通行に対応した基礎ができています。

カイヅカイブキの老大木が
その存在感をしっかりと感じさせるようになってきました。
この場所でいい雰囲気を生み出してくれそうです。












| 『 O project (桜鹿荘)』 | 13:09 | - | - |
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