CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728   
<< February 2018 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』 改装工事 10
 今日は工事が完了して引渡しの日。
無事にこの日を迎えることができて有難うございました。






ポーチの屋根の上にはいつか緑が覆って、
軒先から花が咲いているのが見えるかもしれません。
座ってお茶でも。



中に入ると、土間と板の間。
お母さんが料理する様子を見ながら、
話したり手伝ったり。



土間には天窓から光が入ります。
夏はすだれ越しの光。



土の床の土間。
ひんやりして気持ちいい。
私の専用のテーブルもあるのよ。



家の中の光のグラデーション。

視線も水平・垂直に抜けて、何だか随分広くなったような・・。



イギリスのアンティークドアに
フランスの手仕事のガラスをはめました。
ノブは日本の古い硝子の握り。



最初にお話を伺ってから、
設計から工事までの間に時間が経って
ゆなちゃんは随分大きくなりました・・。

M家の皆さんの印象か、
ゆなちゃんの印象か、
この家はなんだか明るくかわいらしく
仕上がりました。


いつものように
丁寧な仕事で最後まで仕上てくださった櫛谷建築の皆さん、
どうもご苦労様でした。
有難うございました。

Mさん、
またポーチでお茶でも呼ばれに
立ち寄らせてくださいね。
どうも有り難うございました。




| 森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』改装工事 | 11:06 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『M邸』 改装工事 9


 内部の大工工事が終盤を迎え、左官工事が始まりつつある現場。
ほぼ最終の形が整った。

今日は表側のポーチの庇も出来上がった。
打ち合わせをする櫛谷親方と大工さん。



軒の低いポーチ屋根。
建物としてもこれが出来て姿が落ち着いた。
低くてこじんまりとした庇は親密さのある雰囲気を生み出す。
半屋外のこういう空間がどこかに少しあると、
内と外が繋がり、くらしのシーンが豊かなものになる。

かつては縁側がそのような場所だったのだろう。
ちょっと立ち寄って、お茶でも飲める場所。
軽井沢あたりの昔のベランダ付別荘もそんな趣がある。
みんなそういう場所に無意識に惹かれるものだ。

なぜだろうか?

今までなんとなく、でうまく説明できずにいたが
最近、その理由を言語化できるような教えを頂けた。
それは
「お茶でも飲めそうな」雰囲気の場所には、
対立や勝ち負け、損得、良い悪い、といった
「二元対立の現実」を超えた世界が生まれてくるから、
ということ・・・。
そこには平和や調和が生まれてくる素地がある・・。

お茶を飲む、いう行為そのものには、
損得、善悪、勝負、上下などといったものはない。
二元的で対立した世界の現実の中で、
それを超えることの出来るのがお茶を飲んでいるひととき。

それは別に茶道をしているいないに限らず、
実は誰もが感じていることで、世界共通と言えそうだ。
確かに喫茶店で喧嘩しているような人はあまり見ない。

だからそういう行為(喫茶)に繋がる雰囲気を持つ場所に
人が無意識に引かれるのは、
当然のことなのかもしれない・・。

日本のくらしの日常の中には
かつてそういう平和を生み出す装置のようなものが
ごくあたりまえにあったのだなあ、とも思う。
感慨深い。平和で美しい国、日本。




そんなおうちで育ってほしい。
もうすぐ完成しますよ、ゆなちゃん。











| 森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』改装工事 | 14:35 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『M邸』 改装工事8
外部の仕上げが進んでいる。
ガルバリウム鋼板瓦棒葺きの屋根も仕上がった。

 

今日は2階扉に使うアンティークドアが搬入された。



イギリスのアンティークで
ステンドグラスがはめられていたパイン材のもの。
ガラスはもうないので、
代わりにステンドグラスの材料に使う透明のガラスを入れることに。



現場は順調に仕上がっていきつつある。
2階の納戸にも古建具が設置された。



1階も大工工事はほぼ完成に近づいている。




| 森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』改装工事 | 15:02 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『M邸』改装工事 7
 屋根にトップライトが納まった。





内部が明るくなる。



奥の空間も出来つつある。



かつての空間が再編されて
場に新しい秩序が生まれてきている。



| 森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』改装工事 | 02:46 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『M邸』改装工事 6


外壁の下地板が張り終わっている。
シートの下では着々と変化が進行中。

 

内部では2階の床が張り終わり、空間の姿が現れてきた。
内部で使用する古建具もほとんどが決まり、
取り付け位置や収まりなどを確認していく。




1階床もほぼ張りあがってきた。




納戸前の廊下から手前の部屋を見る。
内部の奥行きと広さの感じが随分変わった。



手前の土間側から部屋の方を見る。



土間上の見上げ。
この垂木の間がガラス屋根になる。



かなりの面積が天窓になる。
日当たりの悪かった以前の状況から180度変わる。

現場は木のよい香りが立ち込めていた。
順調に進めば、7月半ばころには完成の予定。



| 森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』改装工事 | 13:55 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『M邸』 改装工事 5


基礎が出来上がって、1階内部に新しい軸組みが立ち上がりつつある。
今までとがらりと光景が変わった。



しっかりと組まれた柱・梁を意匠として見せる形。
木部が見えている安心感があるし、
無垢の木に囲まれて暮らせるのは、
森の中に住んでいるようなもので、心身ともに安らぐ環境だと
最近あらためてよく感じる。
木は本当に親密で優しい。伐られて加工された後でも、
木として生きて、周りの生命を生かす環境に整えてくれる。



隣との境には内側に新しい軸組みが建った。
こちらで耐力を確保する。



戸境の新しい軸組み。
久々登場のひろくん、元気に仕事中。
髪と髭が伸びましたね〜(笑)。
仕事に没頭していてきっと切りに行く暇もないのでしょう。
ご苦労様です。



内部の柱は脚元を足固めで繋いで固めている。



2階の床梁が架けられつつあるところ。
新たな軸組みが立ち上がって、家がとてもしっかりしてきた。

古い家や建物を修理していて、
外からの見せ掛けだけの仕口や接合を見るととてもがっかりする、
と親方の櫛谷さんはいう。
そういう仕事をする者がいるから伝統工法が正当に評価されずに
金物を必要以上に使わなければならないような基準法になってしまった、
ということ。宮大工の櫛谷さんからすれば、
今の基準では木を活かす伝統の技術を使いきれず、
歯がゆい思いのすることも多いに違いない。
だからこそ、手がけた物件ではきちんとした仕事を残す、という思いで
櫛谷さんたちは仕事をしているのだと思う。
その上で伝統工法のみにこだわらず、
内容や状況に合わせて柔軟に対応する姿勢が
こういう現場では有難い。

そういう思いがこの現場を満たしているようだ。


| 森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』改装工事 | 02:50 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『M邸』 改装工事 4


現場では基礎が出来上がってきた。
家の手前側、6崢の増築部が家のかたちを一変させる要になる。
家の中に新たな光と風の流れを生む場。



基礎コンクリートの中から炭からの配管が立ち上がっている。
木の柱梁による軸組みが、新たな土台、柱、筋交いで補強された。



隣家との戸境壁は共有の為、傷んだ部材の交換ができない。
そこで内側に新しく軸組みを立ち上げて構造補強とする。

家の内側から、以前とは全く違った
新しいかたちが生まれつつある。







| 森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』改装工事 | 11:09 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『M邸』 改装工事 3


現場では宮部さんが、
防湿シートを敷きこんでその上に
新しい基礎の配筋を行っている。



既存の基礎と差し筋で繋ぎ、新たな基礎が補強する。
手前の黒いパイプは埋めた炭から立ち上がる通気管




トイレだった場所は土台がなくなっているのと
隣のトイレからの土が崩れるのを防ぐ為に
基礎の上にブロックを積んだ。
この手前に新たな軸組みを建てる。



土台や1階部分の差し替えの柱の施工は完了し、
壁部分に耐力が見込めるようになってきた。




| 森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』改装工事 | 10:18 | - | - |
森田建築設計事務所 『M邸』改装工事 2
今日は朝から家の床下に炭を埋めるお清めを行う。
炭を埋める穴を掘った様子。
まるで縄文式住居の遺跡のようだ。



何度か家をつくる工事に際して
このようなお清めをさせていただいてきたが、
これはそこに住まう人が何か得をするためのものではない、
ということをひしひしと感じる。
その土地でくらしを始めるにあたっての
土地の神様へのご挨拶であり、
そこで自然の理(ことわり)に沿って生きていきます、
という誓いを住まう人がたてているのだと思う。
その為の場を整える行為。
日本では古来からこのような天の摂理に沿った知恵や生き方が
文化になってくらしを形作ってきた。
もう一度そこに立ち帰ったくらしの営みを行いたいと思う。

現場は土台の入れ替えや柱の根継ぎが完了。
このような日本の大工の伝統技術も
古いものと新しいものを繋ぎ、
木の命を活かして人が住まわせていただく為の智恵。



| 森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』改装工事 | 14:39 | - | - |
森田建築設計事務所 現場レポート 『M邸』 改装工事 1
10日からM邸の改装工事が始まった。
木造2階建の連棟長屋のうちの一軒分を新しくする。



築50年は経っているそうだが、正確な築年数はわからない。
まずは傷んだ部分を取り除いていく。



柱の根元や土台なども傷んでいるので、
一度、内部を解体してしまい、構造部分から補修していく。





トイレのあった部分。
古い建物でよくみかけるが、和式の形式は床を上げた分、
内部を土などで埋め戻す為、どうしても土台や柱根元が腐ってしまう。

・・・閑話休題。
和式自体は、日常生活の中で足腰をしっかり使えるよい機会になるし、
洋式より清掃がし易いので好きだ(上門前の家は和式)が、
この設置構造上の問題は解決する必要があると思う(・・方法は色々ありそうだ)。
さらに別に男子小用を設けるとスペースもとるので
最近の住宅では和式の設置を希望する人もほとんどいない(し、話にも出てこない)が
スペースなどがクリアーできて、設置方法を工夫できる条件が揃えば
和式の設置を検討してみてもよいのではないか、と思っている。
ウォッシュレットもウォームレットもついていない
基本要素だけのかたちというのも、ミニマムで美的に潔くてよいし、
身体を使う機会の減ってきている現代の日常生活の中で、
足腰を使うよい機会にもなる。
実際、両方を併用してみると
洋式では体の使っている部分が急に減るのが分かるし、
排泄行為の姿勢としては和式の方が自然で理に適っているのではないかと思う。
冬の寒さなどを凌ぐ方法はあるだろう。本でも読まない限り
長時間滞在することもないだろうし、
仮に長くいてもその分身体が丈夫になると思えば。
・・長いといえば武田信玄は長時間広いトイレにいて戦などの構想を練ったそうだ。
どうでしょうか?




根元の傷んだ柱。白蟻が入って内部が空洞化している。
何度か駆除をしていたようだが・・。



土台がなくなってしまった部分もあった。
前回の補修工事では土台と傷んだ柱の足元を補う為にブロックを入れていたようだ。



白蟻が集まってきた原因の一つには
建物外部の犬走りが基礎の天端より上がってしまったことにありそうだ。
これでは雨水が土台を常に濡らしてしまうことになる。

もう一つは床下の換気が不十分だったのもあるだろう。
古い家の改装では色々年数をかけて直していくうちに
知らないうちに換気口が塞がってしまったりしていることも多い。



まずは新たな基礎を造って、順に直していく予定。
まだまだしっかりとお役目を果たす場になってくれることと思う。









| 森田建築設計事務所 現場レポート『M邸』改装工事 | 17:58 | - | - |
| 1/1PAGES |