昭和初期の家を住まいとして改装する工事。
元々農機具倉庫として造られた部分と、
離れとして造られた住まいの部分が繋がった建物。
何度か改装されて様々な形で使われて来た。
工事前に実測調査に入るが
柱、梁等が壁や天井で覆われていると
中がどうなっているかなかなかわからない。
この家も構造部が傷んでることはある程度把握できたが、
軸組の状況や見えない構造部分の傷みは分らなかった。
予想以上に直す必要のある箇所が多い。
こういうことはある程度、仕上げを解体してみないと分らない事が多い。
(・・・古家を直す場合には、工事のスケジュールや
費用面で新築のように着手前に読めない部分がある、ということを
これから古家を直すことを計画している方にはお知らせしておきたい・・。
勿論、家によって状況は様々なので、一概には言えないが。)
基礎を造り直し、傷んだ土台を交換する。
その為に木造の躯体を一度ジャッキアップした。
現場で方針をその都度考え、打ち合わせしながら、
少しずつ進めていく。
現場の皆さま、ご苦労様です。
道のりは平坦ではないが、
きっと見違えるように生まれ変わると思う。