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カウンター、玄関、左官仕上げ
一昨日、臼杵さんからカウンター天板が届く。



工房の端材を組み合わせて作ってくれたもの。
栗に柿渋をかけてある。端材とは思えない出来栄え。
想像を超えていてびっくりする。



木目とその組み方が面白い。見ていて雪村の水墨画を思い出した。
作者がどこか通ずるものがあるのかもしれない。

現場は造作が終盤を迎えている。
昨日の様子。



和室から移設された小窓。



古い窓がはめられた中央の部屋。



和室周りの壁を一心に塗る宮部さんのお弟子さん。
壁が塗りあがってくると、雰囲気が一気に変わる。



玄関戸を付け替える大ちゃん。
もともと古かった建具をさらに古くてすっきりした感じにする。

昨日の夜は、久美と二人で足場に上がって梁やあちこちを掃除した。
ほこりを被っていて分からなかったが、ここの部材は梁も野地板も垂木も全て
ベンガラが塗られていて赤い。この家は女性。家がそう言っている。
きれいになってきて、嬉しそうだ・・。


今朝は朝から宮部さんたちが現場入り。
下塗りを薄く塗り終えるとその上から仕上げにかかっていく。



鍛錬された職人さんの動きはきれいだ。
こてを動かす動作に無駄がない。



壁が白く変わっていくと、光がその上を回り始める。





塗っているのはドロマイトプラスターにすさなどを混ぜたもの。
上質のクリームを塗ったようだ。
一通り塗り終わると、柱などの際(散りまわり)を掃除していく。




これまでに何人かの方が見学に来てくださった。
今日もその方たちと話をして、色々な学びがあった。

この家が動き出したようだ。
確かにこの家のテーマは「気づき」なのだと思う。














| 『改装中』 | 03:09 | - | - |
引き続き 造作工事


今日も引き続き造作工事などを行う、だいちゃんとひろくん。
櫛谷親方も入って建具の取り付けなど、仕上に向かっている現場。
左官工事がお休みで現場は静か。
活気は出るがあまり沢山人数がいても現場仕事ははかどりにくいものだ。



下駄箱が出来上がってきた。
きれいな仕上がりで靴を入れるのが勿体無いようだ。
だいちゃん、ありがとう。外側もいい雰囲気なので
横が見えるように家具を置かないことにしよう。
古建具がさらに生きて見える仕上がりになったようだ。



和室の小窓を移設する開口部も出来上がっている。
ひろくん、ありがとう。
李朝の窓みたいで格好いいですね〜。



外部も板張りにて仕上げ中。
朽ちかけた庇もいい雰囲気に見えてきた。

来週中で櫛谷建築も大工工事を終えて上がる予定。



| 『改装中』 | 23:11 | - | - |
左官始まり 造作工事
今朝から左官の宮部さん一行が現場入り。
人数も入って現場は活気付く。



浴室のブロック壁が左官仕事で白い壁に変わっていく。
急に光が活き活きと廻り出し、別のものに生まれ変わる。
白セメントモルタル塗りはどちらかといえばロウコストの仕上だけど
宮部さんの仕事ぶりのせいか、そんな風には見えない。
塗っている姿が楽しそうで、見ていても気持ちよいのです。
角を立てずに丸みをとった出隅入り隅の壁の上を
光が笑い、転げていくようです。




一方で造作仕事に精を出す、だいちゃんとひろくん。
だいちゃん、真剣な表情で下駄箱になる材を刻んでいます。



コーナーを45度で合わせる留(とめ)という接合。
中の刻みが見れなくて残念だが、
この中で片側のほぞがもう一方の凹部に入るように刻んであって、
木同士が組み合わされている。隠し留形三枚継といい、
家具や造作で使われるが、ここまで手をかけた接合を
普通の現場ではなかなか見ることはない。
燃えてます、だいちゃん。



ひろくんは和室の袖についていた小窓を移設するための枠作り中。
同じ家の中で古窓の移設再生。



下駄箱の刻みが終わり、二人で組み上げ中。



なかなかよい感じに出来ました。
木がきちんと組まれていると、木同士が安心している感じがします。
こうした仕事は、人の出来る木に対する思いやりと言えるかもしれません。

出来上がってきた家を見ていると
そこここで素材や部分に対するそのような気遣いがあるのが分かります。
仕事を通してあらわされた思いやりが、
この家で感じる心地よさを生み出しているのでしょうか・・。
ありがたいことです。
| 『改装中』 | 00:41 | - | - |
壁はがし


今日の日曜日は正月以来の壁はがし。
週が変わるといよいよ宮部さんが左官仕事に入ってくるので
今日中に和室の壁をはがしてしまうのが目標。
例のいでたちで完全防備。



和室の荷物を2階に運び、部屋を空っぽにする。
と、連棟のお隣に住む大家さんの息子さん、Tさんが様子を見に訪れた。
どうぞどうぞと案内する。



ちょうど年代が僕らと同じくらいのTさんは
古い町家が好きで、きれいに直してご家族でお住まいだ。
あまりの変わりようにちょっとびっくりしつつも、
改装の説明を興味深く聞かれている。
お隣も多分全く同じ間取りだったはずで、どう改装したか
それぞれの違いが見えて面白そうだ。







あちこち見て、話をきいたあとで
Tさんは『どうも有り難うございます』と言われた。
その言葉のなんだか素直な響きがうれしかった。
こちらこそ、有難うございます。

一般的に見れば借家にこれだけお金をかけて直すのは馬鹿げている、
ということになるのだろうが、別の見方からすれば、
この程度のお金でこれだけの家に住めるともいえるし、
さらに又この家が残って引き継がれていけば、
街並みや環境も変わらずに維持していける。
そうしてこの辺りの『平和地区』な雰囲気が保たれることに貢献できるならば
社会にも循環していく活きたお金の使い方になると思うのだが、どうだろうか。
自分のものと思わないから、喜んでくれる人が少しでも多いほうがいいと
単純に思える。

この一画は同じ大家さんで、
古い家を大切にしようという思いをもたれているお陰で
昔のままの風情が保たれている。
昔のままで維持していくことも実は大変なことだと思う。
どうも有難うございます。




いよいよ作業開始。
ベニヤでカバーされていた部分の壁は、
漆喰の風化が進んでいないのかなかなか落ちにくい。



玄関土間。この壁もなかなか手ごわいな〜。
当初の予想より、作業時間がかかりそうだ。

時々、吹き抜けのほうへ行って明るい光に癒される。
櫛谷建築の丁寧な仕事のおかげだろうか、
いつの間にかここは気持ちのよい気が満ちた場所になった。









浴室の板壁や開口もとてもきれいな仕上がりで、愛情を感じる。
有難うございます。引き続き、気持ちよく仕事をしてもらいたいので
僕らも壁を落とす、落とす。



何とか全ての壁を落とし終わった時にはあたりは暗くなっていた。
最初から数えるとほぼ10時間くらいかかったことになる・・。



掃除をして、片付ける。
埃まみれだったので、洗い流す水がとても心地よくありがたい物に感じられる。

明日からの工事もよい感じで進みそうだ。有難うございました。


| 『改装中』 | 01:19 | - | - |
浴室棟開口部、外壁


浴室棟、洗面の窓。
イギリスのアンティークの鉄格子をはめた。
現場でだいちゃんとどう取り付けるかあーだこーだと色々話していたが、
結果、このように枠に溝を突いて納めてくれた。
確かにこれが一番すっきりしているね〜、さすが、櫛谷建築。

この格子、実はイギリスでは玄関の前に敷いてある靴の泥落しで、
アンティークといっても高価なものでもなんでもない。
でも足元の泥落しでも美しい方がいいに決まっている。

窓にはまったことで
この植物模様と、ガラス越しに見える外の緑が共鳴するだろう。
はるばる海を越えて日本に来て、
こういう所に納まるとは思ってもいなかったろうな。



浴室棟は開口部の枠周りが出来上がって、外壁を張り始めた。
形が整っていく。



| 『改装中』 | 00:33 | - | - |
浴室屋根と壁塗り見本


浴室棟の屋根を施工中。全体の形が見えてくる。



屋根仕上はポリカの波板。自然光が存分に入る明るいバスルーム。
出来あがったらさぞかし気持ちよい水周り空間になるだろう。



ポリカの波板は簡易な屋根仕上げ材だが、
将来の屋根葺き替えも見越して、ポリカ以外の仕上も十分可能な
しっかりとした部材で下地を組んでくれたので屋根がしっかりと見える。
骨組みがしっかりしているので、なかなか格好良く仕上がってきた。
大きさとバランスも何だかよくて、親密な感じがある。

ひろくんはここに住みたいそうだ(笑)。
でもこれくらいの小屋でも一人なら十分住めるかもしれないね〜。
余計なモノさえ持たなければ。
・・それは誰もが心のどこかで憧れる暮らし方かもしれない。
子供の頃抱いた夢のようなものと
執着を捨て去った大人の行き着く境地の
双方の想いが混ざり合った、究極のミニマムな住まいとしての小屋。
例えば、良寛さんなんてまさにそういう両方を兼ね備えた境地で小屋(庵)に
暮らしていたわけだし・・。
小屋は、普段人の心奥深くに眠っている脱俗、脱社会に通ずる想いに
はたらきかけ、目覚めさせるシンボル的な存在なのかもしれない・・・なんて。
ここはお風呂なんだけど、
お風呂もある意味そういう「脱」でどこか超越的な場所かもしれませんね。
火と水から出来るお湯に身をゆだね、汚れを洗い流して清める場所ですから。
人がお風呂に魅かれるのも、
どこかかなり奥深い魂の古層に呼びかけてくるものがあるゆえに、
という気がします。



左官の宮部さんが壁のサンプルを沢山持ってきてくれた。
サンプルといっても既調合の製品を塗る訳ではなく、
土やすさ、漆喰などの材料の配合を変えて一つ一つ作ってくれたもの。
いつもどの現場でも沢山見本を用意してきてくれるのでありがたい。
色々あって、見ているだけでも楽しくなる。
サンプル一つとってもきれいに仕上がっていて、左官に対する熱を感じる。



和室の壁と吹き抜けの壁をどうするか、ここから検討する。
詳細は出来上がりの楽しみのためにここでは書かないが
和室は深みのある壁に仕上がりそうだ。光の変化も味わえて
かつ落ち着いた雰囲気になると思う。
吹き抜けの方は漆喰の白壁だけど
かなり柔らか味のあるふんわりとした仕上がりになるのではないかと思っている。
サンプルの中では一番仕上にセンスと技術が問われそうだけど、
宮部さん、楽しそうににこにこしてました。
実は知らず知らずのうちに、
どっちも宮部さんが塗りたいと思っていた壁を選んだのかもしれないが、
それはきっとお勧めでもあるのだろうし、仕上がりが楽しみです。
かなり上質な感じに仕上がりそうです・・。有難うございます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここでお知らせ。
ほぼ2月一杯でここの工事は終わる予定。
完成後にオープンハウスをする予定はないのですが、
古い家の改装や新築を考えている人で一度現場を見てみたいという方は
ご連絡ください。こちらと時間があえば、作業に支障がない程度
短い時間なら現場を見ていただけると思います。

現場見学を希望の方は
住所・氏名・連絡先、希望の日時、理由などを書いてメールをお送りください。
又お返事させていただきます。

メールは
morita-tkl@rio.odn.ne.jp まで。

森田建築設計事務所 森田徹


| 『改装中』 | 03:27 | - | - |
浴室棟棟上
今日は浴室棟の棟上。
小さいとはいえ、木造の建物が組みあがって棟が上がるのは
何だかわくわくするものだ。



ブロックへの固定のアンカーボルトだけで、
木同士の接合部には金物がついていないので、木部がすっきりと見える。



前回紹介した土台部。
込み栓が打ち込まれて、柱(ここではかなり短いが)が固定された。



上部の軒桁にも同様の仕口で固定される。
前回も書いたように、込み栓を打ち込むことで、
柱が上下に少しずつ引っ張られた状態になっている。
上からの荷重がかかっているのに、
柱自体はその内部に上下に伸びる力が働いているという状態。
そのことを知ったとき、
ヨガのサマスティティヒや太極拳の起勢(チーシー)といった、
始まりの基本姿勢で身体内部に意識する力の働かせ方・状態、
ー『吊られているような』とよく形容するのだけどー
に似ているなあと、
とても印象に残ったのを覚えている。
偶然ながら共通する何かしら理に適ったものがあるのかもしれない。



大工によっては今頃、
木同士の接合部が金物だらけになっていてもおかしくない。
むしろそのやり方のほうが多いだろう。
金物も適材適所で全く否定はしないし、必要な箇所には使えばいいと思うが
木だけで組まれた様子は見ていてもきれいだし、感覚的にも何だか安心する。
もちろん、それは仕口の加工がきちんと出来て、
木組みがしっかりしていてはじめて成立することだけど。
こういう仕事の方が宮大工の櫛谷さんにとっては、実は自然なのかもしれない。
実際、木と木が組まれてこの小屋の棟が上がった様子を見ていて、
とても小さいのだけど、木が活かされている姿とそれを成立させる技術に
あらためて何だか感動した。大工という職能はすごいな・・。
木という素材に触れながら、
頭脳と感覚と身体をフルに使って仕事している、
オールマイティな技術職なのだと思う。
その中でも宮大工という技術大系は
木を活かしながら建築を造っていく知識や方法の宝庫なのだろう。



現場もなんだか活き活きしている。
光の差し込む中、りりしい表情で仕事するひろくん。


大工さんたちの昼食を作った後・・





リラと日だまりで昼寝中の久美。
床の上の光、びわの葉の木陰。




夕方、垂木が取り付けられて屋根らしい姿になってきた。



外壁の板もほぼ張り終わり。
櫛谷建築の皆さん、暗くなるまでご苦労様です。



ここは空が広くなったから、
浴室の窓からこうして月が見えることもあるかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここでお知らせ。
ほぼ2月一杯でここの工事は終わる予定。
完成後にオープンハウスをする予定はないのですが、
古い家の改装や新築を考えている人で一度現場を見てみたいという方は
ご連絡ください。こちらと時間があえば、作業に支障がない程度
短い時間なら現場を見ていただけると思います。

現場見学を希望の方は
住所・氏名・連絡先、希望の日時、理由などを書いてメールをお送りください。
又お返事させていただきます。

メールは
morita-tkl@rio.odn.ne.jp まで。

森田建築設計事務所 森田徹



| 『改装中』 | 23:13 | - | - |
浴室棟木部


浴室棟の木部を加工中の櫛谷さんとひろくん。
親方がいると現場もどこかぴりっとした空気になる。



ブロックの上に土台を据えたところ。



土台下まで貫通したこの穴に柱が入る。
柱の下部を細長く板状に加工して
側面の四角い穴と同サイズの穴を開けた『長ほぞ』をここに差し込み、
『込み栓』という堅木(広葉樹)を15mm程度の四角い棒状に加工した部材を
土台の側面の穴から打ち込んで柱を固定する仕組み。
少しずれて加工された穴に込み栓を打ち込むことで、
柱と土台が引き寄せあうようになるので、しっかりと接合される。
『長ほぞ差し込み栓打ち』という仕口。
伝統的な仕口だけど、最近は木同士を金物で留めることを前提にして
木部の加工をするので、込み栓打ちを省いて
簡略化した『短ほぞ差し』という仕口の方が多い。

ここの改装では櫛谷さんは色々と見え掛かりになる部分などで
こういう仕事をしてくれている。
手間はかかるのだが、家のためにはその方が良い部分もあり、ありがたい。



ずいぶんよい雰囲気になってきた吹き抜けの部屋。
最初は壁を自分たちで塗るつもりだったが、
きれいに仕上がらないのは目に見えている。それではもったいないので
左官の宮部さんに塗ってもらうことになった。よかったよかった。
きっとスカッとした仕上がりになるだろう。楽しみです。有難うございます。

| 『改装中』 | 12:54 | - | - |
節分
今朝、安田邸の食卓になるテーブルを臼杵さんと納品した。
玄関では福助さんが「いらっしゃいませ」。



安田家のご主人、くりとさんに相応しく、
栗無垢板のテーブル。国産漆の拭き漆仕上げ。
・・来て早々、家によく馴染んでいますな。



デザインを私が担当し、制作は臼杵さん。
形がシンプルな分、実際の作り手のセンスが仕上がりをかなり左右する。
毎回、臼杵さんの木の扱いやフィニッシュ具合に感心するが
今回も何とも格好よく、気持ちよく納まっている感じがする。
貴重な国産漆を『中国産の漆が手元になかったから』という理由で
惜しげもなく使ってくれたおかげで、
少し黒っぽくどこかしっとりとした質感に仕上がった。
『丈夫さは中国産とはくらべものにならんよ、使っていくときっといい味が出る』
と飄々とした表情。



・・・表向きの理由はどうであれ、
実は臼杵さんの中では、もうあんまり中国産を使いたくない、と決めている
のだろうな、と思った。
中国産漆には油が混ぜられているので、仕上がりや耐久性に影響するらしく、
国産漆と使い比べてみてその良さを確信したのだろう。
出来るだけ国産漆を使いたいという、臼杵さんのものづくりに対する本気は
今年、浄法寺に長期の漆研修に行くという決意にも現れていると思った。
自分で漆を調達できるようになるために、本腰を据えて学びに行くそうだ。
・・頭が下ります。陰ながら応援しています!



安田家には
ものや意識がしっくりと納まるべき場所に納まったような、
そんな居心地のよさが漂っていて、楽しげな暮しを感じる。
このテーブルも早くもその一部になっていて、よかったと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

家のほうは工事が進んでいる。
今日は土間側の床板が張りあがって、庭に面するところに古建具が入った。
もはや改装前の印象が思い出せないくらい、
明るく新しい家になったのを感じる。



この建具、実はもともと安田家に入れた古建具と一揃いの兄弟で
2枚ずつ分け合った。
同じ建具でも、場所が違うと印象が変わるものだ。



キッチン周りの下地。



以前キッチンのあった場所。
古いレンガ積みの腰壁が、床が出来て又新鮮な印象に映る。

今日は途中、思いがけないハプニング(詳しくは久美のブログで)もあったが、
考えてみれば節分に相応しい出来事だったような気もする。
家が自らを生まれ変わったと確信したから、
その姿を見てほしくて大家さんを呼んだに違いない。
変わりましたよ、嬉しくなって家がそう宣言したのだ。

この家の改装も櫛谷建築の皆さんでなければ、
こんな風に仕上がってこなかったろうと確信している。
どうも有難うございます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

世界は一人一人の心のありようの投影だそうだ。
否定的な感情をもてば、それが現象として現れるし
肯定的な感情を持てば、そういう世界になる。
だから否定的な感情がなくなればそういう現象も現れようもない。

一人一人の心の投影が現象世界を形作っているのならば
一人一人は独立した個別の存在ではなく、
全ての人の意識は一つに繋がっているのだということが分かる。

個に思えるものがちょうど生命体の中の一つの細胞のようなものだとすると
それが単独で存在しうることは有り得ない。
個が単独で存在しうるという誤解が、
がん細胞のような存在を生んでしまうのかもしれない。

一つに繋がっているのだから
利己的な考えや否定的な感情というのは不自然なものだということになるし、
本来有り得ないことになる。

だから不自然だと思うようなことをしなければ
結果的に本来のあり方に落ち着くということになる。
そうすると、肯定的な感情は本来的なあり方そのものだ。
愛や思いやりや感謝や喜びなどとして、
認識している諸々の感情は人が生命として基本的に持っているもので、
素直にそれを発芽させ、育てていくことが、本来のあり方なのだろう。

その感情が投影される世界も、
その状態が本来のあり方なのに違いない。
それはきっと楽しい素晴らしい世界だろう。

だから、常に肯定的な感情でいましょう!

| 『改装中』 | 00:02 | - | - |
設備配管


順調に進む現場。土間の方の床が張り始められた。



今日はガスと給排水の配管工事。
床下にこれらが仕込まれて、床板を張ることができる。



水返しのモルタルの立ち上がりを配管で壊さないように
ガス配管用の塩ビ管が周到に準備されている。さすが、ベテラン西田さん。



キッチンの予定位置。ここはコンロ台が来る。


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