森田建築設計事務所が設計して、
なんばパークスで工事が進行中のURBAN RESEARCH DOORS。
前回見に来てから1週間が経つ。
壁の漆喰が塗り終わり、塗装や石の目地詰め等、完成に向かっての
細かい仕上げの部分に入っている。
細々した仕事はまだ色々あるが、一つ一つ仕上がっていくと
微妙な違和感が消え、全体が馴染んでいくようだ。
白漆喰の壁面と光の対話が面白い。
壁に尖った角がない事で、途切れなく続く光の色の変化が
空間に膨らみや余韻を感じさせるようだ。
什器や服が入って来るとまた印象が変わるだろうが、
その時にモノに余韻を与えるような余白になってくれるといいと思う。
ウェイティングに革張りのソファが据え付けられる。
今日、その革の部分が出来上がった。
イタリアのタンナー(革職人)が、ネイティブアメリカンのテント、
ティピのイメージで少しラフな素材感を出して仕上げた牛革を張っている。
使い込んでいくと、とてもいい味わいになって来ると言う。
・・皆さん、店を訪れたら是非とも座って、革の仕上げに一役かって下さいね。