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上門前の家から展覧会のお知らせです。 「後藤典子 の ウォルドルフ人形展」

 

 

 

 

 

「後藤典子 の ウォルドルフ人形展」

 

日時  2019年3月 22日 23日 24日 

13:00〜18:00

 

場所  森田建築設計事務所 上門前の家

京都市北区紫野上門前町5

075-495-0440

 

住宅地ですので自転車を止める場所がございません。

公共の乗り物 または、車でお越しください。

近くのコインパーキングをご利用願います。

 

.

.

後藤典子 の ウォルドルフ人形展によせて    

森田徹

.

 この人形たちから放たれる

無垢な愛おしさはなんでしょうか。

世界を、目の前のあなたを信じて、

ただそこに在るから、でしょうか。

 

 ウォルドルフ人形はシュタイナーが

「子どもたちには、

自身の想像力で補う余地のあるシンプルな人形を」

と提唱し、

世界各地で作られ続けている人形です。

素材には子どもの肌に馴染む自然なものが用いられます。

頭部と下腹部には羊毛を硬く丸めた核を秘め、

胸部は張りを持たせ柔らかく。

これは人間の身体構造を本質的に再現した、

この人形の構造の特徴です。

 

 後藤典子さんは

和裁の仕事をされていたお母様のもとで、

幼少時より手仕事に親しんできました。

30代、ある手仕事をきっかけに

「『手』は世界に筒のように開かれていて、

手を通して自分の内面が作るものにそのまま浸み出される」

ようだと思うようになり、

同じ頃にシュタイナー教育に出逢って、

ウォルドルフ人形を作り始めました。 

 

 人形を作るときは、

技術的なことは意識で捉えつつも、

「ちょっと、自分を半意識的な状態にして」

作っていくそうです。

「手には、できるだけ『我』は通さず、

世界から受け取ったものに応えるだけ」という感じで。

彼女の手を導いていくのは、

日々の作業の前にカーテンを開けて、

「庭の植物や鳥や猫や、お日さま、雲、風、雨、

そういう生命あふれ移ろいゆくものたち」

と自由な行き来をすること。

世界に対して両腕を広げ

“アー(A)” と開き受け入れる状態になって、

それらのふるまいを

さやかに確かに感じながら、

淡々と手を動かしていきます。

出来上がっていく人形は

まだ見ぬ引き取り手の子どもと

既に繋がっているように感じられます。

 

 各パーツを組み合わせて

人間の形になったとたん、

ふわっと明るく輝くものがあると言います。

 

 あなたの目の前の

この人形が宿しているその光は

何なのでしょうか。

彼女の言うように人の形は

そういうものを宿す器なのでしょうか。

それとも、「我」という

自意識や感情に濁されずに行為されたゆえに

もたらされた光なのでしょうか。

いずれにしても、

あなたは同じものを

自身の中にも見出すかもしれません。

目の前の人形を通して。

 

 

.

後藤 典子

和歌山在住。16歳と14歳の娘の母。

2014年に和歌山にて

シュタイナー幼稚園「こども園ほしの子」を

小さな子どもを持つお母さんたちと立ち上げ、

担任を務める。

手仕事が好きで、とりわけ子どもたちへ

お誕生日の贈り物を作ることに幸せを感じる。

2018年よりウォルドルフ人形製作の活動を開始する。

.

 

 

 

22日初日は、

後藤典子さんに聞こう 育児のお話 相談会 6名 予約制

 

お菓子工房パルフィ松本くんからホットケーキ

料理教室森田からハーブティーまたは、紅茶 コーヒー付き

 

13:30〜14:30 会場にて

参加費 2000円

 

参加ご希望の方は

森田久美 Instagramダイレクトメールまたは、

料理教室森田、

または

森田建築設計事務所のホームページよりご連絡ください。

 

お名前 

連絡先

基本的に子供さんとの参加は出来ませんが

乳幼児の子供さんであれば、ご連絡ください。

.

22日

料理教室森田から春のちらし寿司お弁当の販売を行います。

会場当日の引き渡し 予約制

料理教室森田のちらし寿司 1100円

 

ご希望の方は 

森田久美 Instagramダイレクトメールまたは、

料理教室森田のホームページよりご連絡ください。

 

お名前 

個数

ご連絡先をお知らせください。

数に限りがございます。

.

22日会場では、

料理教室森田が喫茶を行います。

 

23日 24日会場では、

お菓子工房パルフィ松本くんの

ホットケーキ🥞 や 素敵なおやつが並びます。

.

作品は販売していますが、

全ての作品を皆さんに会期内見て頂きたいため、

作品の引き渡しは後日 または、郵送になります。

また、オーダーもお受けできますので、

スタッフにお声がけください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 上門前の家 | 09:37 | - | - |
「民家は生きてきた」 ー オダチ組 (心根 古民家後日譚)

 

最近、出逢った

『 民家は生きてきた 』(伊藤ていじ 著)

という本。

数年前、鹿島出版会から復刊された名著。

建築家の内藤廣さんのまえがきがまた

出版時のおよそ50数年前から現代までの時間差を

一気に埋め合わせてくれるような、よい文章で

書店での立ち読みからつい購入してしまいました・・。

(この本を読んでいたであろう、僕の師匠の世代の建築家達の

古民家に対する思いや感じ方の背景も見えてきて面白かったです。)

 

興味深く読んだのですが、

その中で「山陽路」という章の中で、

丹波地方の民家についての記述があり、

その特徴のひとつとして、オダチ組が出ています。

 

茅葺屋根の小屋組みとして、

丸太を合掌につき合わせて組むサス組という形式が

一般的なのですが、

近畿地方だけ、

特に丹波地方と紀州南部に多く見られる形式として

棟木を受ける束(オダチ)を立てて、

そこからほぼ放射線状に太い丸太の垂木を流す造りがあり、

それをオダチ組と呼んでいます。

 

心根さんの古民家は

実測の際、小屋裏を見ていて

普通のサス組ではなく、棟束が立っていたので

珍しい形式だなという印象がありました。

それがどうやらこのオダチ組だったということを

この本であらためて知りました。

 

 

実測時の小屋裏。

葺き替え用のわらが沢山積まれています。

(無人の期間、アライグマの寝床になっていたようでした・・)

中央に棟束(オダチ)が見えます。

手前と奥の二本並んで立っていますが、

貫でつながっているわけでもなく、

独立で立っているだけです。

この本では、

丹波民家ではオダチの両脇にトリイと称する構えで

支えているのでかなりしっかりしているとの記述がありましたが、

それとは違い、より古式な造りにも見えます。

 

 

また一方では、

合わせて合掌(サス)的な部材

(中央の垂木丸太の内側に斜めに立ち上がる部材)も使われており、

サス組とオダチ組の混淆した過渡的な手法のようにも見えます。

といって、

この民家が時代的にそれほど古いものとは思えません。

 

−棟札も見つからず、築年月日は不明です。

近所の方の話では

少なくとも100年以上は経っているとのことで、

明治かそれよりも古いものだろうとのことでした−

 

 

今回の改修では

ここは空調機本体の設置場所になりました。

 

 

100年以上重ねた日々の炊事の煙による煤が

いくらでも落ちてくるので、

透湿シートでカバーすることにしました。

 

オダチ組の特徴としては

オダチに荷重がかかるので、

棟束を受けている中央列に柱が並ぶことになるのですが

ここでもそのようになっています。

そして、改修前は

その列(エントランス正面の丸窓のある壁面通り)の

を抜いた箇所があったために

その部分がかなり下がっていました。

今回はそこを上げ直した上で、

補強する柱を新たに入れてあります。

 

心根さんのある高槻市中畑は

元々丹波の一部で、

都に近い、いわゆる口丹波といわれる地域にあたります。

この辺りからぽつぽつとオダチ組が始まり、

これより丹波の先のほうへ進むとそれが主流になっていくようです。

技術の切り替わる地域としての特徴を

よく示す一つの例だとも言えるかもしれません。

 

 

この本、『民家は生きてきた』の著者による概説の最後に

「民家は保存さるべきである」という一節があります。

(以下引用・・

 

 民家は人間がつくったものである。この人間がつくったものにたいして、

等しく敬意を払うことは、人間の努力に対する正当な評価であり、

まさに人間的な行為である。

 しかも私たちがこうした民家を有意義に保存できるかどうかということは、

過去の遺産の研究資料的価値の大小よりも、

むしろ現代再建のイメージが豊かであるか否かにかかわりあっている。

建設のために民家をこわしてよいとする者は、

人間の努力に対する軽蔑であると同時に、それは自らの努力が

後世の人たちから軽蔑を招きかねないほど怠慢であることを

予想させるものであり、自らの現在の努力への誠実さを疑わせるものである。

つまりそれは彼等の建設のイメージが、いかに貧困であるかを告白するものに

ほかならない。

 もし私たちが誇り高き現代人としての自尊心をもっているならば、

祖先への郷愁ではなくして、

むしろ輝かしい構想力に満ちた未来への現代的象徴または反映として、

民家を保存すべきであると考える。

そしてその保存法方はひとつである必要はない。

現在国指定の民家にたいして行われているように、復元も一法である。

但し百年以上も前の形式に復元された場合、

私たちはもはやそこに住めないという欠点はある。

第二は軸組と外観を生かし、造作工事の変更、仕上げの改善、

設備の現代化によって、民家を再生させ住みつづけながら誇りをもって

後世に伝えることである。第三は、手法としては第二と同様であるが、

博物館・旅館・店舗等に用途を変更し、リサイクルさせるものである。

それぞれの方式には特徴があり、私たちは選択をすればよいのであり、

ひとつの形式に固執する必要はないと思う。

 

・・・引用終わり)

 

 

心根さんはここでいう「第三の方式」で改修されたものです。

私たちはここで出来る限りの

「輝かしい構想力に満ちた未来への現代的象徴または反映」としての

仕事をしたつもりですが、

それが加えられることによって、

また民家はこれからも

「生きていく」ことができるようになるのだと思います。

 

 

この本のこの箇所は

古い家を直す仕事をするものにとって、

心励まされる熱きものを感じる文章でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 19:19 | - | - |
町家改修

 

現在、京都市内の街中の方で

町家の実測調査中。

 

 

実測調査は毎回、ちょっとした探検のようです。

小屋裏に入って梁の上を歩き、

床下に入ってほふく前進で土の上を進む、

という行為もそんな感じですが、なにより、

その際に出逢う一つ一つの出来上がったものを通して

建てた大工さんをはじめとする職人衆や、

又、建築主(施主)の

様々な想いや考えに出逢っていくことになるからです。

見える空間を彷徨いながら、

見えない思考や意図の空間をも又同時に

探っている感じがします。

 

 

今回のこの家は町家でありながら

民家的に架構と間取りがぴたりと一致していて

造作の柱でも遊んでいません。

町家に限らず、古い家だと、

例えば、造作の床柱の上には梁が入っていない

ということの方が多いのですが、

そんな箇所が見当たりませんでした。

 

でありながら、

数奇屋的な造作もふんだんにあって

よく練られた家だと感じます。

 

 

棟札が見当たらず、残念ながら

築年月日や棟梁、施主の名前はわかりませんでした。

火打ち梁が入っているので、

大正末から昭和頃かと思います。

 

 

トオリニワから見ている時には

モルタル塗りでわからなかったのですが、

床下に入ると長手の軸組通りの下は

レンガ積みの布基礎になっていました。

 

 

100年も経つと基礎コンクリートも

風化したようになっているのをよく見ますが、

ここのレンガ積み基礎には

そのような傷みはなさそうでした。

 

・・コンクリートは条件によっては

耐用年数が長くも短くもなります。

当時、レンガの方が材として耐用年数が高い、と

ここを設計した棟梁(又は設計者)は考えたのでしょうか。

上部軸組みを見ていると、ここでも

何かの意図があってレンガを選んだのだろうと、

そしてその意図はどうやら的を得ていたようだと思います。
 

 

実測調査をしていると

これからの改修に向けて

どこをどのように変え、直すのが適切なのか

家の方が教えてくれるような感じがあります。

 

まずはその声に耳を傾けつつ・・・

 

建物の全体像を把握するべく

図面化していく作業が始まっています。

 

 

新たな条件を受け入れるときに、

この家からどんな姿が現れてくるのか

楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| - | 11:53 | - | - |
心根

 

届け物があって久しぶりに心根さんへ。

 

 

暮れの開店以来、

二ヶ月ほど経ちましたが、

早くも予約の取れにくい店になりつつあるようです・・!

 

 

テレビで放送されたこともありますが

何より、一度来られたお客様は

心根さんのおもてなしの心、

 

 

喜び楽しんでゆるりほぐれ

心の根っこによい水になるようにとの

「氣」のこめられた料理とおもてなしにまた

きっと逢いに戻ってきたくなるでしょうし、

 

 

誰か知り合いにもとっておきの場所として

連れて行きたいと思うに違いありません。

 

 

この二ヶ月ほどの間に

訪れた沢山の方がそうやって

よろこばれてきたからでしょうか

 

 

お店全体、人にも場にも

開店当初の緊張感が抜けて

やわらかな印象と

活き活きと動いているさまが

うかがえて、

 

 

嬉しく思いました。

 

 

 

道中、山の間を抜けていく道行きもまた楽し・・

 

京都縦貫道の篠インターを降りてR6で川沿いの道は

雑木の山間で春は桜に新緑、秋は紅葉を愛でつつ、

山の奥へ進んで行きます。

 

京都市内洛西からは、

途中に金蔵寺()という古寺を擁する

古い峠道をゆくルート(R733)もあり

− かなり細い道できついヘアピンが続きますが、

道中の森閑とした雰囲気や垣間見える市内、

峠を越えた所の森の雰囲気は静けさに満ちて素敵です。

休日は自転車や山歩きを楽しむ方もちらほら・・

上の写真はその峠を降りて京都側に降りてきたあたり・・

※対向車とのすれ違いもしにくいような細道なので

山道の運転にそれほど慣れていない方には

あまりおすすめではないかも、です −

 

高槻方面からは

やはりR6でこちらも山間の川沿いの道、

去年の台風で道沿いの木々が根こそぎ倒れてしまいましたが

近々、順に撤去していくそうです。

木立の続く山間を抜けて

樫田で明るく開けた里に出た時の印象も心弾みます。

途中の採石場の傍を抜ける時は

砂埃を避けて窓を閉めますが

あとは窓を開けて風を受けたくなるような景色です。

 

 

 

道中もおもてなしという心根さんへぜひ

予約の取れるうちに (^^)!

 

 

 

 

心根

大阪府高槻市中畑久保条15-1

072-691-6500

 

https://www.cocorone0309.com/

 

 

 

< 工事の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 06:49 | - | - |
あけましておめでとうございます

 

 

 

 

 

新年明けましておめでとうございます。

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

今日から仕事始めです!

 

 

お知らせです!

 

1/8(火) 6:45〜 放送 の 

 おはよう朝日です (朝日放送)

『和牛のこんなところにポツンと美味い店』

 

1/19(土) 11:00〜 放送の 

LIFE 〜ゆめのかたち〜 (朝日放送)

 

にて 心根さん() が紹介されます。

 

心根さん HP 

 

 

 

 

ぜひごらんになってみてください。

 

 

 

 

森田建築設計事務所

森田 徹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| - | 11:51 | - | - |
竣工  ( 心根 古民家改修 12 )

 

 

家具作家の田中輝明さんの

手になるテーブルが搬入されてきました。

 

 

北海道産のいたやかえでに

柿渋とオイル拭きを施したもの。

 

 

椅子ともよく合っています。

 

 

南の間。テーブルが揃って

お客様を迎える準備が整ってきました。

 

 

 

 

店主・片山さんの学生時代からの友人で

カメラマンの原野純一さんが

竣工写真を撮ってくださいました。

繊細な美しい光をとらえる方で仕上がりが楽しみです。

 

 

グランドオープンを控えて

片山さんはじめ

スタッフの皆さんにも希望と新鮮な緊張感が漲ります。

 

 

大屋根の下、

明るく生まれ変わった深い軒が

お客様をゆったりと迎えてくれるでしょう。

 

 

12/3に

外構工事も一段落し、現場は一通り終了しました。

庭や蔵はまたこれからの楽しみに、少しずつ

整っていくことでしょう。

 

 

櫛谷建築の皆さま、

古い民家の手のかかる作業に加えて

地震や大雨、台風といった打ち続いた天災に、

法手続に伴う工事などなど、困難の続く工事でしたが

最後までゆるぎなく美しい丁寧な仕事で納めていただき

どうもありがとうございました。

 

現場監督の太田垣さんに去り際、

別れを惜しむ隣のおばあちゃんの様子を見て、

建物だけでなく周りの方々との関りも丁寧に整えて頂いたことを

感謝します。

 

 

生まれ変わったこの古民家は

心根さんの料理とおもてなしで

みなさまに感動とよろこびをもたらしてくれる場として

永く息づいていくことでしょう。

 

みなさまどうぞ山間のこの素敵な環境の中、

道中も楽しみながら、脚を運んでみてください。

きっとよろこんでいただけることと思います。

 

 

心根

〒569-1001

大阪府高槻市中畑久保条15番1

072-691-6500

 

https://www.cocorone0309.com/

 

 

 

・・おこしになる際には

お店のすぐそば、

中畑のバス停前にある氏神様の

大神宮社にもぜひお参りされてください。(

心根さんをここに導かれた、

食の神様 豊受気昆売神(とようけびめのかみ)が祀られる

小さな、清々しい気に満ちた神社です。

伊勢神宮の外宮にもお祀りされています。

今回の工事の間も

ずっと見守っていただいた感じがします。

 

 

 

森田建築設計事務所

森田 徹

 

 

 

 

 

 

 前回

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 09:11 | - | - |
現場より  ( 心根 古民家改修 11 )

 

師走も半ばを過ぎ

冬至となりました。

もうすぐクリスマス、

今年も残すところあと10日ほどです。

 

心根さんも

12/7にグランドオープンを迎えてから

もう早や2週間近くが過ぎました。

 

 

お店の方が実際に料理をし、

お客様へのおもてなしが始まって

場としてのいのちが息づいているのを

昨日、家族でうかがって、うれしく見せてもらいました。

 

直接、行って見て

心根さんの料理に感動して

場と合せて楽しんでいただければと思います。

 

 

で・・遅くなりましたが

現場報告をもう少し。

 

先月の末、

黒土間のおくどさんが

仕上がってきました。

 

 

朱の漆喰磨き仕上げ。

黒磨きタイルと黒土壁の中に

あかあかと映えます。

 

 

仕上げの朱漆喰磨きが

熱の影響で傷むことがないように、

火床の耐火煉瓦積みの外側に通気層を設け、

その外側にもう一度、レンガ積みして

それを下地に左官仕上げを施してあります。

火床内側は耐火モルタル塗り仕上。

通気は足元から入り、

火床上の鉄枠の下から抜けるようになっています。

かなり手の込んだ造りですが、その分、

磨き仕上は長くもつでしょう。

左官匠宮部さんと相談して造りを決め、

詳細図を起こしました。

 

 

釜をかける方の火床。

 

 

炭床側の火口。

鍛冶の宇根田さんに上の鉄枠と合せて

空気調整用の可動蓋を造ってもらいました。

 

煙や熱気は

元々ここの上部にあった

おくどさんのための煙り抜きの部分を利用しつつ、

換気扇を仕込んで排気できるようにしてあります。

 

 

仕上がったエントランス土間。

 

 

たたき風土間に

山石で円を描きました。

上がり段の手すりはこの家にあった鋤()。

 

北の間の客席。

 

 

壁付の照明器具が設置され、

窓には上げ下げ障子がはめられました。

桐板の壁とわびすけで古色付けされた柱梁、

そして、さわらへぎ板と檜で造られた唐棟天井が

清々しく光を映します。

 

この部屋は元々座敷の裏側で

煤で真っ黒になった低い天井に

巾の狭い開口がただ一つだけある

三方を壁に囲まれたナンドでした。

 

建物の北東角で開ければ澄んだ静かな光が入ります。

その光を美しく受けようと想ううちに、草案のスケッチの中に

「てりむくり」の唐棟(からむね)天井が現れてきました。

 

唐(から)という呼び名が付いていますが、

この形は、日本のおかれた状況の下で

想像と創造が満ちて生まれてきた日本独自のものです。

(このあたりのいきさつは立岩二郎氏の著書

『てりむくり』に詳しい。大変面白い一冊です。

 

構造補強のための水平構面で低く抑えられた窓際の天井が

室の内側で伸び上がるように膨らむさまと呼応する形

 

やさしく包み込みながらも閉じない自由さのある形

 

そして静謐な光に相応しく、

この場所や季節の恵み、農のいとなみ、いのちに感謝する

しつらえのできる雰囲気をもたらす形・・・

 

この室にはたらいていた見えないうごきが

この形をもたらしたとも言えそうです。

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 08:08 | - | - |
現場より ( 心根 古民家改修 10 )

 

明日から師走、気がつけば

もう今年も残すところ一月になりました。

 

現場の方はおかげさまで

外構工事をあと少し残して

無事に竣工しました。

12/7 には 心根さんはグランドオープンを迎えます。

年末、冬の始まりの澄んだ空気の中、

高槻・中畑の気持ちよい山ふところで

美味しいお食事を楽しんでいただけます。 ⇒ 心根さんHP

(心根さんのHPのトップページに

今しばらくは元の正面の姿の写真が出ています。

下の写真と見比べると

その変わりように驚かれるかもしれません・・)

 

現場からの報告は少しさかのぼりますが・・・

 

 

外構工事も進んできました。

アプローチの飛び石も据えられ、

砂利が敷かれてきました。

 

エントランス土間も仕上がりました

 

 

以前ご紹介した鋤は

正面の階段の手すりになりました。

 

 

円窓

少し欠けた円は

心根さんの料理で

丸く満たされることでしょう。

 

エントランスの根継した柱は

今回の工事の象徴です。

 

 

少し大きくつくった根継部は

又長い長い年月の後に

乾いて縮んで既存の柱のサイズと揃います。

 

 

黒土壁と黒タイルと黒鉄板のある

黒土間

 

おくどさんの仕上作業が進んでいます。

 

 

土塗りの上に漆喰磨き仕上の

下地塗りを施しています。

 

 

客席へ上がる階段と手すりの

色付けが施されました。

あとは来られたお客様の手で歳月を経て

仕上がっていくでしょう。

 

左手の収納引き出しと建具は

この家の造作で使われていたものを再利用したもの

 

 

想い出のシールと共に

親方の粋

 

厨房の中も整いました。

 

 

機器たちも始動を待っています。

 

 

外部にプロパンガスボンベも設置完了。

 

軒下に砂利が敷かれました。

 

 

白木の化粧軒天井、

木舞打垂木が連なる心地よい眺め

 

 

 

 

幾度となく通った峠道

この眺めともあと数度で

しばしのお別れ

 

 

数日後・・

 

 

椅子が搬入されてきました。

 

 

革張りの座の椅子と

籐編みの座の椅子は

どちらも肘掛がついて

ゆったりと座れます。

 

 

レジ周りに電話などが設置されました。

 

 

レジカウンターは欅の古材天板と同材の框組。

壁側にはおもたせが並びますので

漆喰パラリの白い壁としました。

 

この3つのペンダント照明は

店主片山さんと一緒に探した

アンティークの菊型のガラスシェード。

お店に行かれましたら、

どうぞその上の天井もご覧ください。

3灯とも吊り元もアンティークの菊型の陶製ローゼットで

揃えてあります!

 

 

外部では

駐車スペースの区画を示すコンクリートの工事が進みます。

 

 

 

 

< 前回    つづく >

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 23:15 | - | - |
現場より ( 心根 古民家改修 9 )

 

竣工を目前に控え

現場では

熱の入った作業が続いています。

 

 

軒下に出来上がってきた

犬走り土間に映る

梅の影 

 

 

隅々まで

見違えるように生まれ変わった姿に

最初の姿を想い

胸が熱くなりました

 

 

レジカウンター周りは

元々この家にあった古建具で

構成されています 

 

 

仕上塗りを待つ

土塗りの終わったおくどさん

 

 

ワラスサ入りの黒土塗りで

壁の仕上がった黒土間

空磨きされた古い柱や梁は

引き締まったツヤを湛え 蘇った表情

 

 

煤竹格子の立ち並ぶ

黄土塗り円窓 

 

 

4種の木の染料で染められた

竹紙貼り壁の仕上がった床の間

枯れた舟板や栗古材とよく取り合っています

 

 

竣工までもう少し

現場の皆様よろしくお願いいたします

 

 

 

< 前回   つづく 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 18:48 | - | - |
お米さん収穫祭

 

先日の日曜日、

今年のお米さん収穫祭が上門前の家にて行われました。

 

今年は天候のせいもあって

田植え、稲刈りともに山田さんの機械にお任せで

私たちは何の作業も出来なかったのですが

それでもこうして

かかわりのある皆で集まって

お米さんの新米を頂くのはよろこばしく、おめでたいこと。

厳しかった夏の暑さや色々乗り越えて、

収穫できて頂く事が出来るのは感謝しかありません。

今の田んぼになってから今年で10年です。

 

今年の収量は今までと比べると随分少なかったのですが、

山田家くんちゃんによると

理由は色々、

天候による影響がまず大きいようですが

その次には収穫時期が他の稲と少しずれている分

鳥たちに食べられる量もそれなりに多いようです。

又手刈りだとわらが田んぼの土に還されないのですが、

それも土を肥やすという意味ではマイナスになっていたようです。

 

手刈り、はざかけには

天日干しのよさもあるのですが、

はざかけしたあとに雨が降るとカビが生えて

乾燥が十分でない状況も生まれてきたり・・と

一長一短なところはあります。

 

色々諸事情もあり、

これからは機械で収穫ということになりますが、

こうして関わった皆でよろこびあえる機会が

これからも続いていきますように、

皆さんと一緒に続けていきたいと思います。

 

収穫祭では10年前には山田家にしかいなかった子供たちが

沢山増えて、今年もまた新しい赤ちゃんが2名デビュー!

会場を駆け回る子供たちの笑い声と

皆さんの持ちよりおかず、

そしてお米さんの新米ご飯のおいしさで

皆、ほかほかと幸せに満ちた気持ち。

 

山田家の皆さん、

今年も一年沢山お世話になりどうもありがとうございました!
参加してくださった皆さん、どうもありがとうございました!

又来年も一緒にお米さん仕事を楽しみましょう!

 

 

感謝合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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