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現場より ( 心根古民家改修 7 )

 

10月に入り、

おかげさまで

大きな山を越える事ができました。

感謝です。


 

現場も進み、

いよいよ仕上工程に入ってきました。

ここまでの様子を振り返ってみたいと思います。

 

 

台風ではこのような被害もありました。

 

 

修理の後、

現場は進行していきます。

 

 

厨房前のカウンターや

周囲の壁下地が姿を現してきました。

受け止める面が出来て、

煙出しの高窓からの光が生きてきます。

 

 

空調設備を仕込んでいます。

 

 

機器本体は大屋根下の屋根裏に納め、

そこからダクトで各室に送ります。

 

手前、南の客室では

造作と天井が進んでいます。

奥の北の小間でも天井の作業が始まっています。

 

 

北の小間は

てりむくりのある唐棟天井になります。

曲線の垂木が並んでいます。

 

 

唐棟妻壁の空調吹き出し口。

寸法的にはなかなかタイトでしたが、

チャンバーボックスなどうまく納めてくれました!

 

南の客室では・・

 

 

床の間が姿を現してきました。

栗、松、舟板などの古材を組み合わせて

造りましたが、

よく馴染んで一体のものになった感があります。

 

カウンター客席は

垂れ壁と天井下地が出来て

空間のボリュームが生まれました。

 

 

・・落ち着いた席になりそうです。

 

正面の大きな横長の窓は

店主・片山さんが立ちはたらく背景になります。

緑と光を導きいれるピクチャーウィンドウですが

このサイズ・形状のまま、

窓が開くように仕掛けを考えています。

 

 

それから数日後・・

 

 

土間に埋め込む石を仮置きしていきます。

これらの石も柱の下の石も全て

元々ここの家で使われていたり、

敷地にあったものを選びました。

 

 

造作が進んでいます。

 

 

お!

思わず手を触れたくなるような・・・

 

・・階段ができてきました!

 

 

土間から客席へと上がる階段です。

これから料理を頂くにあたって、

気持ちの高揚するような

なんだか楽しくなるような

手すりになればと思いました。

お客様、皆に触られて、

つるつるぴかぴかに

なってくれたらいいなと思います。

 

本歌は駒場にある

日本民藝館の大階段の手すりなのですが、

櫛谷さんの手になって、

図面で描いていたときより

雰囲気のあるものに仕上がったようです。

 

この階段を上がるのはなかなか楽しい・・

 

 

そして、

さらに奥の部屋では・・

 

 

北小間の

唐棟天井が出来上がってきました。

さわらのへぎ板が美しい光沢を見せています。

 

 

壁には桐板が張られていきます。

 

北の部屋なので

静かに明るく落ち着いた場になっていきます。

 

 

その間に

南客席の床の間の壁面に貼られる

竹紙が出来上がってきました。

 

 

檜、杉、楠、そよごと

四種の木からとった染料で染めたもの。

 

自然な色合いから感じるのは

色というよりは微細な波動

心身がゆるみくつろぎ

やすらいでいくように感じます。

 

竹を伐ってから

四度の星霜と数々の工程を経て

生まれた表情です。

話を聴いていると

あの硬く青々とした竹から

ここまでに至るには

本当に惜しみない多くの手作業と

発酵などの作用がはたらいているのがわかりました。

とても貴いものだと感じます。

 

枚方の竹紙作家

田上武子さんの手になるものです。

(実は久美のお母さんです)

 

 

それから数日後・・
 

 

エントランス正面の十六夜窓から。

黙々とはたらく現場の人・・

 

仕上工程が進んでいます。

厨房の壁面に

黒タイルが貼られてきました。

 

 

手で一枚一枚、

作られ、磨かれた黒タイルは

独特のむっくりとした厚みと

やわらかな雰囲気を湛えています。

 

 

益子の郡司製陶所の手になるもの。

 

そういえば、

郡司さんにはこの計画の始まった頃に、

なにかここの参考に、と閃いて

日光と中禅寺湖を廻る旅に出た際に大変お世話になったのでした。

あの時見たり感じたりしたなにごとかは

ここに繋がっているのだと思います。

 

エントランスから客席への

もう一つの階段。

 

 

古材で巡り逢った肥松の段板。

齢経て、材になってもなお

染み出す脂のつややかさ。

 

 

様々な表情の要素が

集まって、

新しい場が出来つつあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 20:09 | - | - |
オガワジュンイチさんのちきゅうがっこう  「アセンションについて」

 

 

10月9日

上門前の家にて

オガワジュンイチさんのちきゅうがっこう

テーマは「アセンションについて」

 

 

お越しいただいた皆様、

どうもありがとうございました。

今回、私も一緒に

お話を聴かせて頂きました。

 

これからの地球についての話で

これほど希望と光に満ちた印象を

受けたのは初めてだったかもしれません。

 

話し手や書き手の

立ち位置や観点によって、

同じ事柄についての表現が

違うものになったり、

語られない部分があったり、

筋道が変わったり

することはままあることです。

 

ジュンイチさんの話には

いのち を信じていることと

愛 がまずあって、

そこから言葉が紡ぎ出されて

いるような気がします。

彼の魂が根ざしているところ

 

そこにそうように

光のモナカ

同じところから森田久美が

生み出したお菓子

 

 

love and peace

 

 

またきっと、

よいときにお話会の機会があると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 上門前の家 | 16:54 | - | - |
現場より ( 心根 古民家改修 6 )

 

台風21号から1週間、

ようやく

高槻市街地から現場への道が開通しました。

 

ちょうどその道を通る機会があったのですが・・

 

 

なんか一瞬よくわからないのですが、

これ、全部風でなぎ倒された木々です。

植林された杉や桧。

まるでつまようじみたいに倒れていました・・

恐るべし自然の力。

一方で、一山越えると何とも無いところもあったり、

風道に当たったところが容赦なくやられたような印象です。

多分道路の上もかなり木々が散乱して

相当カオスな状況だったと思います。

復旧作業の皆様ご苦労様です。

よくここまで復旧したなと思いますが

山を見ているとまだまだ作業は沢山ありそうです・・・。

 

 

現場はおかげさまで無事でした。

お隣の山の木々が同じように倒れましたが

幸い近辺の人家にも被害は無く、

ただしばらく断水状態になったのが大変だったと思います。

 

現場も台風補修対応で皆しばらく追われていました。

それでも屋根屋さんや足場屋さんは

今もまだ忙しい状況がずっと続いているようです・・

 

 

少しずつ又元のペースに戻りつつある現場・・

 

 

化粧軒天井の化粧垂木が設置されてきました。

 

 

板張りで生まれた

明るくすっきりした雰囲気に加えて

落ち着きとリズム感、

そして端正さがもたらされたようです。

 

 

垂木と小舞の組み合わせは

清々しい軽やかさも湛えていて、とても好きな形です。

垂木は猿頬に面をとって、光を受ける面を多様にしています。

 

 

室内の造作も進んでいます・・

 

 

壁の切り替わる箇所。

 

搬入された古材を

組み合わせてどのように使うか検討していきます。

これは栗古材の框に松板の組み合わせ。

 

 

場に置いてものを見て決めていくと

そこから必然の新しい形・意匠が生まれてきたりします。

材料と場所と行為に沿って生まれてくるかたち・・

そこに立ち会うのは面白い時間です。

 

厨房・・・

奥の壁面に光の当たっている前が

店主の片山さんが立たれるところです。

 

 

厨房は様々な設備や機器が集中してくるので

色々と気を遣うところです。

天井内や土間、壁の中など見えないところに

様々な設備機器や配管が仕込まれてれています。

 

ここの厨房は

それぞれの作業によって場の雰囲気が

少しずつ変化していて、

働いている姿がきっと美しく見えると思います。

 

 

厨房前からエントランス方向を見たところ

 

元からあった架構の部分に

新しい部材が付け加えられて

違う場に生まれ変わっていく様子

 

まだまだ沢山の作業が重ねられて

新たな場が生まれていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 17:51 | - | - |
現場より ( 心根 古民家改修 5)

 

しばらく間が空きましたが

その間、酷暑の夏に

台風21号や北海道での地震と天災が続いて

気持ちが落ち着く間もありません。

これ以上の被害が広がらないことを祈ります。

 

今はこの台風のために現場へ続く全ての道路が

通行止め状態です。

何より現場周囲の集落の方々の生活道路でもあるので、

早い復旧を望みます。

 

 

台風までの現場では・・

 

 

構造補強が大方終了し、設備の工事が始まりました。

 

 

店内に新設されるエアコンの配管を設置。

 

 

新旧の部材が組み合わさって

躯体がしっかりとしました。

 

 

化粧軒天井のための下地が進んでいます。

 

数日後・・

 

 

今日もよく晴れて暑い一日です。

 

 

化粧軒天井の板張りが始まりました。二人一組で

板を一枚一枚合わせ、

欠き込み部などを確認して張り進んでいきます。

 

 

この日、

軽トラに荷物と道具を積んで

臼杵さんが香川からやってきてくれました。

 

 

現場のお隣の倉庫を借りて

カウンターの天板に漆塗りの作業を始めます。

 

 

心根さんが

枚方の店舗で10年間使っていた栃のカウンター。

製材してウレタン塗装を剥がし、

拭き漆で新たに仕上げます。

 

 

まずは1回塗り。

へらをつかって薄く延ばしながら塗りこんでいき、

温度と湿度のある中で漆を硬化させて、しばらく日を開けてから

再度重ね塗りして仕上げます。

 

 

 

合わせて

この舟板にも漆を施してもらいます。

文字通り、舟の一部だった板は

水に洗われ、長い時を経て、柔らかい部分が無くなり、

枯れて木目が浮き立ち、艶消しの光沢を放ちます。

最後に一つ一つ丁寧に手で磨いてこの表情が生まれます。

今回、客席の中でも大切な場所に使われます。

 

その間に現場では・・

 

 

化粧軒天井の板が張り進みました。

杉の白太の板が

日光を明るく反射させて屋内に導き入れています。

 

 

数日後・・

 

漆塗りの塗り重ねが終了しました。

 

 

このまましばらくこの倉庫内で寝かせます。

1ヶ月程度は開けないと

皮膚の弱い人はかぶれることもあるそうです。

 

現場では

玄関部分が形を現し、表情が生まれてきました。

 

 

元々、この左側に玄関があったのですが、

実測調査中に出入りしていても

なんとなく落ち着かない感じがあり、

計画をプランしている最中に方位を確認してみると、

ちょうどそこは裏キモンに当たる場所。

そこで玄関を右へずらしてプランし始めると、

たちまち新たな平面が立ち現れてきました。

 

家は基本的に

住む人のお役に立ちたいと思っているはずですが、

意に反して住まいする人に

よくない影響をも与えてしまうことに

遺憾な想いがずっとあったのかもしれません。

 

何かがするするとほどけて

一新されていくかのように新たな場が立ち現れてきたのには

家がその遺憾さから開放されるよろこびも

後押ししていたのかなと、そんな印象がありました。

 

 

数日後・・雨降る現場

 

 

化粧軒天井の仕上げが進行し、

壁面の左官下地が始まっています。

 

 

内部では

造作の壁が立ち上がり・・

 

 

そこに穿たれた窓から周囲の緑が

生き生きと入り込んできます。

そのように感じられる、場所との新たな関わり。

 

 

蔵の中にあった鋤。

木の柄に鉄がついた古い形のものです。

 

 

鉄の部分は錆付いていましたが

鍛冶屋の宇根田さんに頼んで蜜蝋を焼き付けてもらいました。

 

 

錆付いた表情が

美しく古びた風情を醸しています。

鋤の原形は焼畑農業でも使われるくらい、

原初的な農具でもあり、また

すき焼は元々畑で、

この鉄の上で料理をしたところから生まれたそうです。

 

 

(摂理にそって)農作物をつくることで土を作り、

大きく見れば地球環境を整えている農家さんを応援するためにも、

その側である、

(料理の素材になる)農作物の生まれるところに行って、

料理をしたいという心根店主 片山さんの想いを

どこか象徴するような農具です。

 

このお店でも

そのようなことを来られるお客様の

無意識にそっと語りかけるように使いたいと

考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 18:50 | - | - |
現場より (心根 古民家改修 4)

 

暑い日が続く中、

現場も進行しています。

 

現場に入る前に

ここの集落の氏神様にお参りします。

大神宮社といい、

豊受姫命をお祀りしています。

食物・穀物を司る女神で

伊勢神宮の外宮に奉祀されています。

 

 

懐深く、明るく開けた草原を抱き、

巨木の森の静謐と木漏れの薄明、

湧水の流れる音が響いてゆく

ここは神おわすと

感じる場です。

 

豊受姫命のおっしゃる言葉は

心根さんが日ごろから料理の際に心がけてこられたことと

とてもよく似ていました。

縁あってここに導かれたのだと思います。

 

現場の方は・・

 

 

新たに設ける化粧軒天井の

下地が出来上がっていました。

 

 

はねぎと垂木下地は

 

 

天秤状になっているので軒先で下がらないように

上からの材で受けて固定しています。

 

同じ下地が

大屋根下の三方に回っていきます。

 

 

既存の梁組み、

 

 

外部が再び閉じられて

大屋根の下の懐深い闇と光が活き活きと戻ってきます。

 

 

一方、

現場以外の場所でも

ここのための材料が製作されています。

 

益子の郡司庸久さんの郡司製陶所にて

 

 

厨房壁面に張る黒タイルの製作が進行中。

 

 

昔のおくどさんのレンガを思わせる

黒い磨きのタイルです。

手作りのタイルで、

手で磨いた表面は微妙なやわらかさとつやを

湛えています。

 

 

仕上がりが楽しみです。

 

 

 

 

暑い中、あちこちでこの場所のための作業が進んでいます。

皆さんご苦労様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 10:20 | - | - |
現場より (心根 古民家改修 3)

 

前回は地震のことを書いていましたが

今回は大雨で、現場はしばらく中断しました。

現場へ行く道の路肩が崩落していたり

道路際で崖崩れがあったりで

ここ数日、いつも使う道は日中、

復旧工事で通行止めになっています。

京都からの細い峠道も通行止めで、大阪周りでないと、

日中は現場にも行けない状態です。

現場は特に被害は無かったですが、

大きな被害にあわれた地域や方々のことをおもうと心が痛みます。

早く復旧することを祈っています。

 

 

そんな中、日中の復旧工事を避けて現場入りし、

作業を進めています。

 

軒天井を新しく造ります。

 

 

軒裏まで板金で巻いた茅葺屋根だったのですが、

軒先でかなり低い位置まで下がってきていたので、

下方を少しカットし、

はねぎで下地を組んで化粧軒天井を設けることにしました。

 

茅葺の断面は中の方はそれほど傷んでいないようです。

 

 

既存板金屋根の軒先のラインにかなりむらがあるので

作業は大変そうですが・・・

かなり印象が変わることでしょう。

 

 

外壁の下地が出来上がってきています。

角柱の新たな根継が見えます。

 

自然災害もあり、

又、既存との取り合いなど、作業も難しいところが多々あるので

容易には進みませんが、少しずつ着実に新たな姿が

立ち上がりつつあります。

 

現場の皆さん、ご苦労様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 06:06 | - | - |
現場より (心根 古民家改修 2)

 

 

先日、18日の予期せぬ地震に

高槻山中の現場も揺れました。

幸い、ここに来るまでに

構造補強や傷んだ部材の交換などが

ある程度進んでいたこともあって

何事も無く、ひとまず安堵しました。

 

写真は根継した柱と

新しく入れなおした足固め。

 

以前は、地形的に高くなった家の裏の方から水が流れ込んでいて、

ほとんどの柱の足元が傷んでいました。

もしそのままの状況でこの地震を迎えていたら

もたなかったかもしれません。

 

 

地震当時、現場にいた大工さんたちは

縦揺れが主だったような印象で

家がひしゃげるような横揺れはあまり無かったと言っていました。

軸組みが大きく変形して土壁が破損したような痕跡

見当たりませんでした。

 

このあたりの地盤もよかったようです。

 

 

今回の地震

地震波の周期が0.5秒以下とかなり短い極短周期で、

家屋が共振して倒壊につながりやすい1〜2秒周期の

地震波ではなかったようです。

(とはいえ、高槻茨木では家屋の被害も出ているようですが)

ただしこの周期の揺れは、ブロック塀や家具を倒す、

水道やガスなどの配管を壊すといった被害が起きやすいようです。

 

 

 

まだガスの復旧が済んでいない地域や家屋の損壊に合われた方、

避難されている方もいらっしゃるようですが、

大きな余震も起こることなく

早く穏やかな日常が戻ることを祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 心根 − 高槻の古民家 』 | 11:04 | - | - |
北中幸司 銅版画展 @Gallery SU

 

 

 

 

北中幸司 銅版画展

 

 

草花から木、風景へと、描く題材の広がりとともに、

以前より大きな版を制作するようになった北中幸司さん。

木々の呼吸する空気に包み込まれながら、じっと耳を澄ませて

観ていたくなるような作品です。ぜひご高覧ください。

 

 

2018年6月16日 - 7月1日

 

12:00 - 19:00

 

休廊日 19日 26日

 

作家在廊日 16日 17日

 

Gallery SU 

東京都港区麻布台3-3-23

和朗フラット4号6号室

phone:03-6277-6741

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

久しぶりの北中さんの個展。

前回からはじまりつつあった風景などの大きな作品が

どのように展開していったのか、

とても気になるところです・・

 

東京近辺の方や、

この時期東京へ行かれる方は、

ぜひごらんになってみてください。

おすすめです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| - | 13:55 | - | - |
スタッフ募集のお知らせ

森田建築設計事務所のスタッフを募集します。

基本的に建築や設計の実務経験者で、
CAD(JWを基本とする)を使えること
普通免許を持っていること
建築の学校を卒業していることです。
男女不問とします。

主にCADによる設計図面の作図など、
設計補助を行うことから、です。
その他、上門前の家などで行うイベントや行事のサポートも行います。

HPのコンセプトの文章をよく読んで、
共感できる人。

こころを十分にはたらかせながら、
私たちと同じ方向を向いて心を合わせて働きたい、
という方を募集しています。


興味のある方はまずメールでご連絡ください。

履歴書と志望の動機を文章にしたものを送っていただいた上で、
面接を行います。

 

 

           森田建築設計事務所          森田 徹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| - | 15:51 | - | - |
京都・岡崎の家 6

 

連休の前、

ようやく竣工を迎えました。

 

玄関 

 

 

壁面を土壁で塗り直し、

左手に新たな収納と飾り棚を設置。

 

正面は厨房へと続く折れ戸で、

チェッカーガラスの古建具に合わせて

新規に1枚造り足しました。

 

照明はもともとこの家で使われていたもの

 

玄関右手の和室から見ると・・

 

 

新設の収納は

欅古材の天板と栗の框で組んだものに

古建具を合わせました。

 

狸の置物はずっと前庭にいたのですが、

改修前は怒っているような顔だったのが

家がきれいに直って表情が穏やかになった!と

お施主様が話されていました・・

 

和室入口の障子と

けんどんの角桟舞良戸は元々のものです。

障子を張り替えて清々と新たに。

 

和室
 

 

元は

台目2畳の前室と4畳半に分かれていましたが

1室にまとめて新たに収納を設けました。

北の縁側〜前庭に続く3枚障子は

引き込みで全開放できます。

 

右手の書院は

開口前の引き分け障子と

掘りこたつ式の机を新設

天板は欅古材と栗古材框で組みました。

 

 

正面奥は古建具3枚を立てた新設の収納。

左手は主室へ続く3枚引き込みの戸襖、

右手は3枚引き込み障子で

和室から主室へ大きく繋がるようになっています。

 

掘りこたつ座卓は

天板と脚を外し、堀こたつ内に収納して

上に畳を載せると、大きな6畳間になります。

畳際の枠が外せたり、

天板コーナー下に手が差し込めるようになっていたりと

なかなか細かく気配りされた、櫛谷さん作の座卓。

 

主室

 

 

元は

中の間2畳、6畳、縁側に分かれていたのを

1室にまとめました。

 

南庭前の開口は引き込みにしてあるので

このように全開放できます。

南庭に白い塀を新設したので

印象として、室内からそこまで一続きの場が

生まれました。

光を反射させて室内を明るくもしています。

 

和室の建具も全部引き込めるので

前庭から南庭までが

繋がった大きな空間になります。

 

屋上テラスを設けて

出来てきたハイサイドライトから

勾配天井ごしに光が室内奥へと導かれます。

 

 

主室から厨房を見たところ

 

厨房との間には古材天板のカウンターを設けました。

その上はガラス屋根からの光が室内へ導かれています。

 

床仕上は杉板に柿渋塗り。

まだこれからも次第に

自然な赤色を発色していくでしょう。

壁はほんのり

黄みがかった左官のドロマイトプラスター塗。

 

厨房

 

 

新たなシステムキッチンを設けて一新しました。

左手収納の建具は

元々縁側で使われていたボーダーガラス入りのガラス戸。

1本溝に3枚片引きで1枚分が開口になります。

 

天井は

屋根下に断熱材を設置した勾配天井に。

白塗りで明るさを増します。

 

2階

 

 

こちらも元は

3畳と6畳の2室に分かれていたのを

板張り床で一つにまとめました。

 

天井を撤去して

大きめの丸太梁を白く染めて表しとし、

左手の丸窓にはFIXガラスをはめて再生。

 

右側階段も駆けなおし、

その上に天窓を設けて明るい部屋に。

 

境には3枚太鼓貼り障子を片引き込みにして

階段室との繋がりと区切り、

天窓からの光をほのかに導くように。

 

 

正面の窓は

物干しからあらためられたテラスへ続く開口。

3枚引き込みガラス窓で全開口にできます。

1階南開口と同じようにロール網戸を設けているので

虫を気にせずに全開しておけます。

 

 

室内側には

階段室側へ引き込める3枚引き込み障子。

開閉式の枠ホダテも設けているので、

きちんと閉じられます。

部屋の印象がずいぶん変化します。

 

 

新たに設けられた収納は古建具を入れました。

手前の角繁桟戸は引き出すと

可動収納が出てくるようになっています。

 

 

この部屋の床の色は

色々検討して、

白染めの上にさらにもう一色重ねて仕上げました。

深みと落ち着きが出て

いい感じに出来上がったと思います。

 

 

工事中には色々出てきて、

変更もいくつもありましたが

その都度状況の中で、

ふさわしいものや方法を見出すことが、

現場の皆と、又お施主様とも一緒に検討することで

出来たように思います。

 

 

今回もまた、

櫛谷建築さんには惜しみのない仕事をしていただき、

どうもありがとうございました。

 

 

おばあさまから受け継がれ、

新たによみがえった家でのくらしが

よろこびに満ちたものになりますように

お祈りいたします。

 

 

 

森田建築設計事務所

森田 徹

 

 

 

前回<

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 京都・岡崎の家 』 | 06:04 | - | - |
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