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錦の家 4 (解体)

 

去年の年末から

解体工事が始まりました。

 

まずは東側。

 

 

厨房からトイレ辺りを撤去しました。

 

 

和室側の床もやり直します。

 

 

2階。天井が外されて小屋裏が現れました。

 

 

右上に

部屋側に張り出した小屋裏収納が見えます。

素の状態まで戻されてリセットする感じです。

 

こちらは西側。

 

 

こちらも床が撤去されました。

下地から傷んで凸凹していました。

 

 

2階。幻想的な光。

短手方向にほとんど壁が無かったのがよくわかります。

 

 

1階は土間コンを打ちます。配管を設置中。

古い配管は勾配が十分取れておらず、材質的にも

問題が多かったのでこれで安心です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

現場の現況はというと・・

 

東側。

 

 

1階は厨房が再構成されて出来上がってきています。

 

 

2階。天井と壁の仕上がりがほぼ完了です。

全く趣を一新しました。

 

 

天井は

杉柾目赤味勝ち角材を底目地で詰め打ちしました。

(なかなか大変な作業でした・・ごくろうさまです。)

無垢の存在感、

木肌の色と艶、

そして部屋に満ちる木の香が

新鮮な印象と

すっきりとしながら豊かな雰囲気を醸し出しています。

 

タイルとの取り合いも新鮮です。

 

 

そしてこちらは西側。

 

床にナラのダメージフロアを張っています。

製材されたものが経年変化した材ですが、

味わい深い印象になっています。

 

 

現場は手のかかる大変な箇所を

おおむね越えたかと思います。

仕上に向かって進行しています。

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 錦の家 』 | 19:51 | - | - |
錦の家 3  (before-2)

 

こちらは西半分。

元の建物を残して、東側と繋ぎつつも

内部は分けて別々につかえるようにしてありました。

長年貸家として使われていました。

 

 

出窓の斜め壁に導かれて玄関へ。

古びた石の腰壁と木部が味わい深い印象を。

 

 

出窓内部、ミセ。

腰掛けて仕事が出来るようになっています。

こじんまりとした感じが好ましい。

 

 

その奥は台所と階段が続きます。

内部仕上はプリント合板が貼られていますが、

元は漆喰壁と梁や柱が見えていたのではないでしょうか。

 

 

台所。タイル貼りの下は

多分レンガ積みでもありそうな手ごたえ。

 

 

奥の和室。仕上はどこも同じになっています。

庭の方には水周りや倉庫が。 2階もほぼ同様の仕上げ。

 

・・・で、既存の合板をはがして調査を進めます。

 

 

ミセは想像通り、

漆喰壁と2階床梁あらわしのツシ天井でした。

 

 

2階も上下カッパにマスクで完全防備の上、解体。

積年のホコリなどで大変ですが、

これでようやく梁組みや柱の位置がわかります・・・。

 

実測調査の上、現況図をおこして計画を進めます。

 

こちらも1階は

まちライブラリーやギャラリーのように使う、

パブリックに開かれたあり方。

2階は当初のように東と繋がった

プライベートな場として再編します。

 

構造的には壁を増設し、

柱や梁を適宜交換、補強、増設して

不足している部分を補うことに。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

現場の今の状況は・・

 

 

このようなところまで仕上がってきています。

以前の面影はかなりなくなりましたが、

あらたなかたち、

あらたな場として、建物が蘇ってきました。

仕上がりが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 錦の家 』 | 13:22 | - | - |
錦の家 2 (before-1)

 

実測調査のときの様子です。

元々あった家の

東半分を建て直したのが昭和16年に出来た部分です。

 

玄関。

 

 

正面の建具より手前は

ほぼ建築当初のままだそうです。

 

 

数奇屋的な意匠。

(足元に実測道具が転がっていますが・・)

 

玄関脇には洋風な応接室があります。

 

 

こちらも調度品以外は当時のまま。

腰張りにテラゾが張ってあります。

代々続く石屋さんで、

当時お祖父さんは石造洋風建築に携わっていた・・

という様子が偲ばれます。

 

 

応接室内部の意匠は和洋混交のスタイル。

お祖父さんが設計時に描かれたスケッチが残っていて、

正確なパースで細部までしっかり描かれたものでした。

 

このあたりの部屋は

今回の改修でも触らずにそのまま残します。

 

ここより奥の生活空間は

これまでにも幾度か改修されてきています。

 

玄関から続く、厨房から一連の水廻り。

町家ならトオリニワになっているところですが

建築当初からハシリはなく、

床が上がってタイル貼りの流しが設置されていたそうです。

流しの横には板石で囲った井戸もあって

洗濯もそこでしていたとか・・・

 

 

現況は先代のときに現代風に改められた

水周りの続く奥行のある空間です。

キッチンからトイレや洗濯、浴室まで

水周りが一列に連なっていて機能的なのですが、

当初あったであろう採光や通風が失われて、

流れの滞った場所になっていました。

改修するならそれをまずあらためたい、という印象。

 

 

水周り部分と居室の和室を繋ぐ茶の間。

 

 

応接室へも2階へも通ずるここは

家の人が必ず集まってくる心臓部みたいなところで、

お祖父さんはそのことを見越してか

ここにお仏壇も設置されていたのでした。

ご先祖さまはいつも家族と一緒、という感じ・・

ご家族で集まって話をするのはここが多かったとか。

こじんまりと落ち着く場でもあります。お茶も近いですし。

 

 

茶の間の南に続く和室二間。

手前は建築当初からの座敷。

床の間や箪笥の納まる造作もお祖父さんの意匠。

その奥は当初広縁だった部分を後に拡張して室内にしたところ。

お祖母さんがいらっしゃったそうです。

 

その先の庭。

 

 

広縁があった頃は今より広くて、

建築と作庭の勉強のため、重森三玲氏に師事していたお祖父さんが

作庭された庭があったそうです。

左手は増築された浴室。内部からの眺めはいいですが、

外観(アルミサッシ)は庭にはあまり調和していない感じです・・。

 

 

茶の間から階段を2階へ上がります。

 

 

なかなか凝った造りの素敵な階段なのですが

外からの光が全く入らず、

昼間でも照明を点けなければならないのを

改善したいとのこと・・確かに暗いですね。

 

 

上の写真の右手奥に見えていた北側の和室。

ここも当初のまま。

今回ほとんど変えないのですが、

廊下以外に南北に通風する経路がほしい、ということで、

廊下の隣にある納戸を介して

その先の南側の部屋、開口へつながるように考えます。

 

 

くだんの南側の部屋。

和室とその南に増築された洋室。

 

 

子供室です。想い出がいっぱいありそう・・

 

 

南側の洋室。

 

 

垂木構造の低い屋根が印象的です。

 

 

さて屋根裏に上がってみると・・

 

 

階段の上にこんな空間を見つけました。

これは何か活かせそうです・・

 

 

その先の南の和室の上にも

たっぷりとした

小屋裏空間がありました。

ここも活かさない手はない感じがします。

 

今回の改修ではこの東半分の

1階をパブリック的な使い方に、

2階をプライベートな生活空間として

再編することになっています。

 

 

残る西半分についてはまた次回。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

さて、

今日の現場はかなり進行していて・・・

 

 

左官の仕上塗りが始まっていました。

空間が仕上がって、変容していくさまは

何度見ても不思議な感じがします。

場のありようががらりとかわっていくからです。

それを一番実感するのが

壁が仕上がっていくときかもしれません・・

開かれていた内部が

縫合されて閉じられていくような、

まるっきり別次元に変わるような・・・

そして、新たな世界がそこに現れてきます

・・そんな印象があります。

想像の中では見知っていたのですが、

それでもいつも新鮮な出逢いです。

 

全体が仕上に向かって速度を速めつつ、

着実に進んでいます。

 

 

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 錦の家 』 | 19:07 | - | - |
丸太梁 ( 秦町の家 1 )

 

今、寝屋川市で

住宅の新築工事が進行中です。

 

先日、そこで使う丸太梁の選定に

豊能郡の製材所へ行ってきました。

 

 

山里の中にあってちょうど藤の花が満開。

簡素な建物とその配置も素敵な製材所です。

 

 

ここにあるのは広島産の松。

たくさんある中から寸法と形状の合うものを探します。

今回、工事でお世話になります

木村工務店の現場監督・篠田さんと

材木・岡房商店の岡本さんと沖大工さん。

 

 

候補になりそうなものを

一本一本リフトで上げてもらいます。

 

 

2階小屋の地棟として通っていくものと

それに十字に架かる梁が化粧で見えてきます。

現場の前面道路が狭くて大きな車が付けられず、

長い材の搬入が出来ないので地棟は継いで使います。
そこに十字にかかる梁は組んだときに

ちょうどよく合わさりそうな曲がりが必要で、

かつ寸法も大きくなり過ぎないもの。

 

 

曲がり具合とひねり具合を確かめつつ・・。

色々な丸太を見て架け方の相談をしているうちに、

当初、太鼓挽きだけの予定だった加工を

沖大工さんの提案もあって、

丸太同士もきれいに合わせられ、

寸法の微調整も出来るので

ちょうなで大きく八角形に手はつりする方がよいのでは、

ということになりました。手間は増えますが、

手をかけただけのことはきっとあるでしょう。

 

 

選定された松丸太。

沖さんの加工場に運ばれます。

お施主様の了承も得て、丸太梁の手はつり加工へ入ります。

 

手加工の様子。

見えている道具がちょうなです。

 

 

この道具で全面少しずつはつっていきます。

 

 

ちょうな(手斧)という道具は

かなり古くから使われているもので、

登呂遺跡の出土品の木にも

はつり跡が残っているものがあるそうです。

 

 

こちらは『春日権現記絵』に描かれたちょうなはつりの様子。

絵の描かれた1309年当時、鎌倉時代には台鉋はまだなく、

板を平らに削るのにもこのように手斧が使われていたようです。

 

 

 

仕上がった後に少し薄く古色をのせると

ハツリ面がきれいに現れてきて美しいでしょうね。

沖さんごくろうさまです。仕上がり楽しみにしています。

 

ちょうなに想いをはせながら、

この梁を見上げるのも

住んでからの楽しみの一つになるかもしれません。

一つ手を加えることで

一つ新しい美しさと

新しい世界へ繋がる扉が開いた・・・

ようです。

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 秦町の家 | 06:53 | - | - |
錦の家 1

 

去年の暮れから始まった現場です。

 

昭和16年にお祖父さんが建てられた家を

 

 

今、お孫さんが改修しています。

これは新築当時の写真。

 

 

2階の一室。解体前実測調査時の様子・・

 

 

天井のある和室二間から・・

 

 

壁と天井が

解体されて2室が繋がって・・

 

 

新たな天井が出来上がり

 

 

二間が装いを新たに

ひとつながりの場に生まれ変わっていきます・・

 

・・全体の仕上げが進んできました。

 

これまで何度か手を入れられてきて、

今回また新たな場へと。

 

今回の改装では

住まいでありながら

家族ばかりのための場ではなく

町や周囲の人へも開かれた場をもつことになります。

 

この現場の様子を工事を振り返りながら

ご紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『 錦の家 』 | 18:24 | - | - |
”The Shades of Spring” - 春の陰翳- 今井康雄 展覧会 

 

 

 

”The Shades of Spring” - 春の陰翳-

今井康雄 個展

 

 

時間 2017年5月19日(金) − 21日(日)

   12:00 − 18:00

 

場所 上門前の家 森田建築設計事務所

 

 

 

今井さんの花にいざなわれた

うつくしき三日間

 

 

 

おかげさまで

無事に終了しました。

 

 

お越しいただいた皆様、

どうもありがとうございました。

 

 

 

展覧会のタイトルになった

”The Shades of Spring” - 春の陰翳- は

イギリスの作家、D・H・ローレンスの小説のタイトルです。

 

展覧会の会期中、入口のところに

掲示された今井さんの言葉がありました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

               春の陰翳

 

 サイソンはたまらなく嬉しかった。さまよう魂の様に彼は自分の過去の国へ帰って

きた。そしてそれが変わらぬ姿で、自分を待っているのを見出した。榛は矢張り小さ

手を嬉しげに下方に伸ばして居り。こちらの野生ヒヤシンスは昔ながらに色青ざめ

て、繁った草の間や草むらの蔭にチラホラ見えていた。

 傾斜面の高みにある森の中の道は、その辺で暫くゆるやかにうねっていた。辺りは

丁度山吹色を出しかけた小枝のある樫に取り巻かれていて、車葉草ややまあいの小株

ヒヤシンスの叢などが下一面に菱形模様を描いて広がっていた。倒れた二本の木は

そのまま径に横たわっていた。サイソンは、険しい、デコボコした斜面をゆるぎ下り

て、また広々とした場所へ出て来ると、今度は森の中の大きな窓から望むように北の

方が眺められた。

       ―ローレンス短編集 D・H・ローレンス著、岩倉具栄訳、新潮社―

 

 

 

わたしは若い頃、イギリスの作家のD・H・ローレンスの小説を読むのが好きで

した。かれの小説の何が良かったかというと、それは彼が田舎の自然を記述す

るその方法でした。彼の小説で好きな作品の一つに「春の陰翳」というものが

あります。私はその題名に何かしら引き付けられるものを感じました。それと

いうのも、わたしは家の近くにある森をひとりで散歩に出かけ、木々の足下に

野の花を見つけるのがたのしみで、森かげのひんやりとした空気や、木々から

たれる樹脂の芳香を感じるのが好きであったので。そんなわけでサイソンと

いう小説の登場人物が彼の田舎の森を通り抜ける時の感動を作家が表現する

方法にこの上なく親密さを感じました。

 

                        2017年、5月、今井康雄

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

会期の間、

上門前の家はまるで今井さんが歩いた

森の中のようになっていたのかも

しれません

息をひそめて

木の根元に

咲く花を見つめ 

その呟きに耳を澄ませた

あのひとときの永遠を

絵と向き合う私たちも

感じ 心ふるわせて

いたのかもしれません 

 

 

 

森の中で

思いがけず出逢う泉の

清冽な湧き水に

喉をうるおすかのように

ここには料理教室森田からの

フルーツあんみつがありました

今井さんのイメージでつくられたもの

庭の葉陰で名残のばらを眺めつつ

絵の余韻とともに

 

 

 

またここで出逢う機会を

楽しみにしています。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| - | 18:02 | - | - |
”The Shades of Spring” - 春の陰翳- 今井康雄 展覧会 のお知らせ

 

 

 

 

素敵なお知らせがあります。

本日から上門前の家 森田建築設計事務所にて
始まります
”The Shades of Spring"-春の陰影-
今井康雄 個展へ寄せて
鍋島くみこさんが今井さんの絵から受けた
インスピレーションでピアノ演奏をしたCDが出来ました。

Organic Piano improvisations by
Kumiko Nabesima
featuring Ysuo Imai Exhibition
"The Shades of Spring"
at Morita Architect's Office

会場にて流していますので
今井さんの絵を見て頂きながら
耳を傾けて頂ければと思います。

響きあう色と音

”The Shades of Spring” - 春の陰翳-

今井康雄 個展

 

時間 2017年5月19日(金) − 21日(日)

   12:00 − 18:00

 

場所 上門前の家 森田建築設計事務所 http://morita-architect.com/

              京都市北区紫野上門前町5 

   ⇒ map


鍋島くみこ さん
ピアノ即興演奏

https://www.youtube.com/watch?v=sA3g37i_MM0


profile:HPより
「響奏の吟遊詩人」主宰
アカペラ・ハーモニー「風の歌」 指導
 即興ピアノ 演奏活動
 国立音楽大学 ピアノ科卒業 
 学生時代に、故佐々木基之氏に師事。
 音を聴きつづけることで、瞬間・瞬間の響きの立体空間を開いていく・・・
 という方法で、音の本質へアプローチしています。

 

「風の歌」
 一般のアカペラコーラスとの違い
「風の歌」のハーモニーの特徴は、他の方たちの出される声を、徹底して聴いていく!!
という所にあります。
 声を出す意識に、動かない所や、硬直しているところがありますと、
 聴いている・・と思っていても、実は聴こえていない・・ということがおこります。
ご自分の意識と、聴き方のチェックのコツが解ってきますと、
 響きの立体感や膨らみがどんどん感じられてくるようになります。
 聴いて下さる方の、心の原風景を味わって頂ければ幸いです。

 

「即興ピアノ」
 即興ピアノの演奏は、初めの「音」がどこから始まるか・・・も決まっていません。
 全くの即興です。
 次々と紡がれていく、「音のお話」をお楽しみ頂ければ幸いです。

 

「響きを楽しむ会」
 私たちが大切にしている音について、実際に声を出して頂くことをメインにし、お話させて頂く会です。

 

「音のワークショップ」
 私たちが大切にしている音についてお話させて頂く会です。実際にお声をお出し頂きますが、

お話の方がメインとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| - | 04:47 | - | - |
”The Shades of Spring” - 春の陰翳- 今井康雄 展覧会のお知らせ 

 

 

 

”The Shades of Spring” - 春の陰翳-

今井康雄 個展

 

 

 

 

時間 2017年5月19日(金) − 21日(日)

   12:00 − 18:00

 

 

場所 上門前の家 森田建築設計事務所 http://morita-architect.com/

              京都市北区紫野上門前町5 

   ⇒ map

 

 

会場は住宅街で駐輪場がないため、

公共の乗り物または、お車(近くのコインパーキング)を

ご利用お願いいたします。

 

 

 

 

 

⇒ ”The Shades of Spring” - 春の陰翳-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| くらしのかたち展 | 16:21 | - | - |
現場回想:開店に向けて (吉川の古民家 premdan 16 )

 

開店に向けて

この場所にあった家具を色々探しました。

 

縁あってやってきた椅子たち。

 

 

イギリスの古い教会椅子など。

よくはたらいてきた健やかで美しい椅子たち。

これからここで新たなお役目です。

 

ストックルームさん()、どうもありがとうございます。

 

 

テーブルは古いものがいくつかと

木工作家の臼杵春芳さん()に

古材を使って製作してもらいました。

 

 

臼杵さん所蔵のケヤキの古材。

新材と組み合わせます。

 

 

新材とあわせ、組みあがったところ。

これから拭き漆で仕上げます。

 

乾燥期間を経て、先日搬入されました。

 

 

空間が凛とした雰囲気になりました、と坂口さん。

 

ケヤキが沢山使われている家なので、

ケヤキの古材はよく合うことでしょう。

以前、私の意匠したテーブルで、

込み栓などで組んであり

ばらばらにほどくこともできます。

うちの事務所の上門前の家にあるテーブルと

ほぼ同じ形の兄弟です。

臼杵さん、制作をどうもありがとうございました。

 

 

こうして少しずつ開店に向けて、日々準備が整ってきました。

開店がとても楽しみです。

 

このお店は坂口さんにとってはもちろんですが、

私にとっても、よく知る建築の諸先輩方が

前回約30年前の改装に関わっていたこと、

そこをあらためて直すということで

何か深い縁を感じました。

そして、古民家というものへの関わり方やとらえ方、

そこに見出していくものが時代とともに変わってきたこと、

時代、人の意識の変化ということ、

そして変わらぬもの

について、ひしひしと感じ、あらためて考えました。

 

端的に言葉にすれば、

非日常へ飛ぼうとするのではなく

日常へ深く関わることで

見えてくる光に向う ということが

今の時代のこころの求めているところのように感じます。

 

そのベクトルの先には

今までの既製の価値観や考え方を根本的に

あらためるような要素も沢山含まれていて、

そこにまだ見ぬ人の可能性も感じます。

ずっと先には戦争のような発想の生まれない、

平和で美しい世界を人は創ることができるという可能性も

見えてくるようです。

 

一方で、前の時代と先人のはたらき、残した形があって、

私たちはこれからのありようについて考えることができる、

ということも感じました。

 

こうしたことを感じていたのは

坂口さんがここでしようとしているお店のありようについて

考えられていたことと、

こころのどこかが共鳴していたからかもしれません。

もしくは感じていたことが機縁となって

私もここに関わることになったのかもしれません・・。

 

 

以下は坂口さんのこのお店についての想いです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

いのちをいただくことは
いのちをつないでいくこと
いのちあるすべてのものは光

 


人は食べることで
自然とつながり
食べたものがからだのなかで燃え
わたしたちは光そのものとなる

 

 


自然のリズムに寄り添い
天と地をめぐって動く
いのちの流れを受け入れ、
食べることを見つめていくことが
私たちが暮らすこの星への
愛となりますように…

 


プレムダンは、カルカッタにある
マザーテレサの家の名。
サンスクリット語で「愛の贈り物」という意味。

 

 


私たちの内にある、
永遠なるものを信じて
プレムダンと名づけました。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

premdan(プレムダン)

 

オープンは4/27の予定です。

 

 

Lunch 12:00-14:00  
Cafe   14:00-17:00 (L.O.16:30)
Open  金・土・日

673-1123
兵庫県三木市吉川町湯谷175
Tel 0794-60-9256
ランチは、1週間前までのご予約にて承ります。
(スープ、菜食ワンプレート、パン付き)
お一人様 1800円 

ご予約は、営業時間内のお電話にて承ります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

premdan、坂口さんのお店が

光となって

かがやき続けますように。

 

 

 

 

私たちの内にある、

永遠なるものを

私も信じています。

 

 

 

 

 

森田建築設計事務所 

森田 徹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

< 前回

 

 

 

⇒ premdan

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 『吉川の古民家 premdan 』 | 19:25 | - | - |
現場回想:開店に向けて (吉川の古民家 premdan 15 )

 

秋の始まる頃、

色々な調整を経て

ようやく引渡になりました。

 

 

外部。

ショウウィンドウのような形で

FIXガラスのはまっていた正面右側は

一部を撤去して開閉できる窓にあらためました。

古建具を見つけてきて再利用した窓です。

 

 

茅葺の母屋との繋ぎ棟の屋根が切り離されて

屋根の形状があらためられ、

雨漏りの心配はなくなりました。

見た目にも整理されて、なんだかすっきり。

 

中に入ると・・

 

 

大きな茅葺屋根の

深い懐から生まれる

やわらかく穏やかな玄さと静けさ、

外の緑の斜面からの明るく鮮やかな光、

窓を開け放つと澱みなくめぐり流れてゆく風、

聞こえてくる鳥や虫の声、

木の葉や木々のざわめき・・

 

それらの中の一部として、

料理をするいとなみの姿が

あるようにしつらえられた厨房と

廻りの客席の場。

 

改修工事前のお清めのときに

祭壇が組んであった壁面(→No6『あらためて はじまり』)

は取り払われ、床の仕上も変わりました。

 

以前の豪勢な雰囲気から

簡素で静かな雰囲気へ。

 

 

 

開閉できるようにあらためられた窓の場は

外を見ながら座れる

造りつけのテーブル席になりました。

吊り下げられた木製シェードのペンダント照明は

坂口さんが見つけてきたフランスのアンティーク。

 

 

座敷側も畳が敷き直されました。

傷んでいた縁側開口も補修しました。

庭と景色を見ながらほっこりとくつろげそうですね。

 

お店のために新たに設けられたトイレ。

 

 

右手奥の板の部分は

季節によって通風のために外せるようになっています。

 

既存古材板を再利用したカウンターには

古い真鍮の洗面器を再利用した手洗いを設けました。

 

 

排水金物を底に段差無く設置するために

京都の鍛金職人さんに

底の部分を加工してもらいました。

 

 

古足場板を床にした客席。

この屋根を直してくれた地元の茅葺職人の

くさかんむりさん達が使っていたものを譲りうけました。

 

 

新しくできた

漆喰の大きな壁面とイギリスの古い納屋の扉。

並んだ椅子は

縁あって出逢ったアンティークで

イギリスの農夫みたいな椅子たちと

フランスの貴婦人みたいな椅子。

この一角にはピアノを置いて演奏もできるようにする予定。

ライブとか楽しみですね。

 

 

イギリスの古い納屋の扉と

イギリスの農夫みたいな椅子と

足場板床 と 茅葺古民家 はなんだかよく合います。

はたらくもの同士だからでしょうか。

たのもしくて 健やかで 美しい ものたち。

フランスの貴婦人みたいな椅子はピアノが来たら少し落ち着くかな。

 

 

バックヤードの部分も風通しよくすっきりと改修。

 

 

風と光が再び経巡るようになり、

この場所との関りや

建物内での様々な部分同士の関りのありようも

今回再編されてあらたになりました。

 

工事はこれでひとまず終了です。

あかい工房さん、大変手のかかる仕事になりましたが

どうもありがとうございました。ごくろうさまでした。

 

・・・とはいえ、

今回直せていない箇所もありますし、

茅葺屋根はいずれ全体を葺き直さなければなりません。

メンテナンス的な工事はしばらくは継続していくことになりそうです。

 

 

お店のオープンに向けてはまだ少し

家具の準備や器の用意など、

今現在も開店に向けての準備が進行中です。

 

 

 

 

 

> つづく

 

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